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第81回 東京優駿(日本ダービー)特集 2014年6月1日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝2400m

紅一点レッドリヴェールの激走がある!

1)サンデーサイレンス系が一応の中心

 過去10年で6勝・2着6回・3着7回。過去20年にまで広げれば11勝・2着10回・3着9回と、日本ダービーの主役であり続けているサンデーサイレンス(SS)および後継種牡馬の産駒たち。1〜3着独占はおろか、掲示板に載った馬すべてがこの系統というケースもあったほどだ。

 もちろん、出走数が多いためであって率として飛び抜けているわけではないのだが、この10年で馬券に絡まなかったことはない。まずはSS系の中から買える馬・買えない馬をあぶり出すことが、日本ダービーの予想における常道だろう。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6回 6回 7回
102頭
5.9%
11.8%
18.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 2回 0回
18頭
5.6%
16.7%
16.7%
ミスタープロスペクター系 2回 1回 1回
21頭
9.5%
14.3%
19.0%
ノーザンダンサー系 1回 1回 2回
28頭
3.6%
7.1%
14.3%
ナスルーラ系 0回 0回 0回
9頭
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統 0回 0回 0回
1頭
0.0%
0.0%
0.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)SS後継種牡馬は長距離適性と安定感がカギ

 SS後継種牡馬から出た1〜3着馬は10年間で14頭。各種牡馬のGI勝ち鞍や生涯成績をまとめると、以下の通りとなっている。

種牡馬 G1勝ち鞍と生涯成績
スペシャルウィーク 日本ダービー・ジャパンC/17戦10勝・着外1回
フジキセキ 朝日杯3歳S/4戦4勝
アグネスタキオン 皐月賞/4戦4勝
ネオユニヴァース 皐月賞・日本ダービー/13戦7勝・着外1回
マンハッタンカフェ 菊花賞・有馬記念・天皇賞(春)/12戦6勝・着外3回
ステイゴールド 香港ヴァーズ/50戦7勝・着外13回
ハーツクライ 有馬記念・ドバイシーマクラシック/19戦5勝・着外6回
ディープインパクト クラシック三冠・ジャパンCなど/14戦12勝・失格1回

 早期引退を余儀なくされたフジキセキとアグネスタキオンを除けば、2400m以上のGI勝ち鞍を持っていることがわかる。また着外数の少なさも特徴。何度も負けているステイゴールドとハーツクライだが、GIでの僅差2〜3着は多く、ある意味では大舞台での安定感は示してきたといえるだろう。

3)SS系産駒はマイル適性を受け継いでいることも大切

 SS後継種牡馬の産駒について、母父の系統別成績を調べてみる。一応はノーザンダンサー系が有力といえそうだ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 4回 3回 3回
41頭
9.8%
17.1%
24.4%
ナスルーラ系 1回 2回 1回
21頭
4.8%
14.3%
19.0%
ミスタープロスペクター系 0回 1回 2回
16頭
0.0%
6.3%
18.8%
ヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
7頭
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統 1回 0回 1回
17頭
5.9%
5.9%
11.8%

 また、SS後継種牡馬の産駒で連対を果たした8頭は、母系からマイル適性を受け継いでいるのも特徴だ。

連対馬 母父などの現役時成績
インティライミ 母父ノーザンテーストは1400mG1勝ち馬
ディープスカイ 母父Chief's Crownは米BCジュヴェナイル勝ち馬
ロジユニヴァース 母父Cape CrossはマイルG1勝ち馬
リーチザクラウン 母父Seattle SlewはダートのマイルG1勝ち馬
オルフェーヴル 兄ドリームジャーニーは朝日杯勝ち馬
ウインバリアシオン 母父Storm Birdは1400mG1勝ち馬
ディープブリランテ 母父Loup Sauvageは仏2000ギニー2着/近親に阪神JF勝ち馬
フェノーメノ 母父Danehillは1200mG1勝ち馬
キズナ 母父Storm Catは米BCジュヴェナイル2着

 ちなみに母父サンデーサイレンスという馬は21頭が出走し、勝ち星ゼロ、2着が3回。1番人気7着のフサイチホウオー、2番人気5着のロゴタイプと期待を裏切ることも多く、買いづらい存在だ。

