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アウォーディー 6連勝で頂点に立った新王者

アウォーディー
川崎のJBCクラシックを制したアウォーディー

前走JBCクラシックでは2番人気での出走。好位から追走となったコパノリッキーの直後につけて、勝負どころで先頭集団に取りつくと、残り100mからはホッコータルマエとの一騎打ちを制した。初のJpn1挑戦ながら実績馬を相手にねじ伏せる内容で快勝。ダートでの無敗・連勝記録を6に伸ばすと同時に、新王者にふさわしい存在となった。着差自体はわずかなだけに、道中のロスや展開次第では敗れることもあるだろうが、今回も中心視される存在であることは間違いない。左回りも問題なく、中央の馬場でも重賞を勝っており、不安点はほとんどない。

コパノリッキー 過去2年は1番人気で敗退も

コパノリッキー
リベンジに燃える実力馬コパノリッキー

中央場所のG1ではフェブラリーSを連覇。しかし、このレースでは2年連続で1番人気を裏切る結果となっている。一昨年は出遅れで、昨年はオーバーペースで失速。逃げた時の方が強い競馬ができるため、ゲートが開いて実際のレース展開を見ないとわからない面がある点がネックだ。前走JBCクラシックでは最初からハナにこだわらず、番手からの競馬。結果は5着だったが、ズルズルと後退してしまうような惨敗ではなかったことは良かったか。今回も強敵が揃い、マークも厳しくなりそうだが、巻き返してくる可能性は十分ある。

ゴールドドリーム 3歳トップクラスの実力馬

この秋は休み明けで武蔵野Sから始動。タガノトネールがマイペースに持ち込んでそのまま逃げ切る展開となり、末脚を伸ばすも2着に終わった。勝ちタイムは1分33秒8のレコード。重の影響でかなり時計出る馬場だったため、時計的な価値はそれほどないが、これほどの高速決着となってしまうと、物理的に後ろからでは厳しくなってしまう。ジャパンダートダービーでは3着に敗れたことで一回は評価を下げてしまったが、3歳世代ではトップクラスの地力があることは間違いない。中央の馬場であれば力を出し切れるし、古馬のトップクラスが相手でも非常に楽しみだ。

モーニン 巻き返しを目指すフェブラリーS覇者

今年のフェブラリーSをレコードで優勝。その勝ちタイムよりも速く決着したのが前走武蔵野S。本馬は5番手からの追走したものの、全く伸び切れずに7着に終わった。思わぬ着順と言えるかもしれないが、59キロの斤量を背負っていたこともあり、こうした事態は想像はできた。この敗戦は悲観する必要はないだろう。2走前の日本テレビ盃ではアウォーディーとアタマ差の2着。しかも、本馬の方が2キロ斤量は重かった。1800mならば十分力を発揮できそうだし、本質的には時計が出る中央の馬場の方が向いている。今回は勝ち負けになるだろう。

ノンコノユメ 昨年は好騎乗で2着

昨年のこのレースでは、後方追走から最後の直線はラチ沿いを捌いて伸びるという離れ業を披露。鞍上の好騎乗が冴えたが、サンビスタの大駆けの前に無念の2着に終わった。1800mでもペースが速いと追走に手間取るので、道中のポジションとコース取りがかなり重要となる。ライバルにあまり離されない位置で競馬はしたいが、終いに影響するので微妙なところ。展開が向くのを願い、今回も終いに徹した方がいいかもしれない。地方の重い馬場よりも、中央の軽くて時計が出る馬場の方に適性がある。その点においては、今回いい条件と言えるだろう。