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レインボーダリア 本命馬を破って重賞初制覇がG1の快挙達成[2012年]

ヴィルシーナが断然の人気

 降り続く雨のため、芝はたっぷりと水を含んでいた。重馬場のコースコンディションで、2012年・第37回エリザベス女王杯の幕は開けられることになった。

 札幌記念でG1級の牡馬勢を蹴散らしたフミノイマージン、ヴィクトリアマイルの覇者ホエールキャプチャ、上り馬ピクシープリンセスといった古馬たちを抑え、単勝オッズ1.9倍という断然の支持を得たのは、3歳のヴィルシーナ。桜花賞、オークス、秋華賞といずれも2着に甘んじたものの、ここは天敵とも呼べる三冠牝馬ジェンティルドンナ不在。ならば、ようやくこの馬がタイトルを取る番と期待を集めたのだ。

 が、ヴィルシーナには“またしても”が待っていた。宿願は伏兵レインボーダリアによって阻まれてしまうのだ。

重賞やG1では善戦止まり

レインボーダリア写真

 3歳1月とデビューの遅れたレインボーダリアは、以来コツコツと勝ち星を積み上げてきた。初勝利は4戦目、500万下突破にも4戦を要し、4歳の夏に通算4勝目をあげ、5歳となったこの年に準オープンを勝利。幾度か重賞にも挑戦してきたが、秋華賞8着、ヴィクトリアマイル12着など。近2戦もクイーンS4着、府中牝馬S4着と、せいぜい善戦止まりというのが実情だった。

 が、潜在能力は秘めていたといえる。父は数多くの名牝を輩出したブライアンズタイム、母はオープン勝ち馬アローム。レインボーダリア自身も芝1800mでレコード勝ちの経験を持ち、前年のエリザベス女王杯ではアパパネやホエールキャプチャらと差のない競馬をしての5着。前走も上がり3ハロン推定32秒9という鋭い末脚を繰り出していた。

 そのポテンシャルが、ここで爆発する。

直線での一騎打ちを制する

 直線、悲願達成へ向けてヴィルシーナが懸命に駆ける。馬体を併せにきたラシンティランテを振り払い、早め先頭から粘り込みを図るオールザットジャズを追い詰めていく。

 そこへ迫ったのが、外から脚を伸ばすレインボーダリアだ。道中は後方に控え、自慢の末脚を生かしてのラストスパート。ぬかるんだ馬場を気にする素振りすら見せず、力強く前の馬たちを交わし去っていく。

 最後の200mは完全に一騎打ち。内ヴィルシーナと外レインボーダリアの追い比べだ。結果、レインボーダリアがクビ差だけこれを制して、大本命馬の野望を砕くとともに、初の重賞制覇をG1の大舞台で成し遂げることに成功したのである。

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