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第30回 フェブラリーステークス特集 2013年2月17日(日)15時40分発走 東京競馬場 ダート1600m

マルカフリートに穴の資格あり!

1)ヘイルトゥリーズンの血が必須か

 2003年は中山1800mで実施されたため、これを除いて2002年から2012年まで計10回の傾向をまとめてみよう。

 父および母父の系統別成績を見ると、ヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系、ナスルーラ系の4大血統、さらにはそれ以外の非主流血統も、それなりに満遍なく馬券に絡んでいることがわかる。特定の系統が飛び抜けているわけではなく、どこからでも買えそうなイメージだ。

父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 4回 3回 4回 52頭 7.2%
13.5%
21.2%
ミスタープロスペクター系 3回 0回 4回 44頭 6.8%
6.8%
15.9%
ノーザンダンサー系 1回 5回 1回 34頭 2.9%
17.6%
20.6%
ナスルーラ系 1回 2回 0回 11頭 7.1%
21.4%
21.4%
その他の系統 1回 0回 1回 14頭 7.1%
7.1%
14.3%

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 4回 2回 2回 27頭
14.8%
22.2%
29.6%
ノーザンダンサー系 3回 3回 3回 49頭
6.1%
12.2%
18.4%
ナスルーラ系 2回 1回 2回 38頭
5.3%
7.9%
13.2%
その他の系統 1回 1回 2回 22頭
4.5%
9.1%
18.2%
ミスタープロスペクター系 0回 3回 1回 22頭
0.0%
13.6%
18.2%

 ただ、馬券の軸という事を考えると父・母父どちらかにヘイルトゥリーズンの血を持つ馬がいい。2004年からは必ずこのタイプが連対を果たしており、ワイルドラッシュ(その他の系統)産駒トランセンドが勝った2011年も2〜5着はヘイルトゥリーズン系種牡馬の産駒、Tapit(ナスルーラ系)産駒テスタマッタが勝った昨年もゴールドアリュール産駒のシルクフォーチュンが2着に突っ込んできた。

 逆に割り引きたいのは、母父がミスタープロスペクター系の馬。シーキングザダイヤが2年連続で2着に来たが1番人気に推された2007年は9着に敗退、2011年はフリオーソが2着、バーディバーディが3着と気を吐いたものの、全体に勝ち切れないイメージが強い。

【2002年〜2012年(2003年は除く)の連対馬の父と母父】

2002年〜2012年(2003年は除く)の連対馬の父と母父

2)やはり血統的なダート適性を重視したい

 下は勝ち馬の父と母父のダート実績を示した表だ。多くの馬が、ダートGIで走って不思議ではない血統的潜在能力を持っていることがわかる。

勝ち馬 父馬 父のダート実績 母父 母父のダート実績
アグネスデジタル Crafty Prospector ガルフストリームパークH2着 Chief's Crown 米BCジュベナイルなど
アドマイヤドン ティンバーカントリー プリークネスSなど トニービン 特になし
メイショウボーラー タイキシャトル ユニコーンS Storm Cat ヤングアメリカS
カネヒキリ フジキセキ 特になし Deputy Minister ヤングアメリカSなど
サンライズバッカス ヘネシー ホープフルS リアルシャダイ 特になし
ヴァーミリアン エルコンドルパサー 共同通信杯4歳S サンデーサイレンス 米3冠/BCクラシックなど
サクセスブロッケン シンボリクリスエス 特になし サンデーサイレンス 米3冠/BCクラシックなど
エスポワールシチー ゴールドアリュール ダートGIを4勝 ブライアンズタイム フロリダダービーなど
トランセンド ワイルドラッシュ メトロポリタンHなど トニービン 特になし
テスタマッタ Tapit ウッドメモリアルS Concern BCクラシックなど

 フジキセキはカネヒキリ以外にもグレイスティアラやミラクルレジェンドといったダート馬を出しているし、シンボリクリスエスの父Kris S.もダート馬で、種牡馬として北米で実績を残している。父・母父の双方、少なくとも父馬にはダート適性の高いG1級種牡馬の存在を求めたい。北米で実績を残してきた馬がベターだ。

3)芝短距離でも通用するスピードがあれば

 以下は連対馬とその父について、芝での実績を短距離戦中心にまとめたもの。ダートだけでなく芝の短距離〜マイル重賞でも勝ち負けできるスピードがあればプッシュ材料になりそうだ。

