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サニーブライアン 果敢な逃げで二冠制覇[1997年]

人気薄で皐月賞制覇

 1997年の第57回皐月賞。サニーブライアンが逃げ切り勝ちを収めたとき、この馬が日本ダービーでも主役の座を担うと考えた人は少なかったはずだ。

 2歳10月の新馬戦を楽に逃げ切ったサニーブライアンだったが、その後は見どころのない競馬を続けていた。百日草特別は逃げて一杯の5着、府中3歳Sは好位から失速して7着、ひいらぎ賞では中団からわずかに差を詰めただけの5着……。

 3歳になり、2000m戦を使われるようになると、若竹賞では2着、ジュニアC(当時は2000mで実施)で2勝目をマークとやや粘りを増したが、弥生賞では勝ったランニングゲイルから1秒以上も離される3着に終わり、若葉Sでも4着に敗れての皐月賞参戦。11番人気の評価も無理はなかっただろう。

 ところがレースでは、実に味のある走りを見せた。逃げるテイエムキングオーをマークし、向こう正面で先頭を奪うと、そのままマイペース。スローに落としたことが効いて、直線でも粘りに粘っての1着、まんまとクラシック第一冠を手にしたのである。

大西騎手の決意

サニーブライアン写真

 それでもなお、サニーブライアンの評価は上がらなかった。ファンの目には、強烈な追込みを武器とするメジロブライト、弥生賞のロングスパートが印象的だったランニングゲイル、3歳春になって急上昇してきたシルクジャスティス、トライアルを制したサイレンススズカやトキオエクセレントらの方が上位だとうつったのだ。

 ただひとり、サニーブライアンの鞍上・大西直宏騎手だけは、この馬の潜在能力を信じていたようだ。他の馬への牽制も含まれていたのだろう、「ダービーでも逃げます」と堂々の宣言、その言葉通り、果敢にハナを切って2400mの逃走劇に挑んだのである。

大外から鮮やかに逃げ切り

 大外18番枠発走の不利をものともせず先頭に立ったサニーブライアンは、淡々としたピッチを刻む。有力馬のほとんどは中団から後ろ、たがいに様子をうかがいあって動けない。そんな各馬をしり目に、サニーブライアンは最後の直線でも大きく駆けた。

 先行勢が崩れた後、ようやくシルクジャスティス、メジロブライト、エリモダンディーが伸びてきたが、ときすでに遅し。サニーブライアンはまたも逃げ切りで勝利する。

 使われながら身につけた粘り腰と、その特徴を最大限に生かす果敢な逃げで、3歳クラシック二冠制覇を成し遂げたのである。

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