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第11回 ジャパンカップダート特集 2010年12月5日(日)15時40分発走 阪神競馬場 ダート1800m

カギは「ノーザンダンサーの血」と「芝マイル適性」

1)血統的には三つどもえの争い

 2000年の創設以来、ちょうど10回を終えたジャパンカップダート。その連対馬は以下の通りとなっている。


【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

 東京2100、中山1800、阪神1800の3コースで開催されているため、血統的な傾向にもフラつきがあるはずだが、意外にもクッキリと「買うべき馬」が浮かび上がっている。

父の系統         1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系 4回 2回 5回 41頭
9.8%
14.6% 26.8%
ヘイルトゥリーズン系   4回 2回 0回 32頭 12.5% 18.8% 18.8%
ノーザンダンサー系    2回 4回 3回 50頭
4.0%
12.0% 18.0%
上記以外         0回 2回 2回 34頭
0.0%
5.9%
11.8%

 ご覧の通り、ミスタープロスペクター系、ヘイルトゥリーズン系、ノーザンダンサー系の三つどもえ。他のレースならここにグレイソヴリン系などナスルーラからのラインが入ってくるのだが、このレースに限ってはさえない。

 ちなみに上記3大系統以外の3着以内馬は、2000年・2着のサンフォードシチー(父はハビタット系ヤマニンゼファー)、2004年・3着のジンクライシス(父はレッドゴッド系Subordination)、2006年・3着と2007年・2着のフィールドルージュ(父はレッドゴッド系クロコルージュ)だ。

2)ミスプロorヘイルトゥリーズン系×ノーザンダンサーを中心に手広く

 連対馬の母の父を見ると、3大系統のうちノーザンダンサー系が5勝と安定した力を見せている一方、ヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系は数字を落としている。

母父の系統        1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系 0回 3回 0回 12頭 0.0% 25.0% 25.0%
ヘイルトゥリーズン系   2回 0回 3回 26頭 7.7%
7.7%
19.2%
ノーザンダンサー系    5回 1回 3回 53頭 9.4% 11.3% 17.0%
上記以外         3回 6回 4回 66頭 4.5% 13.6% 19.7%

 3大系統以外も躍進し、ハイペリオン〜オリオールのライン、ナスルーラ系、フェアウェイ系、ブラントーム系、ネイティヴダンサー系と、多彩な系統が3着以内に好走。

 好走馬の配合イメージとしては「父はミスタープロスペクター系かヘイルトゥリーズン系」×「母父はノーザンダンサー系を中心に手広く」といったところだろう。

3)ノーザンダンサーの濃い血が必要

 勝ち馬のべ10頭のうち、ウイングアローとクロフネは父がノーザンダンサー系、イーグルカフェ、フリートストリートダンサー、タイムパラドックス、カネヒキリは母父がノーザンダンサー系だ。

 アロンダイトとヴァーミリアンの父エルコンドルパサーは、ノーザンダンサーのインブリードを持つ。エスポワールシチーの父ゴールドアリュールも、母父と母母父からノーザンダンサーの血を受け継いでいる。

 どうやらノーザンダンサーの血が濃いほど有力といえそうだ。

4)芝マイルとの関係性も重視

 下は勝ち馬の父の現役成績、活躍した距離、主な産駒の一覧だ。バラバラのようにも思えるが、やや強引に1つの共通項をピックアップするなら「芝のマイル」となるだろう。

 アサティスの産駒メイショウテゾロはシンザン記念1着、マイルCSで2着。レジネッタは桜花賞の勝ち馬だ。イーグルカフェは自身がNHKマイルCの勝ち馬で、その父Gulchの産駒にはNHKマイルC2着のブレーブテンダーがいる。

 SmartStrike産駒のブレイクランアウトは朝日杯フューチュリティSで3着。ブライアンズタイムの子には桜花賞馬ファレノプシスや朝日杯勝ち馬マイネルマックスがいて、フジキセキは朝日杯勝ち馬、その娘はヴィクトリアマイルのコイウタ。

 エルコンドルパサーはNHKマイルCの勝ち馬で、その産駒はソングオブウインドなど中長距離向きのイメージもあるが、NHKマイルC3着のアイルラヴァゲインもいる。ゴールドアリュールは自身も産駒もダート馬の印象が強いが、芝で出世した産駒にはダービー卿チャレンジT勝ち馬タケミカヅチがいる。

 芝のマイルGIとの血統的関連性にも注意したいところである。

1着馬の父 その現役時勝ち鞍 現役時の活躍距離 他の産駒
アサティス ジョッキークラブ大賞 芝中長距離 メイショウテゾロ
FrenchDeputy ジェロームH ダート・マイル レジネッタ
Gulch 米BCスプリント ダート・短距離〜マイル ブレーブテンダー
SmartStrike フィリップ・H,アイズリンハンデ ダート・マイル ブレイクランアウト
ブライアンズタイム フロリダダービー ダート中距離 ファレノプシス
フジキセキ 朝日杯3歳S/弥生賞 芝・マイル〜中距離 コイウタ
エルコンドルパサー NHKマイルC/ジャパンC 芝・ダート万能 アイルラヴァゲイン
ゴールドアリュール フェブラリーS ダート中距離 タケミカヅチ

結論

 出走馬の大半がミスタープロスペクター系かヘイルトゥリーズン系になりそうな今年。その中から、まずはノーザンダンサーの血の濃さを重視、さらに芝マイルとの関係性も考えながらピックアップしたい。

 現実にこのレースを勝っているヴァーミリアンだが、当時は東京。阪神に替わってからは人気を裏切っているので、まだデータに表れていない「東京と阪神との違い」があるのかもしれない。

 それに、配合的にもっと魅力的なのはシルクメビウス。父はヘイルトゥリーズン系のステイゴールドで、その産駒には朝日杯勝ち馬ドリームジャーニーがいて芝マイルとの関連性もクリア、母の父はノーザンダンサー系ポリッシュネイビーだ。

 穴馬に抜てきしたいのはダイシンオレンジ。父はマイルCS勝ち馬でミスタープロスペクター系のアグネスデジタル、母父はノーザンダンサー系のラシアンルーブル。激走があっても不思議ではない。


【シルクメビウスの血統表】

シルクメビウスの血統表


【ダイシンオレンジの血統表】

ダイシンオレンジの血統表

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