G1特集 第83回 東京優駿(日本ダービー)G1特集 第83回 東京優駿(日本ダービー)

有力馬情報

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ディーマジェスティ 豪脚ですべてを飲み込み、狙うは二冠

ディーマジェスティ
アッと驚く末脚で皐月賞を制したディーマジェスティ

前走皐月賞では大外のスタートから、発馬直後に外に寄れて後方からの追走。前半1000m通過が58秒4の厳しいペースになったことでそのまま後ろで構え、最後の直線は外へ持ち出された。追い出されると凄い反応を見せ、前の馬たちを一気に飲み込んで優勝を果たした。意外な結末ではあったが、勝ち時計の1分57秒9も非常に優秀で、展開の利だけでは見せられない芸当。戦前言われた3強と比べてもヒケを取らない資質と地力があると見ていいだろう。東京コースは共同通信杯で経験済み。距離延長も特に問題ないだろう。引き続き強力なライバルが揃うが、二冠達成の権利があるのは本馬だけだ。

マカヒキ 東京コースで決め手を生かしたい

マカヒキ
強烈な決め手で大仕事を目指すマカヒキ

皐月賞は3番人気に甘んじたが、結果は2着。勝ったディーマジェスティよりも後ろから追走し、最後の直線は大外へ。上がり3ハロンは勝ち馬を上回ったが、勝ち馬の弾け方も凄かった。本馬も力は出し切ったと言えるだろう。デビュー以来、4戦してすべてのレースで上がり最速をマーク。馬群の中に入れて立ち回る器用さは未知数ながら、強烈な決め手はメンバー中屈指と言っていい。常識に的に考えれば広い東京コースに替われば、より決め手が生きると考えられる。距離のロスを最小限に抑えて終いを生かせるかどうかが、勝敗の分かれ目になりそうだ。

サトノダイヤモンド 大目標のここで巻き返す

サトノダイヤモンド
きさらぎ賞圧勝の力を示したいサトノダイヤモンド

リオンディーズをわずかに押さえて皐月賞では1番人気に支持された。レースは中団から進め、勝負どころでは先団を射程圏に入れた。言うなれば正攻法の乗り方で攻めたが、結果的には後ろからきた2頭に差されてしまった。これまで経験したことがない厳しい流れだったため、終いがやや鈍ったのは仕方がないこと。それにトライアルを使わず、中山コースが初めてだったことも影響したかもしれない。逆に目標は今回の日本ダービー。傍目からはそう映るし、前走からの上積みは見込めるだろう。きさらぎ賞で見せた力を信じ、巻き返しをかけたい。

リオンディーズ 折り合いが課題も爆発力は十分

2番人気で出走した皐月賞は、最後の直線で脚をなくし、エアスピネルの進路を妨害して5位降着という厳しい結果だった。2番手追走、3コーナーで先頭というレース運びだったわけだが、厳しいペースの上、レース中はかなりの強風が吹いていた。大失速してもおかしくない展開であり、よく踏みとどまったと言える。テンションの高さに起因し、折り合えるかどうかが最大のポイント。半兄のエピファネイア同様の課題を抱えているが、力を出し切れたときの爆発力は朝日杯FSで証明済み。ここを勝つ力はあるはずだ。鞍上のコントロール・作戦に注目だ。

ヴァンキッシュラン 青葉賞を好時計で優勝

ヴァンキッシュラン
青葉賞を快勝で楽しみなヴァンキッシュラン

惜敗続きで初勝利は4戦目。昇級戦となった2月の500万クラスでは、1位入線ながら進路妨害で2位降着となったが、その後2連勝を果たしてこの大舞台へ駒を進めてきた。前走は青葉賞に出走。4番人気ながら最後の直線で力強く抜け出し、レッドエルディストを1馬身1/4突き放した。これまでで最も強い勝ちっぷりで、勝ち時計の2分24秒2も非常に優秀なものだった。空前のハイレベルと言われる皐月賞組との力関係が最大のポイント。過去の例では、勝ちまでこぎつけるのは難しいかもしれない。しかし、好勝負になってもおかしくないはずだ。

スマートオーディン 毎日杯を経て京都新聞杯を勝利

毎日杯で重賞初制覇を果たした後の進路に注目されていたが、皐月賞でもNHKマイルCでもなく京都新聞杯を選択した。その前走は1番人気に応えて優勝。相手関係が楽であったこともあり、しっかりと結果を残した。ただ、これでダービーにつながるかは微妙。今回は相手がかなり強くなるし、別次元のタフな競馬になるだろう。6着と崩れた共同通信杯が東京であり、淀みない流れを先行した点も気になる。スローペースの上がり勝負には強いが、そうでない展開になった時に強い走りは見せてない。とにかく自分のペースを守り、終いの脚にかける競馬になりそうだ。

ロードクエスト 東京で巻き返し、NHKマイルCは2着

前走NHKマイルCは後方追走となったが、スタート自体はまずまずだったように見える。予想された通りメジャーエンブレムが今度こそはハナを切る展開。結果的には逃げ切り勝ちを許すことにはなったが、最後の直線で強烈に伸びて3/4馬身差の2着まで迫った。圧勝した新潟2歳Sを思い出すパフォーマンスであり、やはり左回りのマイル戦は合っている。あらためて力があるところを見せた。その後、ダービーに向かうのは強行軍ながら予定通り。課題は距離になるだろう。どちらかと言えば不安だが、こなせれば皐月賞より着差は詰まるはず。

エアスピネル 本質的にはマイラーか

仕上がりの早さとレースセンスの良さは、皐月賞上位5頭の中ではピカイチだろう。弥生賞の時に比べ、一度叩かれた皐月賞では折り合いがついていた。ペースの関係もあるが、先団を見ながら正攻法の競馬をして4着(リオンディーズの降着によるもの)に入った。勝ち馬とは0.5秒差であり、2着のマカヒキとは0.3秒差。展開一つで逆転が十分ある着差にとどまっていることは間違いない。ただ、本質的にはマイラータイプである可能性が高い。実際にこれまで勝利しているのはデイリー杯2歳Sを含め、芝1600mのレース。距離延長で、脚が伸びるかが課題だ。

レッドエルディスト 決め手が魅力な青葉賞2着馬

今年1月のデビューで、まだキャリアは4戦。初戦を5着と落としたが、2戦目の京都芝2200mで勝ち上がると、続く大寒桜賞を制した。同レースは近年、トーセンホマレボシやラストインパクト、ワールドインパクトにタンタアレグリアが勝っている出世レース。前走青葉賞で5番人気ながら2着と好走したのも自然と言えるものだ。現時点では、ヴァンキッシュランの方が地力は上位だろう。それでも上がり3ハロンはメンバー中最速で、勝ち馬を凌ぐもの。展開が向き、最高のコース取りができれば上位を脅かすシーンがあってもいい。

アジュールローズ プリンシパルS優勝もここでは

初勝利は2戦目の東京ダート1600m。昇級戦となったレースは芝に挑戦し、4着と善戦。2走前の中山芝2000mの500万クラスで勝利を飾り、オープン入りを果たした。ただ、勝ち時計が地味だったこともあり、前走プリンシパルSは7番人気の評価。それを覆して勝利を飾ったわけだが、勝因は枠順とジョッキーの腕も大きかった印象が否めない。1枠のスタートから3番手で立ち回り、最後の直線はボウマン騎手のムチがしなった。勝ち時計も平凡だったこともあり、今回も評価は高くないだろう。未対戦馬が多く、わからない面もあるが、さすがに今回は厳しそうだ。