JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

クロフネ

NHKマイルC馬の転身

 ホクトベガ、ウイングアロー、アドマイヤドン、カネヒキリ……。中央・地方の重賞で数多くの勝ち星をあげ、ダートの強豪として一時代を築いた砂の王者たちは多い。だが「ダート最強馬は?」とたずねられれば、多くの人がその名をあげるだろう。クロフネだ。

クロフネ写真 ダート戦では、わずか2戦2勝。しかしその2つのレースで披露したパフォーマンスは「衝撃」という言葉すら生ぬるく感じられるほど凄まじいものだった。

デビュー当時は芝のレースを使われていたクロフネ。そのパフォーマンスもまた水準以上だったといえるだろう。初勝利と2勝目は、いずれもレコードタイムでの完勝。重賞でも、のちの皐月賞馬アグネスタキオン、のちの日本ダービー馬ジャングルポケットと堂々渡りあって3着となった。毎日杯は5馬身差圧勝、NHKマイルCではとても届きそうもない位置からの追込みでGI初制覇。

その後は日本ダービー5着、神戸新聞杯3着と連敗を喫したが、間違いなく、マイルから中距離では中心視される強豪3歳馬といってよかったはずだ。

ダート緒戦は9馬身差重賞V

 そんなクロフネに運命のいたずらが訪れる。賞金不足から目標としていた天皇賞(秋)に使えなくなり、やむなく武蔵野Sを走ることになったのだ。これまで示した強さやダート馬フレンチデピュティを父に持つ血統から1番人気には推されたものの、初のダート戦を不安視する声もあがった一戦だった。
ところが、日本レコードとなる1分33秒3をマークし、2着を9馬身も突き放しての圧勝劇。あまりの勝ちっぷりゆえ、当然のようにジャパンカップダートが次走として選択されたのである。

本番は前年覇者に7馬身

 このジャパンカップダートのレースぶりは、武蔵野S以上のインパクトを観る者に与えた。

  道中は後方グループでの追走。しかし、3コーナー手前からグングンと位置取りを上げてゆき、直線入口では先頭に立つ。さすがにこの仕掛けは早いのではないか? 観衆が息を呑んだ一瞬ののち、後続をみるみる突き放していくクロフネ。結局、前年の覇者ウイングアローに7馬身もの差をつけて、さらに2分5秒9という大レコードも樹立しての圧倒的な勝利となったのである。

  残念ながら故障のため、このレースを最後に引退したクロフネだが、たった2つのレースでファンの目に焼き付けたダート戦での強さは、あまりに凄すぎるものであった。

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN