JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場
第35回 エリザベス女王杯特集 2010年11月14日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝2200m

好走のカギを握るのはノーザンダンサーの血

1)サンデーサイレンス系だからといって安心できない

 過去10年で4勝・2着5回のサンデーサイレンス産駒が成績では圧倒的にリード。その息子アグネスタキオンの産駒も2勝をマークしている。が、だからといって「サンデーサイレンス系で絶対」といえないのが、このレースだ。サンデーサイレンス系の種牡馬別成績をご覧いただきたい。

種牡馬 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス 4回 5回 3回 19回
12.9%
29.0%
38.7%
アグネスタキオン 2回 0回 0回 3回
40.0%
40.0%
40.0%
スペシャルウィーク 0回 0回 1回 1回
0.0%
0.0%
50.0%
 その他 0回 0回 0回 23回
0.0%
0.0%
0.0%

 8頭出走で6着が最高というフジキセキのほか、ステイゴールドやダンスインザダークなどの産駒が軒並み敗退。昨年はスペシャルウィーク産駒ブエナビスタが断然人気に推されたものの、3着に敗れて大波乱に一役買うことになった。

 ちなみに3着以内に入ったサンデーサイレンス系のべ15頭を見ると、ほとんどが1〜4番人気。例外は繰り上がり1着のフサイチパンドラ(7番人気)だけだ。

 では、サンデーサイレンス系以外の成績はどうだろう。

種牡馬系統 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 1回 3回 1回 30回
2.9%
11.4%
14.3%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 1回 9回
8.3%
16.7%
25.0%
ナスルーラ系 1回 1回 1回 24回
3.7%
7.4%
11.1%
ヘイルトゥリーズン系 1回 0回 0回 14回
6.7%
6.7%
6.7%
その他の系統 0回 0回 3回 7回
0.0%
0.0%
30.0%

 どの系統もサンデーサイレンス&アグネスタキオンの親子を脅かせてこなかった、というのがこの10年間の実情だ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)それでもカギを握るのはノーザンダンサー系

 過去10年の連対馬16頭は、7頭が母父ノーザンダンサー系、4頭が母母父ノーザンダンサー系、3頭が父ノーザンダンサー系。残りの2頭はいずれもサンデーサイレンス産駒で、母父がミスタープロスペクターのフサイチエアデールと、母父がAlydarのダイヤモンドビコー。

 好走のためにはノーザンダンサーの血が必須。でなければRaise a Nativeが欲しい、といったところだろうか。

3)勝ち馬の父に求められる資質は?

 過去10年の勝ち馬の父の代表産駒を列挙してみよう。

勝ち馬の父 代表産駒
 ブライアンズタイム 
 ナリタブライアン/マヤノトップガン 
 サンデーサイレンス 
 ディープインパクト/スペシャルウィーク 
 Danehill      
 エアエミネム/ツクバシンフォニー 
 エンドスウィープ  
 アドマイヤムーン/ラインクラフト 
 アグネスタキオン 
 ディープスカイ/キャプテントゥーレ 
 ジャングルポケット 
 オウケンブルースリ/ジャガーメイル 

 マイラーっぽい馬もいるものの、日本ダービーやジャパンC、菊花賞や天皇賞・春といった「格の高い2400〜3200m戦で好走した馬」が多いといえそうだ。

4)母系の“確かさ”も重視したい

 下の表は連対馬の母系から出た活躍馬をまとめたもの。未勝利馬や条件馬しか出ていない血統の出身馬は1頭もおらず、みな「1本芯の通った血統」といえるだろう。

 馬名 母系・近親の活躍馬
 ファレノプシス 
 近親にビワハヤヒデ、ナリタブライアン
 フサイチエアデール 
 近親に米G1勝ち馬アフィリエイト
 トゥザヴィクトリー 
 近親にベルモントS勝ち馬クレームフレーシュ
 ローズバド  
 母はデイリー杯3歳S勝ち馬ロゼカラー
 ファインモーション 
 兄はジャパンCや米BCターフの勝ち馬ピルサドスキー 
 ダイヤモンドビコー 
 近親に重賞2勝のアイリッシュダンス
 アドマイヤグルーヴ 
 祖母ダイナカール、母エアグルーヴともにオークス馬
 スティルインラブ 
 兄はラジオたんぱ賞勝ち馬ビッグバイアモン
 オースミハルカ 
 曾祖母トサモアーは阪神3歳S勝ち馬
 スイープトウショウ 
 祖母サマンサトウショウはエプソムC勝ち馬
 フサイチパンドラ 
 近親に欧州年度代表馬エルグランセニョール
 ダイワスカーレット 
 母スカーレットブーケは重賞4勝、兄はダイワメジャー 
 リトルアマポーラ 
 祖母は重賞2勝のルイジアナピット
 カワカミプリンセス 
 祖母は米重賞2勝のSummer Secretary
 クィーンスプマンテ 
 近親にオープン3勝のレディゴシップ
 テイエムプリキュア 
 近親にダート重賞4勝のエムアイブラン

結論

 2008年の勝ち馬リトルアマポーラのほか、ヒカルアマランサス、ブロードストリートのアグネスタキオン産駒(いずれも母父または母母父がノーザンダンサー系)には注意したいところ。特にブロードストリートは近親にアグネスワールドやヒシアケボノのいる良血で、復活の快走があって不思議ではない。

 とはいえ、人気を集めそうなアパパネとメイショウベルーガにも死角はない。

 アパパネは母がオープン勝ち馬で母の父がノーザンダンサー系。キングカメハメハの産駒はローズキングダムが菊花賞で地力を示したばかりだ。

 メイショウベルーガは父・母父ともノーザンダンサー系で、父フレンチデピュティの産駒には天皇賞馬アドマイヤジュピタがいる。母系はダンシングブレーヴを出した世界的名牝系で、スケールとしてはこちらが上かもしれない。

【メイショウベルーガの血統表】

メイショウベルーガの血統表

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN