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トランセンド 王者の道を進むための第一歩[2010年]

前評判は新鋭たちの王座決定戦

 前年のジャパンカップダート勝ち馬エスポワールシチーは、2010年に入ってもフェブラリーS勝利など変わらぬ強さをアピールしたが、秋は米ブリーダーズC挑戦という道を歩むことになった。またJBCクラシックを圧勝したスマートファルコンは、地方の交流重賞に専念するという選択を示した。

 王者不在の国内中央場所。第11回ジャパンカップダートでは3頭の新鋭が注目を集めることになる。3番人気は、故障がちの3〜4歳シーズンを経て5歳の秋に本格化、シリウスSを勝ったキングスエンブレム。2番人気は、3歳時にユニコーンSを制し、ジャパンカップダートではエスポワールシチーの2着と健闘、今季は東海SとブリーダーズGCを連勝してJBCクラシックでは4着となったシルクメビウス。そして、1番人気がトランセンドだった。

逃げ脚を武器に出世街道をひた走り

トランセンド写真

 3歳時にはレパードSを勝つなどダートで4勝をあげたものの、エルムSでは4着、武蔵野Sでは6着と一線級相手に苦しい戦いを強いられていたトランセンド。だが4歳シーズンに入ると、アルデバランSがレコード勝ち、東海Sはシルクメビウスとクビ差の2着、日本TV盃は地方最強馬フリオーソの2着と徐々に力をつけ、前走みやこSではキングスエンブレムの追撃を振り切っての逃走勝利。上昇度と先行力を武器に、ダート界のニューヒーロー候補として名乗りをあげたのである。

 トランセンドにとってシルクメビウスは2度先着を許している仇敵。キングスエンブレムも今回は厳しくマークしてくるだろう。かつての砂のチャンピオン・ヴァーミリアンもいたし、芝路線から来たアリゼオなど、決して楽な相手ではなかった。が、トランセンドは見事期待に応えてみせる。

好スタートから逃げ切り快勝

 好スタートからハナを切ったトランセンドは、バーディバーディやダイシンオレンジが並びかけてきても譲る気など見せず、淡々と、だが緩みのないピッチを刻んで逃げ続ける。直線に入っても脚色は衰えず、好位勢を振り切ってゴールへ。最後はグロリアスノアにクビ差まで詰め寄られたものの、コースレコードにコンマ4秒という好タイムで逃げ切り勝ちを収める。

 これ以後、フェブラリーS完勝、ドバイワールドC2着、マイルCS南部杯勝利、ジャパンカップダート連覇と、王者の道を突き進むトランセンドが、初めてのGIタイトルを獲得した瞬間だった。

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