G1特集 第83回 東京優駿(日本ダービー)G1特集 第83回 東京優駿(日本ダービー)

コース解説

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近年稀にみるハイレベルな頂上決戦
東京芝2400m〔Cコース〕

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昨年はドゥラメンテが快勝し二冠を達成

今週からCコースで馬場は良好

牡馬クラシックの頂点に位置づけられるレース。「競馬の祭典」と呼ばれ、東京芝2400mを舞台に3歳牡馬たちが一世一代の大勝負を繰り広げる。例年、施行時期は変わらないが、12年より2回東京開催の最終週に行われている。今年も2回東京は全12日間の日程。前半6日間がAコースで、7〜10日目がBコースを使用。そして11〜12日目がCコースとなっている。日本ダービーは12日目に行われる。よって今週はコース替わりで、Cコースを使用。同コース時の幅員は25〜35m。Aコースよりも6m外に仮柵が設けられている。Bコースからは3m外側に移動したことになる。

芝はイタリアンライグラスによるオーバーシードを使用している。JRAの発表によると、芝の生育は順調で全体的に良好な状態となっている。

過去10年、日本ダービーは一貫してCコースで行われている。その間、不良馬場で2回、稍重で1回レースが行われた。特にロジユニヴァースが勝利した09年は大変な不良馬場で、勝ち時計が2分33秒7と非常に時計を要した。通常、良馬場であれば2分23〜24秒台の決着が予想される。先週、オークスを勝利したシンハライトの勝ち時計は2分25秒0(良)。前年のミッキークイーンと同じタイムであり、例年並みの時計の出方となっている。

展開の紛れは少なく力勝負の舞台

コース解説図

スタートは正面スタンド前直線から。スタート後、平坦のホームストレッチを走り、ゴール板を一度通過。そこからグルリとコースを一周する。最初の1コーナーまでの距離は約350m。1コーナーから2コーナーにかけてはほぼ平坦。約450mある長いバックストレッチを通り、3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。3〜4コーナーにかけては下り坂になっている。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂(高低差2.1m)。東京競馬場全体の高低差は2.7mある。最後の直線距離は525.9mとなっている。

皐月賞よりも距離が400m伸び、舞台は中山から東京へ。小回りから広いコースになり、直線の長さもかなり伸びる。展開の紛れが少なくなり、馬の力がフルに発揮される舞台となる。ペースは平均からスローになることが多い。メンバー構成次第だが、引っ張る馬がいればそれほど遅くはならない。馬場がいい関係上、道中で13秒台のラップを踏むケースも少ない。後半の3〜4ハロンは11秒台が続くため、いい脚を長く要求される。

力がある馬ならば脚質は不問

過去10年の脚質別成績は、逃げ馬が【0.2.1.7】。勝ち馬はいないが、軽視はできない。好走した馬は06年アドマイヤメイン(4番人気)、07年アサクサキングス(14番人気)、13年アポロソニック(8番人気)。上位人気馬が逃げを打つケースがほとんどない中で、伏兵馬が粘り込んでいる。

そして先行馬は【3.3.1.28】、差し馬は【5.4.6.73】という成績。好走馬の数は差しが多いが、勝率・連対率・複勝率はいずれも先行馬が上だ。追い込みは【2.1.2.40】で好走率は下がるが、キズナやディープスカイが勝利している。力がある馬ならば、脚質はどれでも問題ない。

過去10年の枠順別成績は、1枠が【6.1.0.13】でトップの成績。少ないサンプル数の中で、優勝馬が6頭もいる。昨年はサトノラーゼンが2着に食い込んでいる。Cコース替わりの影響からか、同枠は有利と考えるべきだろう。また、昨年はドゥラメンテが7枠から優勝を果たしたが、外目の枠はやや厳しいと見たい。