第17回チャンピオンズカップレース回顧｜GⅠ特集

レース回顧

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> チャンピオンズカップ　> 2016　> レース回顧

レース結果

サウンドトゥルー、豪脚炸裂でＧ１・２勝目！

第17回チャンピオンズＣは大野拓弥騎手騎乗の６番人気サウンドトゥルーが、後方２番手追走から最後の直線はうまく捌いて豪脚を一閃。一気の伸びで差し切り、昨年の東京大賞典以来となるＧ１・２勝目を飾った。勝ち時計は1分50秒1（良）。鞍上の大野騎手、本馬を管理する高木登調教師ともにこのレースは初勝利。

２着はクビ差で武豊騎手騎乗の１番人気アウォーディー。３着は半馬身差で和田竜二騎手騎乗の10番人気アスカノロマン。

レース展開・総括

モンドクラッセがハイペースで引っ張る

12番ゴールドドリームの出がひと息。６番モンドクラッセが気合いを入れてハナへ。１馬身ほどのリードで１コーナーをカーブした。２番手に４番アスカノロマン。半馬身差の外に11番コパノリッキー。２馬身差の先団に３番ブライトライン、15番モーニンと続き、差がなく２番アウォーディーが内々。外から挽回したゴールドドリームがつけた。２馬身差で10番メイショウスミトモと13番ブライトアイディアが並んで中団。さらに３馬身切れて14番アポロケンタッキーが続くが、押っつけられながらの追走。差がなく外から７番ラニが続き、中に９番ノンコノユメ。内に５番ロワジャルダン。４馬身離れて後方から２番手に８番サウンドトゥルー。半馬身差で１番カフジテイクが最後方から追走した。

前半1000m通過は60秒6で速いペース。モンドクラッセが１馬身のリードで引っ張り、ブライトラインが続く展開。コパノリッキーはその直後から進み４コーナーをカーブ。その外からはゴールドドリームとアウォーディーが動いて最後の直線へと向かっていった。

アウォーディーが抜け出したところを捕らえる

モンドクラッセは１馬身ほどのリードを保ち最後の直線で追い出されるが、２番手に上がったアスカノロマンがジリジリと迫る。その後ろの列では上位人気のコパノリッキーとゴールドドリーム、アウォーディーが横一線に並んでの競り合いとなった。その競り合いから抜け出たのがアウォーディー。残り200m過ぎで２番手に並びかけ、アスカノロマンとともにモンドクラッセを交わす勢い。

しかし、その外からサウンドトゥルーが物凄い伸びで接近。アウォーディーはアスカノロマンを競り落として先頭に立ったが、まもなくサウンドトゥルーが一気に差し切り優勝を果たした。

今年はスムーズに捌けたサウンドトゥルー

勝ったサウンドトゥルーは昨年のこのレースの３着馬。今年もペースが速く、展開自体も向いたわけだが、今回はアウォーディーの進路についていき、スムーズに進路が開いたことが功を奏した。元々地力自体はある馬で、なおかつこの時期によく動けるのだろう。昨年の東京大賞典も非常に強かった。

１番人気のアウォーディーはダートで初黒星。勝利目前のところで、悔しい思いをしたが、力は見せた。自在に動ける点は強みだ。３着のアスカノロマンは、道中で11秒8のラップが２回入る厳しい流れを粘るという驚異の内容。前々にいて残ったのはこの馬だけだ。

【第17回チャンピオンズカップ　成績表】

この表は右にスクロールできます。

着順	枠番	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差
1	5	8	サウンドトゥルー	セ6	57	大野拓弥	1.50.1
2	2	2	アウォーディー	牡6	57	武豊	1.50.1	クビ
3	3	4	アスカノロマン	牡5	57	和田竜二	1.50.2	1/2
4	1	1	カフジテイク	牡4	57	津村明秀	1.50.3	クビ
5	8	14	アポロケンタッキー	牡4	57	松若風馬	1.50.5	1 1/4
6	5	9	ノンコノユメ	セ4	57	ムーア	1.50.5	クビ
7	8	15	モーニン	牡4	57	戸崎圭太	1.50.6	3/4
8	3	5	ロワジャルダン	牡5	57	横山典弘	1.50.6	ハナ
9	4	7	ラニ	牡3	56	内田博幸	1.50.6	ハナ
10	4	6	モンドクラッセ	牡5	57	丸山元気	1.50.7	クビ
11	6	10	メイショウスミトモ	牡5	57	古川吉洋	1.51.1	2 1/2
12	7	12	ゴールドドリーム	牡3	56	Ｍ．デムーロ	1.51.4	1 3/4
13	6	11	コパノリッキー	牡6	57	ルメール	1.51.6	1 1/2
14	7	13	ブライトアイディア	牡6	57	幸英明	1.51.7	1/2
15	2	3	ブライトライン	牡7	57	田辺裕信	1.53.1	8

【第17回チャンピオンズカップ　払戻金】