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第12回 ジャパンカップダート特集 2011年12月4日(日)15時40分発走 阪神競馬場 ダート1800m

過去2年の勝ち馬に割って入るのは!?

1)ミスタープロスペクター系とヘイルトゥリーズン系の争い

 過去10年の系統別成績は以下の通り。創設1〜2年目はノーザンダンサー系が連勝したが、以後の8年はミスタープロスペクター系とヘイルトゥリーズン系が勝利を分け合い、昨年は「その他」に該当するワイルドラッシュ産駒トランセンドが1着となった。

 東京2100m、中山1800m、阪神1800mの3コースで開催されているため、血統的な傾向を割り出しにくいといえるのだが、一応は「ミスタープロスペクター系とヘイルトゥリーズン系の戦い」といえるのではないだろうか。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系
4回 3回 4回 41頭
9.8%
17.1%
26.8%
ヘイルトゥリーズン系
4回 2回 1回 39頭
10.3%
15.4%
17.9%
ノーザンダンサー系
1回 4回 3回 44頭
2.3%
11.4%
18.2%
ナスルーラ系
0回 1回 2回 17頭
0.0%
5.9%
17.6%
その他の系統
1回 0回 0回 17頭
0.0%
5.9%
5.9%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)母父はヘイルトゥリーズン系orミスプロ×ノーザンダンサーが中心か

 連対馬の母の父を見ると、ノーザンダンサー系が5勝と安定した力を見せているいっぽう、ミスタープロスペクター系が未勝利に終わっているのが特徴的だ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系
5回 1回 3回 49頭
10.2%
12.2%
18.4%
ナスルーラ系
2回 3回 2回 28頭
7.1%
17.9%
25.0%
ヘイルトゥリーズン系
2回 0回 3回 31頭
6.5%
6.5%
16.1%
ミスタープロスペクター系
0回 4回 0回 16頭
0.0%
25.0%
25.0%
その他の系統
1回 2回 2回 34頭
2.9%
8.8%
14.7%

 配合的には父ヘイルトゥリーズン系×母父ノーザンダンサー系が3勝で最多、次いで父ミスタープロスペクター系×母父ノーザンダンサー系が2勝。このパターンが軸となりそうだ。

 また過去10年の勝ち馬すべての母父が輸入種牡馬・海外種牡馬という点もポイントだ。

3)父ミスタープロスペクター系×母父その他の系統にも要注意

 ちなみに過去10年、阪神ダート1800mを舞台とする3歳以上・4歳以上のオープンと重賞(ジャパンカップダートを除く)では、以下のような成績が残されている。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系
7回 4回 6回 57頭
12.3%
19.3%
29.8%
ノーザンダンサー系
4回 6回 3回 51頭
7.8%
19.6%
25.5%
ヘイルトゥリーズン系
4回 4回 5回 61頭
6.6%
13.1%
21.3%
ナスルーラ系
2回 1回 2回 34頭
5.9%
8.8%
14.7%
その他の系統
0回 2回 1回 21頭
0.0%
9.5%
14.3%

 7勝しているミスタープロスペクター系のうち、なんと6勝が「母父はその他の系統」。これらの事実も参考として押さえておきたい。

4)ノーザンダンサーの濃い血が必要

 過去10年の勝ち馬9頭のうち、父がノーザンダンサー系なのはクロフネだけだが、その他の馬にもノーザンダンサーは大きな影響を与えているように見える。

 イーグルカフェ、フリートストリートダンサー、タイムパラドックス、カネヒキリは母父がノーザンダンサー系。アロンダイトとヴァーミリアンの父エルコンドルパサーは、ノーザンダンサーのインブリードを持つ。エスポワールシチーの父ゴールドアリュールは母父と母母父からノーザンダンサーの血を受け継ぎ、トランセンドは母母父がノーザンダンサー系。

 どうやらノーザンダンサーの血が濃いほど有力といえそうだ。

5)芝マイルとの関係性も重視

 下は勝ち馬の父の現役成績、活躍した距離、主な産駒の一覧だ。やはり父から受け継ぐダート適性は大切。また中長距離よりマイルに対応できるスピードも求められるといえる。

 また、イーグルカフェは自身がNHKマイルCの勝ち馬、ブライアンズタイムの子には桜花賞馬ファレノプシスや朝日杯勝ち馬マイネルマックスがいて、フジキセキは朝日杯勝ち馬、エルコンドルパサーはNHKマイルCの勝ち馬……など、芝のマイル路線で活躍できる血筋が多いことにも注意したいところである。

1着馬の父 その現役時勝ち鞍 現役時の活躍距離 他の産駒
FrenchDeputy  
ジェロームH ダート・マイル  レジネッタ
Gulch      
米BCスプリント ダート・短距離〜マイル ブレーブテンダー
SmartStrike   
フィリップ・H,アイズリンハンデ ダート・マイル ブレイクランアウト
ブライアンズタイム
フロリダダービー ダート中距離 ファレノプシス
フジキセキ   
朝日杯3歳S/弥生賞 芝・マイル〜中距離 コイウタ
エルコンドルパサー
NHKマイルC/ジャパンC 芝・ダート万能 アイルラヴァゲイン
ゴールドアリュール
フェブラリーS ダート中距離 タケミカヅチ
ワイルドラッシュ
メトロポリタンH ダート・マイル パーソナルラッシュ

結論

 主力視したい配合は、父ヘイルトゥリーズン系×母父ノーザンダンサー系、父ミスタープロスペクター系×母父ノーザンダンサー系、父ミスタープロスペクター系×母父その他の系統、以上の3つ。また母父が輸入種牡馬・海外種牡馬であること、ノーザンダンサーの濃い血を持つこと、芝・ダート双方のマイル適性といった各ファクターも重要となる。

 ともにこのレース2勝目を目指すエスポワールシチーとトランセンド。実際に勝っているので「問題なし」といえるはずだが、より上記の条件に近い馬が割って入る可能性もあるだろう。

 ならばトウショウフリーク(父キングカメハメハ×母父ダンシングブレーヴ)、フリソ(父ゴールドアリュール×母父モガミ)、ミラクルレジェンド(父フジキセキ×母父Awesome Again)が面白そうだ。


【ミラクルレジェンドの血統表】

ミラクルレジェンドの血統表

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