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メジロドーベル 女王ここにあり[1998年]

3世代のオークス馬が参戦

 1998年・第23回エリザベス女王杯には、3歳から5歳まで、3世代のオークス馬がズラリと顔を揃えた。

 単勝オッズ1.4倍の断然人気を背負ったのは、第57代オークス馬・5歳のエアグルーヴ。前年から秋の天皇賞1着、ジャパンC2着など牡馬一線級と互角の戦いを続けており、この年も宝塚記念3着、前走・札幌記念1着と好調。牝馬同士の闘いとなるここは負けられない一戦といえた。

 3歳代表は第59代オークス馬エリモエクセル。秋初戦の秋華賞では7着と敗れたが、若さと息の長い末脚から3番人気に推される。

 間に挟まれた4歳・第58代オークス馬がメジロドーベルだ。前年の秋華賞以来約1年も勝ち星から遠ざかっていたが、前走・府中牝馬Sで復活勝利をあげての臨戦。2番人気でエアグルーヴに挑むこととなった。

折り合いに苦しむも我慢の競馬

メジロドーベル写真

 当然この3頭にファンの視線は注がれたのだが、結果はメジロドーベルの独壇場といってよかったかも知れない。

 レースは、900万下までしか勝ち鞍のないナギサが1000m通過62秒というゆったりしたラップで逃げる展開。3頭のオークス馬はいずれも中団で追走した。

 最初に動いたのはエアグルーヴだ。3コーナー過ぎには早くも3番手の外に進出、直線では大外から先行勢を追う横綱相撲で勝利を目指す。が、スローで流れたせいで前が止まらず、なかなか差を詰められない。

 エアグルーヴをピタリとマークしていたエリモエクセルは4コーナーで内に潜り込んだものの、直線では前が詰まる不運に見舞われた。万事休すだ。

 そして、メジロドーベル。スローな流れに苦しみ、向こう正面では鞍上・吉田豊騎手が懸命に手綱を引いて折り合いに苦労する姿も見られたが、その我慢が最後に生きた。

女王争いを制し競馬史を刻む

 距離ロスのないコース取りで直線に向かうと、インを突いてのスパート。ナギサを交わし、2番手から抜け出したランフォザドリームも内から力でねじ伏せる。1馬身4分の1抜け出し、吉田騎手が立ち上がって拳を振り上げながらゴールするという完勝の1着となったのである。

 女王争いの直接対決で勝利をつかんだメジロドーベルは、翌1999年にもエリザベス女王杯を制覇。“女王”としての地位を確固たるものとして、その名を競馬史に刻み付けることになるのだった。

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