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東京優駿(日本ダービー)特集
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ヘイルトゥリーズン系は+αが必須

1)ヘイルトゥリーズン系のためのレース。だが……

 過去10年の連対馬は下表の通り。サンデーサイレンス産駒が4勝・2着4回(3着も3回ある)、アグネスタキオンなどサンデーサイレンスの後継種牡馬たちの産駒が1勝・2着1回(3着が3回)と、サンデーサイレンス系が圧倒的な成績を残している。

 この系統が3着以内に入らなかったのは2001年だけ。このときは1〜5番人気までを非サンデー系が占めたが、6番人気のサンデーサイレンス産駒・ボーンキングが4着、掲示板を確保した。

 またサンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム、タニノギムレット、クリスエス)も2勝・2着3回で、日本ダービーは、ほぼ「ヘイルトゥリーズン系のためのレース」となっているのが実情だ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

 ただし各系統の出走数も合わせて見ておきたい。サンデーサイレンス自身とその他のヘイルトゥリーズン系は優秀な成績だが、サンデーサイレンスの後継種牡馬たちは、非ヘイルトゥリーズン系種牡馬(ノーザンダンサー系やナスルーラ系など)に比べて優位に立っているとは言い切れないのである。


種牡馬 出走頭数 1着 2着 勝率 連対率
サンデーサイレンス 42頭 4 4 9.5% 19.0%
サンデーサイレンスの後継馬たち 28頭 1 1 3.6% 7.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 25頭 2 3 8.0% 20.0%
それ以外の種牡馬 85頭 3 2 3.5% 5.9%

2)SS後継種牡馬は安定感、ノーザンダンサーの血、マイル適性がカギ

 もはやサンデーサイレンスの直子が日本ダービーに出ることはないので、ここでは後継種牡馬たちの産駒について見ていこう。

 日本ダービー3着以内に産駒を送り込んだのは、ダンスインザダーク、スペシャルウィーク、フジキセキ、アグネスタキオン。やや強引だが、この4頭の種牡馬に共通するのは現役時の安定度だ。アグネスタキオンとフジキセキは無敗のまま引退、ダンスインザダークは8戦して4着以下なし、スペシャルウィークが掲示板を外したのは休み明けの京都大賞典7着のみだった。

 これら以外の種牡馬(アドマイヤベガ、バブルガムフェロー、ステイゴールドなど)は、2回以上着外に敗れていたり、2ケタ着順に大敗した経験を持っている。

 また下表からは、ノーザンダンサー系の血とマイル適性の重要性もうかがえるのではないだろうか。

【日本ダービー3着以内に入ったサンデーサイレンス系種牡馬の産駒たち】


競走馬 父の現役成績 母の父などの成績
ザッツザプレンティ ダンスインザダーク 母父ミスワキ(ミスタープロスペクター系)は1400mのG1勝ち馬
8戦5勝・
4着以下なし
母母父リファール(ノーザンダンサー系)はマイルG1勝ち馬で、ニッポーテイオーの祖父
インティライミ スペシャルウィーク 母父ノーザンテースト(ノーザンダンサー系)は1400mのG1勝ち馬
17戦して着外は
1度 (7着)だけ
母母父ガーサント(ハーミット系)はマイルG1勝ち馬
ドリームパスポート フジキセキ 母父トニービン(グレイソヴリン系)の産駒にノースフライトやテレグノシスなど
4戦4勝、
無敗のまま引退
母母父ディクタス(ファイントップ系)はマイルG1勝ち馬でサッカーボーイの父
アドマイヤオーラ アグネスタキオン 母父カーリアン(ノーザンダンサー系)の産駒にシンコウラブリイ、ゼンノエルシドなど
4戦4勝、
無敗のまま引退
母ビワハイジはマイルG1勝ち馬/母母父ロードゲイルはマイル戦・パース賞勝ち馬
ディープスカイ アグネスタキオン 母父チーフズクラウン(ノーザンダンサー系)はマイルG1勝ち馬
4戦4勝、
無敗のまま引退
ディープスカイ自身がNHKマイルC勝ち馬

3)その他のヘイルトゥリーズン系は長距離×マイルの配合

 サンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系で日本ダービー3着以内に産駒を送り込んだのは、ブライアンズタイム(ダンツフレームとタニノギムレット)とタニノギムレット(ウオッカとスマイルジャック)の親子、そしてクリスエス(シンボリクリスエス)だ。

 ブライアンズタイム、クリスエス、ともに自身の勝ち鞍は1800mまでだが、ブライアンズタイムは誰もが知るステイヤー血統、クリスエスの産駒には英ダービー馬クリスキンや米BCターフ勝ち馬プライズドがいる。タニノギムレットは日本ダービー馬であり、いずれも2400m以上への対応力を強く持った種牡馬たちといえるだろう。

 またダンツフレームの母父サンキリコ(マイル重賞勝ち馬)、タニノギムレットの母タニノクリスタル(アネモネS1着)、シンボリクリスエスの母ティーケイ(1700mの重賞勝ち馬)、ウオッカの母父ルション(マイルG1勝ち馬)など、ここでも1400m〜マイルに対する適性の重要性が浮かび上がってくる。

4)とにかく大切、ノーザンダンサー系の血とマイル適性

 ヘイルトゥリーズン系以外の成績を系統ごとにまとめると、以下のようになる(ミスタープロスペクター系はネイティヴダンサー系に含む/ナスルーラ系にはグレイソヴリン系・レッドゴッド系・ネヴァーベンド系・ボールドルーラー系を含む)。


系統 出走頭数 1着 2着 3着
ノーザンダンサー系 46頭 1 1 4
ネイティヴダンサー系 18頭 1 0 0
ナスルーラ系 17頭 1 0 0
その他 4頭 0 1 0

 3着以内に入った9頭のうち、母・母父ともノーザンダンサー系でなかったのはナリタトップロードのみ。さらにこの9頭の父・母父を見ると、ブラッシンググルーム、サッカーボーイ、ダンシングブレーヴ、コンキスタドールシエロ、キングマンボ、ラストタイクーン、クロフネと芝マイルG1の勝ち馬がズラリ。

 やはりノーザンダンサー系の血とマイル適性が重要となってくるようだ。

 二冠の期待がかかるアンライバルド。母父サドラーズウェルズはマイルG1勝ち鞍のあるノーザンダンサー系だが、父ネオユニヴァースは10着大敗の経験がある。

 むしろスペシャルウィーク産駒から、母が桜花賞馬キョウエイマーチ(母父ダンシングブレーヴ)のトライアンフマーチを推したい。

 その他のヘイルトゥリーズン系では、父シンボリクリスエス×母父ハイエストオナー(マイル重賞勝ち馬)のアプレザンレーヴが有力。ヘイルトゥリーズン系以外では上記条件を満たす馬が見当たらないのが残念だ。

【トライアンフマーチの血統表】

トライアンフマーチの血統表

【アプレザンレーヴの血統表】

アプレザンレーヴの血統表

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