G1特集 第40回 エリザベス女王杯G1特集 第40回 エリザベス女王杯

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エリザベス女王杯とは?

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3歳馬と古馬の実力馬が集結し、牝馬ナンバー1を競う。スタミナと瞬発力が問われるレースで、昨年は4歳馬ラキシスが優勝。今年制するのは3歳馬か、古馬か?

牝馬の頂上決戦

1970年に4歳(旧表記)牝馬三冠の最終戦として創設された「ビクトリアカップ」が前身。75年にエリザベス女王の来日を記念し、翌76年から「エリザベス女王杯」として新たに第1回が開催された。当初は京都競馬場・芝2400mが舞台で、4歳(旧表記)牝馬限定の競走だった。

84年のグレード制導入ではG1に格付け。96年に競走条件が4歳牝馬限定から4歳以上の牝馬限定へと変更。それに伴い、距離も芝2200mへと短縮。同年に三冠最終戦として「秋華賞」が新設。これにより、3歳馬(現表記)と古馬との対決が実現。牝馬の頂上決戦として位置付けられるようになった。

99年には国際競走に指定。外国馬は5頭まで出走可能だったが、07年からは9頭へ拡大された。また、08年に創設された秋季国際G1競走シリーズ『ジャパン・オータムインターナショナル』に指定されている。

スタミナと瞬発力が問われるレース

京都外回り芝2200mで行われるエリザベス女王杯。秋華賞から距離が長くなり、内回りから外回りへとコースが替わる。また、これまで春のヴィクトリアマイルと両方制した馬はいないのも特徴。中距離をこなせるスタミナと混戦を断ち切る瞬発力が問われるタフなレースだ。

優勝馬には初の連覇を成し遂げたメジロドーベル、6連勝で頂点へ上り詰めたファインモーション、後に有馬記念を制するダイワスカーレットら歴史的名牝が並んでいる。昨年は一昨年2着だったラキシスが初重賞制覇を見事にG1の舞台で成し遂げている。

勢いある3歳馬かキャリア豊かな古馬か

今年も3歳馬と古馬の実力馬が顔を揃え、激しい戦いが繰り広げられそうだ。

3歳勢からは秋華賞2着クイーンズリング、ローズSを差し切ったタッチングスピーチ、オークス2着以来ぶっつけとなるルージュバックらが出走予定。古馬勢も連覇を目指すラキシス、昨年2着の雪辱に燃えるヌーヴォレコルト、前哨戦の府中牝馬Sを勝利したノボリディアーナらがスタンバイ。他にも大舞台での一発を狙う伏兵がズラリと並ぶ。

勝つのは勢いある3歳馬か、豊富なキャリアを誇る古馬か、注目の一戦が迫っている。