連対馬 芝での勝ち鞍 父馬/td> 父馬の芝での勝ち鞍/芝短距離向きの産駒
アグネスデジタル マイルCS/
天皇賞・秋
CraftyProspector 産駒にレディステラ(フェアリーS)
トーシンブリザード デュラブ ジムクラックS
アドマイヤドン 朝日杯FS ティンバーカントリー 産駒にヤマカツリリー(フィリーズレビュー)
サイレントディール シンザン記念 サンデーサイレンス 産駒にダイワメジャー(マイルCS・安田記念)など
メイショウボーラー デイリー杯2歳S タイキシャトル  マイルCS・安田記念/産駒にウインクリューガー(NHKマイルC)など
シーキングザダイヤ ニュージーランドT StormCat 産駒にブラックミナルーシュ(愛2000ギニー)など
カネヒキリ フジキセキ 朝日杯3歳S/産駒にキンシャサノキセキ(高松宮記念)など
サンライズバッカス ヘネシー 産駒にスペシャルデューティー(英仏1000ギニー)など
ブルーコンコルド 京王杯2歳S フサイチコンコルド 日本ダービー/産駒にバランスオブゲーム(新潟2歳S)など
ヴァーミリアン ラジオたんぱ杯2歳S エルコンドルパサー NHKマイルC・ジャパンC/産駒にアイルラヴァゲイン(オーシャンS)
サクセスブロッケン シンボリクリスエス 天皇賞・秋など/産駒にアルフレード(朝日杯FS)など
カジノドライヴ Mineshaft 未勝利1着
エスポワールシチー 未勝利戦 ゴールドアリュール 日本ダービー5着/産駒にタケミカヅチ(ダービー卿チャレンジT)
テスタマッタ 新馬 Tapit
トランセンド ワイルドラッシュ 産駒にブラウンワイルド(小倉2歳S)
フリオーソ ブライアンズタイム 産駒にナリタブライアン(三冠)やマイネルマックス(朝日杯3歳S)など
シルクフォーチュン ゴールドアリュール 日本ダービー5着/産駒にタケミカヅチ(ダービー卿チャレンジT)

4)母系にも重賞級の底力が必要

 勝ち馬は母系もなかなか優秀だ。アグネスデジタルは弟たちも走っているし、近親にはブラッシンググルームがいる。アドマイヤドンの母は名牝ベガ、メイショウボーラーの母系は南米で年度代表馬を出している。カネヒキリは種牡馬Silver Deputyの近親、サンライズバッカスの母は重賞勝ち馬、ヴァーミリアンはダイワメジャーやダイワスカーレットの近親、サクセスブロッケンの母は重賞勝ち馬、エスポワールシチーの母系からはオークス馬や阪神3歳Sのゴールドシチーなどが出ている。トランセンドの近親にはサクラサニーオーなどがいて、テスタマッタの祖母は米G1馬だ。

 未勝利〜条件級しか出ていない系統は、フェブラリーSでは苦戦しそうである。

結論

 父・母父のどちらかがヘイルトゥリーズン系であることがマスト。父・母父のダート適性(特に北米での実績)および芝短距離実績も重要で、母系が優秀であることも絶対条件となる。

 2010年の勝ち馬エスポワールシチーは、今回も有力。穴ならマルカフリート。父は米マイルG1勝ち馬で桜花賞馬プリモディーネなどを出しているアフリート、母の父はヘイルトゥリーズン系のタヤスツヨシ、近親にはラインクラフトなどがいる。

 ただし、これらは連軸として考えるべき。昨年はヘイルトゥリーズン系の血を持たないテスタマッタが勝ったように、今年もイジゲン、ワンダーアキュートなど父・母父がヘイルトゥリーズン系ではない有力馬の勝利はありうる。

 軽視したいのは母父がミスタープロスペクター系の馬。バリバリの芝専門血統やスピードのない種牡馬も苦戦しそうだ。その観点でもっとも危ないのがカレンブラックヒル。父はダートより芝向きのダイワメジャー、母の父はミスタープロスペクター系Grindstoneで1着はないイメージだ。

【マルカフリートの血統表】

マルカフリートの血統表

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