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第31回 フェブラリーステークス特集 2014年2月23日(日)15時40分発走 東京競馬場 ダート1600m

父、母系ともに優秀なベルシャザール!

1)ヘイルトゥリーズンの血が必須か

 2004年以降10年間の系統別成績は以下の通りだ。

父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 3回 3回 1回 32頭 9.4%
18.8%
21.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 2回 1回 3回 26頭 7.7%
11.5%
23.1%
ミスタープロスペクター系 2回 0回 4回 43頭 4.7%
4.7%
14.0%
ノーザンダンサー系 1回 4回 2回 30頭 3.3%
16.7%
23.3%
ナスルーラ系 1回 2回 0回 15頭 6.7%
20.0%
20.0%
その他の系統 1回 0回 0回 12頭 8.3%
8.3%
8.3%

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 2回 0回 2回 16頭
12.5%
12.5%
25.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 2回 3回 0回 14頭
14.3%
35.7%
35.7%
ミスタープロスペクター系 0回 3回 1回 24頭
0.0%
12.5%
16.7%
ノーザンダンサー系 2回 3回 3回 47頭
4.3%
10.6%
17.0%
ナスルーラ系 3回 0回 1回 36頭
8.3%
8.3%
11.1%
その他の系統 1回 1回 3回 21頭
4.8%
9.5%
23.8%

 まず父馬の系統別成績だが、それなりに満遍なく馬券に絡んでいることがわかる。勝率・連対率・複勝率に若干の差はあるものの、特定の系統が飛び抜けているわけではなく、どこからでも買えそうなイメージだ。

 いっぽう母父の系統別成績では、ミスタープロスペクター系が未勝利。2着が3回あるのでまったく走れないわけではないはずだが、2005年と2006年連続2着のシーキングザダイヤ(母父Seeking the Gold)は1番人気に推された2007年に9着、2011年は3番人気フリオーソ(母父Mr. Prospector)が2着、4番人気バーディバーディ(母父Seeking the Gold)が3着、2013年は1番人気カレンブラックヒル(母父Grindstone)が15着と、人気でも勝ち切れない印象が強い。

 馬券の軸という点では、父・母父どちらかにヘイルトゥリーズンの血を持つ馬がいいだろう。過去10年間、必ずこのタイプが連対を果たしている。昨年も勝ち馬グレープブランデー(父マンハッタンカフェ)、2着エスポワールシチー(父ゴールドアリュール×母父ブライアンズタイム)など、掲示板に載った5頭のうち4頭がこのタイプだった。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)やはり血統的なダート適性を重視したい

 下は勝ち馬の父と母父のダート実績を示した表だ。多くの馬が、ダートGIで走って不思議ではない血統的潜在能力を持っていることがわかる。

勝ち馬 父馬 父のダート実績 母父 母父のダート実績
アドマイヤドン ティンバーカントリー プリークネスSなど トニービン 特になし
メイショウボーラー タイキシャトル ユニコーンS Storm Cat ヤングアメリカS
カネヒキリ フジキセキ 特になし Deputy Minister ヤングアメリカSなど
サンライズバッカス ヘネシー ホープフルS リアルシャダイ 特になし
ヴァーミリアン エルコンドルパサー 共同通信杯4歳S サンデーサイレンス 米3冠/BCクラシックなど
サクセスブロッケン シンボリクリスエス 特になし サンデーサイレンス 米3冠/BCクラシックなど
エスポワールシチー ゴールドアリュール ダートGIを4勝 ブライアンズタイム フロリダダービーなど
トランセンド ワイルドラッシュ メトロポリタンHなど トニービン 特になし
テスタマッタ Tapit ウッドメモリアルS Concern BCクラシックなど
グレープブランデー マンハッタンカフェ 特になし ジャッジアンジェルーチ カリフォルニアンSなど

 自身のダート実績が物足りない種牡馬もいるが、フジキセキはカネヒキリ以外にもグレイスティアラやミラクルレジェンドといったダート馬を出しているし、シンボリクリスエスは父Kris S.がダート馬で、種牡馬として北米で実績を残している。マンハッタンカフェはエーシンモアオバーやアートサハラの父。父・母父の双方、少なくとも父馬にはダート適性の高いG1級種牡馬の存在を求めたい。北米で実績を残してきた馬がベターだ。

