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第28回 フェブラリーステークス特集 2011年2月20日(日)15時40分発走 東京競馬場 ダート1600m

ヘイルトゥリーズンの血とダート&東京適性を重視

1)ヘイルトゥリーズンの血が必須。特に母父には要注意

 2000年以降(中山1800mでおこなわれた2003年を除く)10年間の連対馬は、のべ20頭。その父と母父は下記の通りで、ノーザンダンサー系、ヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、ナスルーラ系の4大血統が、それなりに満遍なく連対を果たしている。

 ただし実際には、成績にかなりの偏りが生まれ始めている。

父/母父 系統 1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系   4回 1回 4回
10.0%
12.5%
22.5%
ミスタープロスペクター系 3回 1回 4回
5.8%
7.7%
15.4%
ノーザンダンサー系    2回 6回 0回
5.3%
21.1%
21.1%
その他の系統       1回 0回 2回
6.7%
6.7%
20.0%
ナスルーラ系       0回 2回 0回
0.0%
15.4%
15.4%
母父 ヘイルトゥリーズン系   4回 2回 2回
19.0%
28.6%
38.1%
ノーザンダンサー系    3回 3回 5回
5.3%
10.5%
19.3%
ナスルーラ系       3回 2回 2回
8.1%
13.5%
18.9%
ミスタープロスペクター系 0回 2回 0回
0.0%
11.8%
11.8%
その他の系統       0回 1回 1回
0.0%
3.8%
7.7%

 勝ち切る力はヘイルトゥリーズン系が一枚上。特に目立つのは、前5年に比べて近5年、母の父でヘイルトゥリーズン系が成績を伸ばしていること。4年連続して「母父ヘイルトゥリーズン系」が勝利している点に注意しておきたい。

【2000年〜の連対馬(2003年を除く)の父と母父】

2000年〜の連対馬(2003年を除く)の父と母父

2)母父ヘイルトゥリーズン系のレースになりつつある?

 馬連の最高配当は2009年の4710円、3連単で10万馬券のないフェブラリーS。比較的堅いレースであり、過去10年、単勝オッズ15倍以上で3着以内に入った馬は以下の6頭しかいない。

 最初の4頭は父がミスタープロスペクター系、最近の2頭は母父ヘイルトゥリーズン系。このことからも「徐々に母父ヘイルトゥリーズン系が有利なレースになりつつある?」と想像してしまう。

【単勝オッズ15倍以上で3着以内に入った馬】

単勝オッズ15倍以上で3着以内に入った馬

3)やはり血統的なダート適性を重視したい

 下は勝ち馬の父と母父のダート実績を示した表だ。多くの馬が、ダートGIで走って不思議ではない血統的潜在能力を持っていそうなことがわかる。

勝ち馬 父馬 父のダート実績 母父 母父のダート実績
ウイングアロー アサティス 特になし ミスターシービー 特になし
ノボトゥルー Broad Brush 米G1を4勝 Naskra エヴァーグレーズSなど
アグネスデジタル Crafty Prospector ガルフストリームパークH2着 Chief's Crown 米BCジュベナイルなど
アドマイヤドン ティンバーカントリー プリークネスSなど トニービン 特になし
メイショウボーラー タイキシャトル ユニコーンS Storm Cat ヤングアメリカS
カネヒキリ フジキセキ 特になし Deputy Minister ヤングアメリカSなど
サンライズバッカス ヘネシー ホープフルS リアルシャダイ 特になし
ヴァーミリアン エルコンドルパサー 共同通信杯4歳S サンデーサイレンス 米3冠/BCクラシックなど
サクセスブロッケン シンボリクリスエス 特になし サンデーサイレンス 米3冠/BCクラシックなど
エスポワールシチー ゴールドアリュール ダートGIを4勝 ブライアンズタイム フロリダダービーなど

 ウイングアローの父アサティスは芝長距離で活躍した馬だが、最初の3世代の産駒は芝で21勝、ダートで82勝と明らかにダート型種牡馬だった。シンボリクリスエスの父Kris S.もダート馬で、種牡馬として北米で実績を残している。

 一応は父・母父どちらかにダート適性の高いG1級種牡馬の存在を求めたいところだ。

4)コース適性が明暗を分ける

 不思議なのは、どんな条件でも必ず活躍するサンデーサイレンスが勝ち馬を送り出していないこと。中山でおこなわれた2003年にはゴールドアリュールが勝利したものの、東京では出走13回で2着が2004年のサイレントディールだけ、3着も2002年のトゥザヴィクトリーのみというのは、いかにも寂しい。

 またダート得意なブライアンズタイムも東京では14戦して2着1回・3着1回。ブライアンズタイム産駒のJCダート勝ち馬タイムパラドックスも、フェブラリーSでは3連敗を喫している。

 ひょっとするとフェブラリーSでは、東京1600m向きの特異な資質が求められるのかも知れない。そこで中山1800mと東京1600mの種牡馬別勝率ベスト10を比較すると、こんなデータが出てくる(2000年〜2010年/500万下以上/出走50回以上)。

順位 中山1800m 勝率 東京1600m 勝率
1 サンデーサイレンス
13.6%
シンボリクリスエス
16.9%
2 グラスワンダー
13.3%
アグネスタキオン
14.3%
3 フレンチデピュティ
13.3%
クロフネ
13.6%
4 ブライアンズタイム
12.1%
エルコンドルパサー
11.7%
5 フォーティナイナー
11.7%
サンデーサイレンス
11.4%
6 クロフネ
11.2%
ホワイトマズル
11.3%
7 ティンバーカントリー
10.5%
ゴールドアリュール
10.3%
8 シンボリクリスエス
10.3%
グラスワンダー
10.0%
9 ペンタイア
10.0%
フレンチデピュティ
9.2%
10 パークリージエント
9.6%
フォーティナイナー
8.9%

 中山22位のアグネスタキオンや29位のエルコンドルパサーが東京で急進。中山のフェブラリーSを勝ったゴールドアリュールは中山成績が勝率7.3%で31位、ところが東京ではベストテン入りを果たしている。逆にブライアンズタイムは、東京で12位とランクダウン。

 サンデーサイレンスの場合、数字的な落ち込みはさほど大きくなくベストテン圏内をキープしているものの、他の種牡馬に逆転を許しているのは事実だ。

結論

 父・母父のどちらかがヘイルトゥリーズン系であることがマスト。できれば母父であるほうが望ましい。もちろん父・母父のダート実績の高さも重要で、東京得意な種牡馬であればベストだ。

 となれば、父ゴールドアリュール、母父はヘイルトゥリーズン系のLear Fanというオーロマイスター。エスポワールシチーを破った実績もあり、ここ2戦が不振でもこの大舞台で復活の可能性は十分にある。

 人気サイドを見ると、フリオーソは父ブライアンズタイムが東京で成績を落としているのが心配ながら、対抗の候補。セイクリムズンは父エイシンサンディの東京1600成績が悪すぎる(先ほどの条件で23戦未勝利)。トランセンドは、父ワイルドラッシュの東京勝率は10%(10戦3勝)と高いものの非ヘイルトゥリーズン系であることがマイナス要素だ。

【オーロマイスターの血統表】

オーロマイスターの血統表

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