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第29回 フェブラリーステークス特集 2012年2月19日(日)15時40分発走 東京競馬場 ダート1600m

フェブラリーステークスとは

上半期のダートチャンピオン決定戦

 1984年に4歳(現表記)以上のハンデキャップ競走として創設された「フェブラリーハンデキャップ」(G3)がこのレースの前身。舞台は創設当初から現在に至るまで東京競馬場ダート1600mで行われている(03年は中山競馬場ダート1800mで実施)。94年からは別定・G2に格上げされ、レース名は現在の「フェブラリーステークス」に改称された。

 97年にはJRA初のダートG1に格上げ。00年にはジャパンCダートが創設され、このレースは上半期のダートチャンピオン決定戦として位置付けられた。07年には国際競走に指定されて、外国調教馬は8頭まで出走可能となったが、いまだに出走例はない。なお競走名は英語で2月を意味する「February」が語源である。

ダート路線で一時代を築いた馬たち

フェブラリーステークス写真

 創設当初はJRAにダート重賞がほとんどなく、G3時代(84〜93年)からダートの強豪はここを目標にしてきた。アンドレアモン、カリブソング、ナリタハヤブサらは、ダート戦の黎明期にこのレースを制した馬である。

 G2時代(94〜96年)はわずか3年だったが、ライブリマウント、ホクトベガといった名馬が優勝。砂の女王と呼ばれたホクトベガにとっては、このレースがJRAダート重賞で唯一の勝利だった。

 G1昇格後(97年以降)の勝ち馬には、アグネスデジタル、ゴールドアリュール、アドマイヤドン、カネヒキリ、ヴァーミリアン、エスポワールシチー、トランセンド…。ダート路線で一時代を築いた馬がずらっと並んでいる。なお99年にはメイセイオペラが地方馬として初めてJRAのG1制覇を成し遂げた。

ドバイワールドカップへと続く道

 96年にドバイワールドカップが創設されて、フェブラリーステークスから世界の大舞台に挑んだ馬は多い。創設当初にはライブリマウント、ホクトベガ、キョウトシチー、ワールドクリークが挑戦。ホクトベガ(競走中止)以外の3頭は6着に終わり、世界の厚い壁にはね返された。転機が訪れたのは01年。牝馬のトゥザヴィクトリーが2着に入り、ドバイワールドカップ制覇への気運は高まった。

 ところが、その後はアグネスデジタル、アドマイヤドン、カネヒキリ、ヴァーミリアン、カジノドライヴらがことごとく敗退。世界の大舞台で勝つことの難しさをあらためて痛感させられた。

 ドバイワールドカップ制覇への道は再び遠のいたように思われたが、昨年のフェブラリーステークス勝ち馬トランセンドは、直線で勝ち馬ヴィクトワールピサとの一騎打ちを演じて2着に好走。日本馬によるワンツーフィニッシュという快挙の一翼を担い、震災直後の日本に大きな勇気を与えた。

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