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ダンスパートナー

良血馬の開花

 1996年。3歳牝馬三冠の最終戦として秋華賞が創設されたのにともない、エリザベス女王杯は古馬混合のレースとして生まれ変わった。待ち望まれた、現役牝馬最強決定戦の誕生。その初代勝ち馬がダンスパートナーだ。

ダンスパートナー写真 ダンスパートナーの母は、いまや名繁殖牝馬として知られるダンシングキイ。近親には欧米で2歳王者となったアラジをはじめとする強豪がひしめき、伝説の馬ニジンスキーを父に持つ良血馬だ。日本に輸入され、トニービンとの間にもうけたエアダブリンが日本ダービー2着、菊花賞3着と活躍。その妹でサンデーサイレンス産駒のダンスパートナーにかけられる期待も、当然大きなものとなった。

勝ち切れない馬の変身

 期待にたがわぬ走りだったといえるだろう。1995年、ダンスパートナーは桜花賞2着、オークス優勝と実績を積み重ねてJRA賞最優秀4歳(現3歳)牝馬に選出。海外遠征や菊花賞出走など話題も振りまいた。
しかし、勝ち切れない馬だったことも事実。デビューから翌1996年3月の産経大阪杯までの12戦で、勝ち星は新馬戦とオークスだけ。その間、実に7度もの2着を経験していたのだ。追い込んで届かず。それがダンスパートナーのレーススタイルとなりつつあった。

転機が訪れたのは13戦目の京阪杯だった。それまで主戦を務めた武豊に替わって、ダンスパートナーは鞍上に四位洋文騎手を迎える。そして四位騎手は、いつもより早めの進出でダンスパートナーに3勝目をプレゼントした。上がり3ハロン推定タイムは、ダンスパートナーの自己最速となる33秒5。2着続きだった馬が、新たなパートナーによって極限の末脚を引き出され、勝利をつかみ取ったのだ。

力でねじ伏せ快勝

 そして迎えたエリザベス女王杯。京阪杯の後、安田記念、宝塚記念、京都大賞典と牡馬の一線級に敗れ続けていたものの、牝馬どうしの戦いなら切れ味は一枚上。函館記念を勝ったブライトサンディー、府中牝馬S2着のフェアダンス、砂の女王ホクトベガ、そして女傑ヒシアマゾンと難敵はそろったが、ダンスパートナーは堂々1番人気を背負ってレースに臨むこととなった。

その走りもまた堂々としたものだった。これまでの後方待機から一転、好位を追走し、直線では粘るシーズグレイスとヒシアマゾンを力でねじ伏せ、追い込んだフェアダンスとホクトベガも完封してみせたのだ。
それはまぎれもなく、現役最強牝馬の走りだった。

 

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