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アドマイヤグルーヴ プライド高き女王杯連覇[2004年]

三冠牝馬の引き立て役

 父は大種牡馬サンデーサイレンス、母はオークスや天皇賞・秋を制した名牝エアグルーヴ。燦然たるプロフィールを持つアドマイヤグルーヴだが、その輝きをビッグレースで放つことができないでいた。

 デビューからの3連勝で1番人気を背負うことになった桜花賞では、追込み届かずの3着。府中ならこの末脚が生きるはずとオークスでも1番人気に推されたが、伸び切れずに7着。秋にはローズSで重賞初勝利を果たしたものの、本番・秋華賞では2着に敗れ、スティルインラブの牝馬三冠達成を引き立てる役に終わってしまう。

母と比べられる悲しい定め

アドマイヤグルーヴ写真

 ようやく栄冠をつかんだのが2003年・第28回エリザベス女王杯だ。スティルインラブとの叩き合いを制し、ハナ差で初のGIタイトルをもぎ取ったのである。

 翌4歳シーズン、さらなる飛躍を目指したアドマイヤグルーヴだったが、古馬・牡馬の壁はさすがに厚かった。産経大阪杯ではネオユニヴァースの7着、金鯱賞ではタップダンスシチーの5着。牝馬限定のマーメイドSでは3馬身差の快勝を飾ったが、京都大賞典では4着、天皇賞・秋では3着。

 もちろん、堅調な成績とはいえただろう。牝馬ではまだまだ主力と考えてよかったはずだ。だがファンは、牡馬のトップクラスと堂々渡りあったエアグルーヴの姿をどうしても思い出してしまう。母の快走、血統からかけられた期待からすれば、アドマイヤグルーヴの頑張りは物足りないものに映ったのである。

2番人気は許せない

 そして、2004年・第29回エリザベス女王杯。牝馬同士の闘いならより大きな人気を集めるべきはずのアドマイヤグルーヴだったが、僅差の2番人気に甘んじる。1番人気を奪ったのは、その年の秋華賞馬・3歳のスイープトウショウだった。

 年下の、しかも同じ牝馬よりも低い評価しか与えられなかったことが、アドマイヤグルーヴのプライドに火をつけたのかも知れない。

 直線。2番手から抜け出して懸命に粘るオースミハルカを、中団からアドマイヤグルーヴが猛然と追う。かつてのライバル・スティルインラブが中団で苦しむのとは対照的な闘志、また後方から鋭く足を伸ばして差を詰めようとするスイープトウショウら追込み勢よりも力強いストライドで、芝を蹴り上げる。

 最後は4分の3馬身差で1着ゴールを駆け抜けて、アドマイヤグルーヴは、エリザベス女王杯連覇という輝きを放ったのであった。

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