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シンコウウインディ 闘争心でダート初G1馬へ [1997年]

GI昇格最初の年

 ナリタハヤブサ、ラシアンゴールド、ライブリマウント、ホクトベガといった強豪が勝ち馬として名を連ね、事実上、砂の王者決定戦として機能していたフェブラリーSだが、当時はまだダートの地位は低く、1993年まではGIII、1994年から1996年まではGIIの格付けだった。

 ようやくGIへの昇格なったのは1997年。記念すべきレースを制したのがシンコウウインディだ。

隣の馬に噛みつく?

シンコウウインディ写真

 その前年の1月、ダート1200m戦でデビュー勝ちを収めたシンコウウインディは、芝のレースで3戦するも勝ち星をあげられず、ふたたびダート路線へと戻る。ここでは安定した走りを披露し、500万下を快勝、初めて古馬とぶつかった900万下はクビ差の2着、そしてユニコーンS1着(1位入線バトルラインの降着で繰り上がり)と着実に実績を積み上げていったのだった。

 さらに大井のスーパーダートダービーで2着、盛岡のダービーグランプリで3着と、世代トップクラスの力を持つことを実証。明け4歳初戦となった平安Sでは、バトルライン、トーヨーシアトルとの同期対決で壮絶な叩き合いを繰り広げ、トーヨーシアトルとの1着同着という結果となる。

 もちろんフェブラリーSでも有力馬の1頭に数えられることとなったシンコウウインディ。デビューからわずか1年でダート王を狙える位置にまで成長した、その陰にあったのは、あふれるほどの闘争心だ。鞍上が「叩き合っている隣の馬に噛みつこうとした」と証言したほどの激しい気性が、誰よりも前へという闘志となって発現していたのだ。

勝負根性のクビ差勝利

 本番・フェブラリーSでも、持ち前の負けん気が火を噴いた。

 好位で脚をためていたシンコウウインディは、眼前のストーンステッパーとともに逃げるバトルラインへと襲いかかる。これを交わし去ると、そこから先はストーンステッパーとのマッチレース。相手は4連勝中・1番人気の難敵だったが、シンコウウインディは勝負根性の高さでこれを制すると、最後はクビ差、グイっと抜け出してゴールへと達したのだった。

 ここまでダート戦では8戦5勝・2着2回・3着1回。対してこの後は勝利なし。この日のために腕を磨き、この日に最高の勝負強さを発揮した、そんな馬だったともいえるだろう。

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