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シルクジャスティス

なぜか好成績の4番人気馬

 グレード制が導入された1984年以降、有馬記念では1番人気馬が9勝をあげている。これは、6勝の天皇賞(秋)や3勝のジャパンカップを上回る信頼度の高さである。

 これに次ぐ7勝という好成績を残しているのが、なぜか4番人気。理由を検証するのに最適なのが、1997年の一戦だろう。

3強に迫る存在シルクジャスティス写真

 このレース、1番人気に推されたのはマーベラスサンデー。前年の4歳時秋から幾度となくサクラローレル&マヤノトップガンとの死闘を繰り広げ、この年の宝塚記念で念願のGI獲りに成功。有馬記念はそれ以来の実戦となったが、潜在能力はナンバーワンとの評価を受けていた。

 これに迫ったのが、天皇賞(秋)1着、ジャパンカップ2着と今シーズン絶好調のエアグルーヴだ。主戦・武豊はマーベラスサンデーを選んだが、替わって鞍上にオリビエ・ペリエを迎えて必勝態勢を敷いていた。3番人気がメジロドーベル。オークスと秋華賞の二冠を達成し、産経賞オールカマーでは古馬牡馬勢を一蹴している実力派3歳牝馬である。

 どの馬が勝っても不思議はなかったが、ここに1頭、虎視眈々と逆転を狙う存在があった。4番人気のシルクジャスティスである。

 日本ダービーはサニーブライアンの2着、菊花賞ではマチカネフクキタルの5着と惜敗続きだったシルクジャスティス。だが、京都大賞典ではダンスパートナーら古馬勢を破り、ジャパンカップでも5着と善戦。能力は間違いなくGI級といえたはずだ。持ち味は、息の長い末脚。その武器を、ようやく最大限に生かせる瞬間が訪れた。

人気上位勢を目標に

 4コーナー、好位にいたエアグルーヴが加速する。これを追うように馬群の外から押し上げるメジロドーベルとマーベラスサンデー。実力馬たちの意地のぶつかり合いは、最後、エアグルーヴとマーベラスサンデーの壮絶な叩き合いへと移行した。

 勝つのはどちらだと観衆が目を見張った瞬間、その背後から力強くストライドを伸ばしてきたのがシルクジャスティスだった。道中は後方で脚をため、直線では先に抜け出した2頭をターゲットにして猛然とスパート。結局アタマ差だけマーベラスサンデーを降して、初のGI勝利を果たしたのである。

 有馬記念のようにレベルの高い闘いでは、確かな力を持ち、人気上位勢を目標にしたレースが可能となる4番人気という存在が、有利に事を運べるのかも知れない。

 


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