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クィーンスプマンテ 伏兵2頭大逃げで大金星[2009年]

ブエナビスタ巻き返しの場か?

 2009年の第34回エリザベス女王杯では、ブエナビスタが単勝オッズ1.6倍という断然人気に支持された。桜花賞とオークスの二冠を達成したこの年のナンバーワン3歳牝馬にとって、前走・秋華賞で味わった3着降着の悔しさを晴らすことが大命題となっていた。

 これを追うのが同期のブロードストリート、オークス4着、秋華賞2着の実力馬だ。悲願のGI獲りを狙って燃えている。さらには仏G1馬のシャラナヤ、連覇を目指すリトルアマポーラ、引退レースを迎えたカワカミプリンセスといった実績馬も揃っていた。

 だが有力馬たちは、11番人気クィーンスプマンテと12番人気テイエムプリキュア、2頭が見せた果敢な戦法の前に散ることとなる。

後続を離していく2頭

クィーンスプマンテ写真

 過去5勝をすべて逃げ切りであげているのがクィーンスプマンテだ。重賞未勝利ながら、自分のペースで走れたときの粘りは一級品。2走前・みなみ北海道Sでもグラスボンバーらに3馬身半の差をつけて先頭でゴールを駆け抜けていた。ここでももちろん、ハナを奪う一手である。

 2番手につけたのがテイエムプリキュア。この年の初め、引退レースとなるはずだった日経新春杯を逃げ切り、2005年の阪神ジュベナイルフィリーズ以来となる復活勝利を飾って観る者を驚かせた馬だ。この勝利によって当初の予定を覆し、現役生活を続行していた。

 後続をみるみる引き離していく2頭。両馬は前走・京都大賞典でも逃げたが、そこでは揃って大敗。だからだろう、有力馬たちはそれほど焦ることなく構えて勝負どころを待っていたのだった。

直線。時すでに遅し

 ところが4コーナーにさしかかっても、逃げた2頭の脚色は衰えない。一団となった馬群の遥か前方で、まだ十分な手ごたえを残したままラストスパートに入っている。慌てたように、ブエナビスタが追い込んできた。上がり3ハロン推定32秒9という、他の馬とは次元の異なる末脚だった。

 けれど時すでに遅し。クィーンスプマンテがそのまま逃げ粘って1着でゴールし、初の重賞制覇を大金星で飾る。1馬身半差の2着にテイエムプリキュアが入り、ブエナビスタの猛追は2着からクビ差の3着にとどまる。馬連は10万馬券、馬単は25万馬券、3連単は150万馬券となる大波乱だ。

 実力馬たちが互いに牽制しあうのをしり目に、伏兵2頭が悠々の逃げ切り。競馬に潜む意外性を目の当たりにできた一戦である。

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