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第28回 フェブラリーステークス特集 2011年2月20日(日)15時40分発走 東京競馬場 ダート1600m

ダート最強マイラー決定戦 東京ダート1600m

コース図(東京ダート1600m)

冬場ながら時計は速い

 今年の1回東京開催の重賞日程はいくつか変更があったが、このレースは例年通り最終日に行われる。ダートコースのクッション砂の砂厚も、前年同様9.0cmで調整されている。なお、この時期はコース全面に凍結防止剤が散布されることが多い。過去10年(中山開催を除く)の平均勝ちタイムは、1分35秒2。冬場のダート戦ながら非常に速い時計が出る。特に道悪になると一気に時計が速くなり、本来良馬場で要求される以上のスピード能力が問われることになる。過去10年、不良馬場で行われた年は2度あるが、05年はメイショウボーラーが1分34秒7のレコードで優勝、07年にサンライズバッカスがマークした時計は1分34秒8。09年は稍重で、優勝したサクセスブロッケンが叩き出したタイムは1分34秒6のレコード。そして、昨年は良馬場ながらエスポワールシチーは1分34秒9のタイムで圧勝した。今年も1分34秒〜35秒台の決着が予想される。

外枠・差し馬が有利な流れ

レース写真(東京ダート1600m)

 スタート地点は2コーナー奥のポケット。芝部分からの発走で、外枠に行くほど芝を走る距離が長くなる。したがって、スタートがキッチリと決まれば、外枠の方が有利だ。最初の3コーナーまでの距離は直線だけで600m以上あり、最後の直線距離よりも長いためテンから速く流れる。その度合いはメンバー構成に左右され、年によって異なるが、前半600mの方が後半の600mよりも確実に速くなる。過去10年、前半600mが最も速くなったのは06年の33秒9。ここまで速くならなくとも34秒台で流れれば、普通は差し馬が有利の流れと言える。この流れを先行して押し切る、あるいは粘り通すには相当な能力が必要だ。昨年エスポワールシチーは、4コーナーを2番手で回り、最後直線で後続をグングン突き放す競馬で優勝。非常に強いパフォーマンスだったと言える。

 テンのスピードを少し落として中盤を経て、最後の直線勝負へ。外枠が強いということは、距離ロスを避けるために内をキッチリ回る必要はないということ。それに、最後の直線でインコースはそう簡単には開かない。末脚勝負の馬は普通に外に出して、なるべく早くトップギアに入れられるような体勢を取りたい。メンバー中最速の上がりを使った馬が上位に来やすいレースで、上がり35秒台の速い脚を使えるかどうかがポイント。これはダート馬にとってはかなり過酷な数字。G1クラスの馬でも、物理的にこの上がりを出せる馬と、出せない馬が出てくる。

歴代優勝馬はそうそうたる面々

 序盤から速い流れを追走しつつ、なおかつ速い上がりが必要なことから、ダート王者にふさわしい資質を要求される一戦。スピードの絶対値が高くてもスプリンターでは最後に脚が上がってしまうし、強烈な決め手を持つ馬でもスローペースの中長距離戦ばかりに慣れてしまっている馬では、差し遅れたり、道中速いペースの追走に脚を使わされたりして伸びを欠いたりする。過去10年の優勝馬はヴァーミリアンやカネヒキリ、アドマイヤドン、アグネスデジタル、エスポワールシチーなど、そうそうたる面々。マイル戦だけでなく中距離のダートG1でもトップに立った馬。ダート最強馬を名乗るのにふさわしい、総合的な能力が求められるのだ。

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