4)その他のヘイルトゥリーズン系やノーザンダンサー系の狙いどころ

 SS系以外のヘイルトゥリーズン系からはタニノギムレット産駒のウオッカ、ノーザンダンサー系ではオペラハウス産駒メイショウサムソンが勝利している。率的にSS系を上回っておらず、あえて狙う意味は薄いといえるが、念のために見ておこう。

 ウオッカや2008年2着のスマイルジャックの父はタニノギムレットで、日本ダービーを勝つなど8戦して5勝、4着以下なし。ウオッカの母父ルションはマイルG1勝ち馬で、スマイルジャックには朝日杯勝ち馬マルゼンスキーの血が入っているほか、自身もマイル重賞を後に勝利する。昨年2着のエピファネイアは父がシンボリクリスエス。有馬記念勝ち馬で、15戦8勝・着外なしの戦績だった。エピファネイアの母は桜花賞2着のシーザリオだ。

 つまり、ここでも「父の2400m以上適性および安定感」+「マイルに対する適性」の重要性が浮かび上がっている。

 ノーザンダンサー系から出た1〜3着馬は計4頭。父は、キングジョージ勝ち馬オペラハウス、伊ダービー馬ホワイトマズル、JCダート勝ち馬クロフネ、米クラシック二冠馬Big Brownと、スタミナ&パワー型の種牡馬たちだ。

5)ミスタープロスペクター系の好走条件は?

 SS系を逆転できるとすればミスタープロスペクター系だろう。キングカメハメハ、その産駒であるローズキングダムとベルシャザール、King's Best産駒エイシンフラッシュと、Kingmamboの血を引く馬たちが馬券に絡んでおり、この系統には注意が必要だ。

 Kingmambo(仏2000ギニー)、King's Best(英2000ギニー)、キングカメハメハ(NHKマイルC)といずれもマイルG1の勝ち馬。またキングカメハメハは母父がノーザンダンサー系、エイシンフラッシュはノーザンダンサーの5×6、ローズキングダムはノーザンダンサーの5×5×5、ベルシャザールはノーザンダンサーの5×5×4のインブリードを持っていた。

結論

 日本ダービーでの本命は、まずSS後継種牡馬の産駒では「父に2400m以上のGI勝ちあり/大崩れのなかったタイプ」、「母父がノーザンダンサー系」、「母父や母系からマイル適性を受け継いでいる」という馬。

 父フジキセキ×母父ナスルーラ系Cozzeneのイスラボニータは、悪くはないが2着っぽいイメージ。ワンアンドオンリーも母父タイキシャトルがヘイルトゥリーズン系という点に疑問を残す。

 これらより、アズマシャトル、サトノルパン、レッドリヴェール、ワールドインパクトといった伏兵の激走が怖い。中でもレッドリヴェールは自身がマイルG1勝ち馬ということから“ひょっとすると”もありうる。

 対抗は「Kingmamboの血を引きマイルG1勝ちのある種牡馬」の子で、「ノーザンダンサーの血」も濃いほうがいい。穴なら「2400m以上に適性のあるヘイルトゥリーズン系(非SS系)×マイル系種牡馬」という配合か「スタミナ&パワー型ノーザンダンサー系種牡馬の産駒」ということになる。

 キングカメハメハ産駒のトゥザワールドやスズカデヴィアスは母父がサンデーサイレンスで2着までか。むしろ父タニノギムレットで近親にスティンガーのいるハギノハイブリッドあたりが面白い。

【レッドリヴェールの血統表】

レッドリヴェールの血統表

<出走予定馬の血統的評価>

●A

アズマシャトル、サトノルパン、レッドリヴェール、ワールドインパクト

●B

ハギノハイブリッド

●C

イスラボニータ、ウインフルブルーム、サウンズオブアース、サトノフェラーリ、トーセンスターダム、ピオネロ、ベルキャニオン、マイネルフロスト、ワンアンドオンリー、スズカデヴィアス、トゥザワールド、タガノグランパ、シャドウダンサー

●D

アドマイヤデウス、エキマエ、ショウナンラグーン、ミヤビジャスパー

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