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第79回 東京優駿(日本ダービー)特集 2012年5月27日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝240m

ダービー適性ナンバー1はグランデッツァ!

1)ヘイルトゥリーズン系が一応の中心

 1995年、サンデーサイレンス(SS)の初年度産駒であるタヤスツヨシとジェニュインがワン・ツー・フィニッシュ。以来、日本ダービーではSSとその後継種牡馬たちが主役であり続けてきた。この系統は過去10年で5勝・2着6回・3着8回と断然の数字を誇る。

父馬 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系
5回 6回 8回
93頭
5.4%
11.8%
20.4%
その他のヘイルトゥリーズン系
2回 2回 0回
22頭
9.1%
18.2%
18.2%
ミスタープロスペクター系
2回 1回 1回
20頭
10.0%
15.0%
20.0%
ノーザンダンサー系
1回 1回 1回
28頭
3.6%
7.1%
10.7%
ナスルーラ系
0回 0回 0回
12頭
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統
0回 0回 0回
4頭
0.0%
0.0%
0.0%

 率として飛び抜けているわけではないものの、出走数の多さで成績を伸ばしているというイメージ。2011年はついに「出走全馬がSSの血を持つ」という事態にまでなった。

 またSS系以外のヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム、タニノギムレット、クリスエス)も過去10年で2勝・2着2回の成績を残しており、日本ダービーは、ほぼ「ヘイルトゥリーズン系のためのレース」となっているのが実情だ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)SS後継種牡馬は長距離適性と安定感がカギ

 SS後継種牡馬から出た1〜3着馬は計11頭。各種牡馬のGI勝ち鞍や生涯成績をまとめると、以下の通りとなっている。

SS後継種牡馬 G1勝ち鞍/生涯成績
ダンスインザダーク
菊花賞/8戦5勝・着外なし
スペシャルウィーク
日本ダービー・ジャパンC/17戦10勝・着外1回
フジキセキ
朝日杯3歳S/4戦4勝
アグネスタキオン
皐月賞/4戦4勝
ネオユニヴァース
皐月賞・日本ダービー/13戦7勝・着外1回
マンハッタンカフェ
菊花賞・有馬記念・天皇賞(春)/12戦6勝・着外3回
ステイゴールド
香港ヴァーズ/50戦7勝・着外13回
ハーツクライ
有馬記念・ドバイシーマクラシック/19戦5勝・着外6回

 早期引退を余儀なくされたフジキセキとアグネスタキオンを除けば、2400m以上のGI勝ち鞍を持っていることがわかる。また着外数の少なさも特徴。何度も負けているステイゴールドとハーツクライだが、GIでの僅差2〜3着は何度もあり、ある意味では大舞台での安定感は示してきたといえるだろう。

3)マイル適性を受け継いでいることも大切

 SS後継種牡馬の産駒について、母父の系統別成績を調べた。一応はノーザンダンサー系が有力といえる。

母父 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系
2回 2回 1回
24頭
8.3%
16.7%
20.8%
ナスルーラ系
0回 1回 1回
16頭
0.0%
6.3%
12.5%
ミスタープロスペクター系
0回 0回 3回
10頭
0.0%
0.0%
30.0%
ヘイルトゥリーズン系
0回 0回 0回
4頭
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統
1回 0回 0回
8頭
12.5%
12.5%
12.5%

 また、1〜3着馬の母、母父、母母父、きょうだいなどを見ると、Miswaki、Lyphard、ノーザンテースト、ガーサント、ディクタス、ビワハイジ、Chief's Crown、Cape Cross、Kingmambo、Machiavellian、ドリームジャーニー、Storm Birdなど、1400m〜マイルのG1勝ち馬や、名マイラーを生み出した種牡馬がズラリ。母系から受け継いだマイル適性の重要性がうかがえる。

 ちなみに母父サンデーサイレンスという馬は18頭が出走し、勝ち星ゼロ、2着が3回。勝ち切るにはちょっと苦しい。

4)その他のヘイルトゥリーズン系は長距離×マイルの配合

 SS系以外のヘイルトゥリーズン系で日本ダービー3着以内に産駒を送り込んだのは、ブライアンズタイムとタニノギムレットの親子、そしてクリスエスだ。

 ブライアンズタイム、クリスエス、ともに自身の勝ち鞍は1800mまでだが、ブライアンズタイムは誰もが知るステイヤー血統、クリスエスの産駒には英ダービー馬クリスキンや米BCターフ勝ち馬プライズドがいる。タニノギムレットは日本ダービー馬であり、いずれも2400m以上への対応力を強く持った種牡馬たちといえるだろう。

 またタニノギムレットの母タニノクリスタル(アネモネS1着)、シンボリクリスエスの母ティーケイ(1700mの重賞勝ち馬)、ウオッカの母父ルション(マイルG1勝ち馬)など、ここでも1400m〜マイルに対する適性の重要性が浮かび上がってくる。

5)とにかく大切、ノーザンダンサー系の血とマイル適性

 ノーザンダンサー系から出た1〜3着馬は3頭。父は、キングジョージ勝ち馬オペラハウス、伊ダービー馬ホワイトマズル、JCダート勝ち馬クロフネと、スタミナ&パワー型の種牡馬たちだ。

 ミスタープロスペクター系から出た1〜3着馬は4頭。こちらはKingmambo(仏2000ギニー)、King's Best(英2000ギニー)、キングカメハメハ(NHKマイルC)とマイルG1勝ち馬が並ぶ。またキングカメハメハは母父がノーザンダンサー系、エイシンフラッシュはノーザンダンサーの5×6、ローズキングダムはノーザンダンサーの5×5×5、ベルシャザールはノーザンダンサー5×5×4のインブリードを持っていた。

 さらに、これらの父・母父を見ると、3歳春のマイルG1勝ち馬がズラリと並んでいるのも特徴だ。

結論

 日本ダービーでの本命は、「父がSS後継種牡馬/2400m以上のGI勝ちあり/大崩れのなかったタイプ」、「母父がノーザンダンサー系」、「母父や母系からマイル適性を受け継いでいる」という馬。

 皐月賞1〜2着のゴールドシップ、ワールドエースは、ともに母父“その他の系統”。この2頭の比較では、母父が長距離型のワールドエースより、昨年のオルフェーヴルと同じ配合、母がチューリップ賞2着、母母父はマイラーのプルラリズムというゴールドシップに分がある。

 が、より有力なのは、グランデッツァ。父がアグネスタキオンで、母、母父(ノーザンダンサー系)、母母父、すべてがマイルG1勝ち馬と、ダービー適正ではナンバー1ではないだろうか。クラレントも、母父がダンシングブレーヴ(ノーザンダンサー系で英2000ギニー勝ち馬)、母母父がマイラーのテスコボーイ、兄がリディルとマイル適性に富んでおり、面白い存在だろう。

 対抗は「2400m以上に適性のあるヘイルトゥリーズン系(非SS系)×マイル系種牡馬」。アルフレードは母父がサンデーサイレンスで勝つまではいたらず、コスモオオゾラもマイル適性の点で見劣る。

 穴なら「父がスタミナ型ノーザンダンサー系」か「マイル型ミスタープロスペクター系」で、「ノーザンダンサーの血とマイル適性が必須」ということになる。トリップやゼロスは一応の条件をクリアしているものの、やはり母父サンデーサイレンスなのであっても2着までか。

【グランデッツァの血統表】

グランデッツァの血統表

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