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朝日杯フューチュリティステークス特集


中山芝1600m[Aコース]

コース図多頭数の外枠は非常に不利

 今年からJCダートが1週繰り下がった関係で、本競走は5回中山開催の3週目に施行。しかし、本開催は最終日までAコースを使用なので、今年の本競走もAコース使用で行われる。馬場は4回開催で使用した野芝に洋芝(イタリアンライグラス)を混ぜたオーバーシード。例年馬場状態は良好で、内・外ともに痛みは少ないが、先週の日曜日(14日)に雨が降り、終日渋った馬場でのレースになった。この影響がどれだけ残るかは、現時点ではわからない。

 スタート地点は1コーナー横のポケット。外回りコース使用で、マイル戦はおむすび型のコース形態となっている。スタートしてすぐに右に曲がるカーブがあり、外回りコースの山の頂上が最初の難所。多頭数の7、8枠は、脚質を問わず非常に不利となる。フルゲートは16頭だが、外枠を引くと必然的に外々を回らされる。距離のロスがなく競馬を進められる内枠が有利だ。2コーナーから向正面は下り坂。3コーナーから4コーナーにかけてはほぼ平坦で、310mの最後の直線に入る。ゴール前は、残り約200mで2m弱の勾配を駆け上がる急坂が待ち構える。

厳しい流れでの好走経験が強みになるレース写真中山芝1600m

 過去10年の前半600mの平均タイムは34秒6、後半の600mの平均タイムは35秒3。前半の600mより後半の600mが速かったのは、フサイチリシャールが勝った05年(35秒9‐34秒7)しかなく、通常はテンから厳しいペースで入り、終いの時計がかかる。これは前述したコース形態の影響が大きいのだが、いかにもマイル戦らしい淀みない流れになりやすいレースだ。

 よって、まだキャリアが浅い2歳馬であっても、ここまでに厳しいペースを経験し、好走しているかというのが重要になってくる。マイル戦以上の距離経験がある馬でも、道中が緩んだ上がり3ハロンの競馬しか経験していない馬は、ここでは確実に苦戦する。仮に1400mぐらいまでしか距離経験がなくても、厳しい流れを先行して押し切ったことがあるような馬の方が、今回のペースには対応しやすい。

昨年は内枠の馬が上位を独占

 最後の直線が短いため、脚質的には直線入り口で前の馬を射程圏内に捕らえる形が理想。過去10年、逃げ切っての優勝は昨年のゴスホークケンのみと、難しい芸当であるのは確かだが、前に行ける馬から入るのがセオリー。内枠スタートから先行して立ち回れるタイプが最強。昨年は勝ち馬を含め、内目の枠の馬が上位を独占した。差しの好走馬といっても、結果的に差すことになったということが多く、最初から追い込み一手の作戦しか取れない馬は非常に苦しい。06年に大外一気で突き抜けたドリームジャーニーのような勝ち方は滅多に見られるものではない。今年は例年より1週繰り下がったことで、外からの差しも届く可能性はあるが、土曜日、そして当日の馬場状態のチェックは必ず行いたい。

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