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第63回 朝日杯フューチュリティステークス 2012年12月18日(日)15時20分発走 中山競馬場 芝1600m

アドマイヤムーン産駒のレオアクティブが一歩リード

1)父の系統的には3強対決が軸

 過去10年間の父の系統別成績を見ると、ノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系が拮抗。勝率はかなり悪いヘイルトゥリーズン系(主にサンデーサイレンスとその直子)も、しぶとく3着以内に入る傾向があるので無視できない。

 いっぽう、昨年はナスルーラ〜Princely Giftからのラインであるサクラバクシンオー産駒グランプリボスが勝利したものの、この系統は苦戦しているといっていいだろう。以上の4大系統以外が連対するのは、ほぼノーチャンスだ。

 基本的には「3強対決」を軸として考えたいレースだ。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系
4回 4回 1回
32頭
12.5%
25.0%
28.1%
ミスタープロスペクター系
3回 1回 1回
28頭
10.7%
14.3%
17.9%
ヘイルトゥリーズン系
2回 4回 7回
57頭
3.5%
10.5%
22.8%
ナスルーラ系
1回 1回 1回
30頭
3.3%
6.7%
10.0%
その他の系統
0回 0回 0回
9頭
0.0%
0.0%
0.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)母の父サンデーサイレンスに要注目

 過去10年間の母父の系統別成績は以下の通りだ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系
4回 0回 0回 21頭
19.0%
19.0%
19.0%
その他の系統
2回 3回 2回 22頭
9.1%
22.7%
31.8%
ナスルーラ系
2回 3回 2回 34頭
5.9%
14.7%
20.6%
ノーザンダンサー系
1回 4回 5回 58頭
1.7%
8.6%
17.2%
ミスタープロスペクター系
1回 0回 1回 21頭
4.8%
4.8%
9.5%

 特筆すべきはサンデーサイレンスの勝率。フサイチリシャール、セイウンワンダー、ローズキングダム、グランプリボスと、4頭もの「母父サンデーサイレンス」が2歳王者になっている。要注目の存在といえそうだ。

3)父馬は内国産または欧州系でマイル実績を重視

 下は連対馬の父の現役成績をまとめたものだ。

種牡馬 主な活躍場所 主な勝ち鞍
ティンバーカントリー
北米ダート BCジュヴェナイル/プリークネスS
タイキブリザード
国内芝 安田記念
MiCielo
北米ダート キングズビショップS
サンデーサイレンス
北米ダート ケンタッキーダービー/BCクラシック
ザグレブ
欧州芝 愛ダービー
タイキシャトル
国内芝 マイルCS/安田記念
チーフベアハート
北米芝 BCターフ/カナディアン国際S
アドマイヤベガ
国内芝 日本ダービー
クロフネ
国内芝・ダート NHKマイルC/JCダート
ロドリゴデトリアーノ
欧州芝 愛2000ギニー/英国際S
ステイゴールド
国内芝 香港ヴァーズ/ドバイシーマクラシック
キングヘイロー
国内芝 高松宮記念
Bernstein
欧州芝 コンコルドS
メジロライアン
国内芝 宝塚記念
グラスワンダー
国内芝 朝日杯3歳S/有馬記念/宝塚記念
キングカメハメハ
国内芝 NHKマイルC/日本ダービー
Giant'sCauseway
欧州芝 サセックスS/英国際S
サクラバクシンオー
国内芝 スプリンターズS連覇
ディープインパクト
国内芝 3歳クラシック三冠

 以前はサンデーサイレンスを中心に北米ダート血統が強かった。しかし近年は内国産または欧州系で、マイル実績のある種牡馬が成績を伸ばしてきているようだ。

4)勝ち馬の種牡馬がコロコロ変わる

 例年このレースは、新種牡馬の産駒が多数出てきて、海外種牡馬の子がマル外として参戦するなど、出走メンバーの血統は多彩。そのせいか過去20年で複数の勝ち馬を出しているのはサンデーサイレンス(3勝)とブライアンズタイム(2勝)だけだ。

 特にここ15年間は勝ち馬の父がすべて異なっていることに注目しておきたい。

5)母の父は超スタミナ型かスピード型か

 連対馬の母父は、別格といえるサンデーサイレンスを除けば2つのタイプに大別できる。

 超スタミナ型といえるのが、凱旋門賞勝ち馬のトニービンとRainbowQuest、欧州ナンバー1種牡馬Sadler'sWells、さらには天皇賞馬のタイテエムとメジロマックイーン、北米長距離で活躍したManilaとエルセニョール。マルゼンスキーも種牡馬実績を考えればこちらに入るかもしれない。

 いっぽうスピード型はDanzig、ファルコン、StormCat、テンビー、GrandSlam、Bahri、Meadowlake。このあたりは早熟の印象も抱かせる。

 母の父の一番手は前述の通りサンデーサイレンスだが、それ以外では、中途半端な中距離型よりも「超スタミナ型」か「早熟スピード型」であることを重視したい。

結論

 もっとも強調できるのは、父は「ノーザンダンサー系かミスタープロスペクター系」で「内国産または欧州系のマイラー」、そして「過去に朝日杯勝ち馬を出していない」という種牡馬。さらに母父が「サンデーサイレンスか、超スタミナ型か早熟スピード型」という配合だ。

 ただし残念ながら今年の登録馬で上記条件をパーフェクトに満たす馬は見当たらない。

 ドバイデューティーフリーをマイルの範囲内とするなら、その勝ち馬であるアドマイヤムーンは「ミスタープロスペクター系・内国産のマイラー・過去に朝日杯勝ち馬を出していない」種牡馬となる。レオアクティブは父アドマイヤムーンで、母父が超スタミナ型のオペラハウス。同馬が本命候補となるだろう。

 母父サンデーサイレンスを重視するなら、アルフレードとリアルフレア。前者は父がシンボリクリスエス(マイルでデビュー勝ちしており、産駒にもマイル重賞の勝ち馬がいる)、後者は父がフレンチデピュティ(ノーザンダンサー系・北米ダート型)で、ギリギリ狙えそうだ。

【レオアクティブの血統表】

レオアクティブの血統表

【アルフレードの血統表】

アルフレードの血統表

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