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第14回 ジャパンカップダート特集 2013年12月1日(日)15時40分発走 阪神競馬場 ダート1800m

勝利も狙えるベルシャザール!

1)ミスプロ系VSヘイルトゥリーズン系の争いは終結?

 過去10年の系統別成績は下記の通りだ。

 
父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 4回 2回 2回 47頭
8.5%
12.8%
17.0%
ミスタープロスペクター系 3回 3回 4回 49頭
6.1%
12.2%
20.4%
その他の系統 2回 0回 0回 13頭
15.4%
15.4%
15.4%
ノーザンダンサー系 1回 4回 2回 33頭
3.0%
15.2%
21.2%
ナスルーラ系 0回 1回 2回 16頭
0.0%
6.3%
18.8%

 ただ、血統ごとにコース適性があると考えるなら、東京2100mで実施された前半の5年と、阪神1800mへと舞台を移した後半の5年を分けて分析しなければなるまい。

 まず東京時代だが、ミスタープロスペクター系が22頭で3勝・2着2回・3着1回、ヘイルトゥリーズン系が16頭で2勝。ノーザンダンサー系は第1回の勝ち馬ウイングアローと第2回の勝ち馬クロフネを出したものの以後はトーンダウンし、ナスルーラ系とその他の系統は未勝利。つまり完全に2強状態だった。

 ところが阪神に移ってから、ミスタープロスペクター系は27頭で0勝・2着1回・3着3回と勝ちあぐねるようになった。ヘイルトゥリーズン系は31頭が走って2勝・2着2回・3着2回と結果を残しているものの、サンデーサイレンス系の隆盛で出走馬が増えたためであって勝率は落ちている。代わって、その他の系統に該当するワイルドラッシュ産駒トランセンドが連覇を果たし、そして昨年はノーザンダンサー系のワン・ツー・フィニッシュだ。

 どうやら阪神1800mでのジャパンカップダートは、ミスタープロスペクター系とヘイルトゥリーズン系の優位性が消え、どんな系統でも勝ち負けできるレースになりつつあるようだ。


【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)ダート適性+芝マイルとの関係性を重視

 下は勝ち馬の父、その現役時主要勝ち鞍、活躍した距離、他の産駒の一覧だ。すべてG1勝ち馬であるほか、いくつかの共通点も見える。

 Smart Strike(他の産駒にドバイワールドCを勝ったカーリンなど)、ブライアンズタイム(フリオーソの父)、ゴールドアリュール(スマートファルコンの父)、ワイルドラッシュ(パーソナルラッシュの父)は、自身のダート適性に問題なし、ダートG1級の産駒を複数出している。エルコンドルパサーもダートに変更となった共同通信杯を快勝しているし、ジャパンカップダート2勝だから同様だ。

 芝しか走っていないフジキセキだが、関東オークスを制したシンメイフジやJBCレディスクラシック連覇のミラクルレジェンドを出していて、やはりダート適性は申し分なし。ホワイトマズルも羽田盃のプリンシパルリバーや東京記念のマズルブラストなどを出している。

 加えて下記「その他の産駒」でわかる通り、多くの種牡馬が芝・マイル路線の重賞級も輩出している事実にも注意したいところである。

 
1着馬の父 その現役時勝ち鞍 現役時の活躍距離 その他の産駒
Smart Strike フィリップHアイズリンH ダート・マイル ブレイクランアウト
ブライアンズタイム フロリダダービー ダート中距離 ファレノプシス
フジキセキ 朝日杯3歳S/弥生賞 芝・マイル〜中距離 サダムパテック
エルコンドルパサー NHKマイルC/ジャパンC 芝・ダート万能 ソングオブウインド
ゴールドアリュール フェブラリーS/東京大賞典 ダート中距離 タケミカヅチ
ワイルドラッシュ メトロポリタンH ダート・マイル クラーベセクレタ
ホワイトマズル イタリアダービー 芝・長距離 シルポート

3)母父は三つ巴状態。ミスプロ&その他の系統は軽視

 母の父の系統別成績は下記の通りで、ノーザンダンサー系、ナスルーラ系、ヘイルトゥリーズン系による三つ巴状態。が、こちらも前半と後半で分けて考えてみたい。

 
母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 4回 1回 3回 49頭
8.2%
10.2.%
16.3%
ナスルーラ系 3回 2回 2回 26頭
11.5%
19.2%
26.9%
ヘイルトゥリーズン系  3回 0回 4回 39頭
7.7%
7.7%
17.9%
ミスタープロスペクター系 0回 4回 0回 19頭
0.0%
21.1%
21.1%
その他の系統 0回 3回 1回 25頭
0.0%
12.0%
16.0%

 前半の5年は母父ノーザンダンサー系が3勝・勝率11.1%で成績トップ、これを1勝・2着2回・3着1回のナスルーラ系と、1勝・3着1回のヘイルトゥリーズン系が追うという図式だった。

 いっぽう後半の5年は、母父ナスルーラ系が2勝・3着1回で勝率20%と大躍進。とはいえ実質トランセンドが稼いだようなもので、ヘイルトゥリーズン系が2勝・3着3回、ノーザンダンサー系が1勝・2着1回・3着1回と、まだまだ上位をにぎわせている。

 10年間未勝利の母父ミスタープロスペクター系およびその他の系統は軽視すべきだろうが、三つ巴状態が続いていると考えていいのではないだろうか。

4)母父は芝長距離タイプかダート中距離型か

 以下は勝ち馬の母父についてまとめたものだ。タイプとしては、芝2400mで勝ち負けできるタイプとダート中距離のG1級に大別できる。産駒にダートG1馬がいれば強調材料、スプリンターは軽視すべきかも知れない。

 
母父 現役時の主な勝ち鞍/ダートで活躍した産駒
Nijinsky 英三冠馬/ケンタッキーダービー馬ファーディナンド
Alzao 伊2400m重賞/特になし
Deputy Minister ヤングアメリカS/米BCクラシック勝ち馬オーサムアゲイン
Riverman 仏2000ギニー/ハリウッドダービー勝ち馬リバーフライヤー
サンデーサイレンス 米二冠/ゴールドアリュール
ブライアンズタイム フロリダダービー/フリオーソ
トニービン 凱旋門賞/サクラヴィクトリア
アドマイヤベガ 日本ダービー/特になし

結論

 父の系統は問わないが、G1勝ち馬であることがマスト。種牡馬自身および産駒のダート適性が高く、ダートG1級の産駒を複数出していることが求められる。芝・マイル路線の重賞級も出していればベターだ。

 母の父はノーザンダンサー系、ナスルーラ系、ヘイルトゥリーズン系の三つ巴で、芝長距離タイプかダート中距離型が理想。ミスタープロスペクター系&その他の系統とスプリンタータイプは軽視したい。

 自身のダート適性は未知数のキングカメハメハだが、ここに登録しているホッコータルマエなど産駒のダート実績は高く、芝・マイル路線の重賞級も出している。ベルシャザールとソリタリーキング(ともに母父サンデーサイレンス)は勝利を狙える位置にいるはず。連覇を狙うニホンピロアワーズ、2勝目を目指すエスポワールシチーももちろん走破圏内だ。

 ブライトラインは母父King of Kings、ホッコータルマエも母父Cherokee Runがスピード型で、2着、3着までか。

【ベルシャザールの血統表】

ベルシャザールの血統表

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