3)芝短距離でも通用するスピードがあれば

 以下は連対馬とその父について、芝での実績を短距離戦中心にまとめたもの。ダートだけでなく芝の短距離〜マイル重賞でも勝ち負けできるスピードがあればプッシュ材料になりそうだ。

連対馬 芝での勝ち鞍 父馬 父馬の芝での勝ち鞍/芝短距離向きの産駒
アドマイヤドン 朝日杯FS ティンバーカントリー 産駒にヤマカツリリー(フィリーズレビュー)
サイレントディール シンザン記念 サンデーサイレンス 産駒にダイワメジャー(マイルCS・安田記念)など
メイショウボーラー デイリー杯2歳S タイキシャトル マイルCS・安田記念/産駒にウインクリューガー(NHKマイルC)など
シーキングザダイヤ ニュージーランドT StormCat 産駒にブラックミナルーシュ(愛2000ギニー)など
カネヒキリ フジキセキ 朝日杯3歳S/産駒にキンシャサノキセキ(高松宮記念)など
サンライズバッカス ヘネシー 産駒にスペシャルデューティー(英仏100ギニー)など
ブルーコンコルド 京王杯2歳S フサイチコンコルド 日本ダービー/産駒にバランスオブゲーム(新潟2歳S)など
ヴァーミリアン ラジオたんぱ杯2歳S エルコンドルパサー NHKマイルC・ジャパンC/産駒にアイルラヴァゲイン(オーシャンS)
サクセスブロッケン シンボリクリスエス 天皇賞・秋など/産駒にアルフレード(朝日杯FS)など
カジノドライヴ Mineshaft 未勝利1着
エスポワールシチー 未勝利戦 ゴールドアリュール 日本ダービー5着/産駒にタケミカヅチ(ダービー卿チャレンジT)
テスタマッタ 新馬 Tapit
トランセンド ワイルドラッシュ 産駒にブラウンワイルド(小倉2歳S)
フリオーソ ブライアンズタイム 産駒にナリタブライアン(三冠)やマイネルマックス(朝日杯3歳S)など
シルクフォーチュン ゴールドアリュール 日本ダービー5着/産駒にタケミカヅチ(ダービー卿チャレンジT)
グレープブランデー マンハッタンカフェ 菊花賞や有馬記念/産駒にジョーカプチーノ(NHKマイルC)など

4)母系にも重賞級の底力が必要

 勝ち馬は母系もなかなか優秀だ。アドマイヤドンの母は名牝ベガ、メイショウボーラーの母系は南米で年度代表馬を出している。カネヒキリは種牡馬Silver Deputyの近親、サンライズバッカスの母は重賞勝ち馬、ヴァーミリアンはダイワメジャーやダイワスカーレットの近親、サクセスブロッケンの母は重賞勝ち馬、エスポワールシチーの母系からはオークス馬や阪神3歳Sのゴールドシチーなどが出ている。トランセンドの近親にはサクラサニーオーなどがいて、テスタマッタの祖母は米G1馬。グレープブランデーの母系からは米最優秀古牡馬Bold Bidderやギャロップダイナなどが出ている。

 未勝利〜条件級しか出ていない系統は、フェブラリーSでは苦戦しそうである。

結論

 父の系統は問わないが、父・母父のどちらかがヘイルトゥリーズン系であることが重要。父・母父のダート適性(特に北米での実績)および芝短距離実績も重視したいところで、母系が優秀であることも絶対条件となる。

 ベルシャザールは、父キングカメハメハは数多くのダート重賞ウィナーを出しているし、芝短距離実績も申し分なし。母父はサンデーサイレンス、近親にマルカキャンディと、まずは合格ライン。父フジキセキのブライトライン、血統的ダート適性はやや疑問ながら兄にゴールドアリュールを持つゴールスキー、同じく血統的ダート適性は微妙でも母系からフジキセキが出ているニホンピロアワーズも走破圏内だ。

 ただし、これらは連軸として考えるべき。ヘイルトゥリーズン系の血を持たない馬でも勝っているように、アタマはどこからでも買える。ホッコータルマエやワンダーアキュートが勝つパターンもありうる。

 軽視したいのは母父がミスタープロスペクター系の馬。バリバリの芝専門血統やスピードのない種牡馬も苦戦しそうだ。ドリームバレンチノ、ノーザンリバー、ベストウォーリアあたりは苦戦を強いられそうである。

【ベルシャザールの血統表】

ベルシャザールの血統表

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