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グラスワンダー ザ・グランプリ[1999年]

有馬記念の申し子たち

 有馬記念の申し子といえば、まずはスピードシンボリ。3歳から7歳まで5年連続で出走し、最後の2回では連覇を達成した1960年代の名馬である。

 続いて1990年代のナイスネイチャ。こちらも5年連続で出走、最初の3年はいずれも3着。有馬記念に欠かせぬ名バイプレーヤーとしてグランプリを盛り上げてくれた。

 そして、グラスワンダー。出走回数こそ2回のみだが、その両方のレースで素晴らしいパフォーマンスを見せた馬だった。

復活の一年後は1番人気

グラスワンダー写真

 まずは1998年・第43回のこと。2歳時にデビュー4連勝を飾り、伝説の名馬マルゼンスキーの再来とまでいわれたグラスワンダーだったが、3歳時は不振。骨折で休養を余儀なくされたとはいえ、復帰後の2戦が毎日王冠5着、アルゼンチン共和国杯6着と連敗、物足りない走りに終始していたのだ。

 ところが有馬記念で見事に復活。二冠馬セイウンスカイ、牝馬最強のエアグルーヴ、天皇賞馬メジロブライトといった強豪たちを早めスパートから完封してみせたのである。

 翌1999年、グラスワンダーは主役級の活躍を続けた。京王杯スプリングCが1着、安田記念は2着、宝塚記念ではスペシャルウィークを一瞬にして3馬身突き放す豪脚で優勝。秋初戦の毎日王冠も勝利して、第44回有馬記念には堂々1番人気で乗り込むことになる。

わずか4cm差の勝利

 レースは、グラスワンダーとスペシャルウィークによる一騎打ちと目されていた。宝塚記念では屈辱的な完敗を喫したスペシャルウィークだったが、秋シーズンは天皇賞とジャパンカップを連覇。パワーアップを果たし、グラスワンダーへのリベンジを懸けて有馬記念へと進んできたのである。実際この有馬記念は、凄まじいまでの火花を散らして両者がぶつかりあうマッチレースとなった。

 逃げたゴーイングスズカ、2番手はナリタトップロード。グラスワンダーは後方に位置していたが、3コーナーで進出を開始、先行2頭の直後まで一気に押し上げていく。これを見てスペシャルウィークも追撃。同じようにマクリ脚を発揮して、直線では2頭の叩き合い、それに3歳テイエムオペラオーが食らいつくという展開だ。

 最後はグラスワンダーが、ハナ差だけスペシャルウィークを抑えての勝利。わずか4cm差というデッドヒートを制して、グラスワンダーはグランプリの申し子としての地位を確かなものにしたのであった。

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