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トウカイテイオー 1年ぶりに帰ってきた奇跡の帝王[1993年]

丸1年ぶりの実戦で4番人気

 堂々の連覇や穴馬による大逆転など、ドラマチックな決着の多い有馬記念では“復活”も主要キーワードの1つ。ジャパンC11着惨敗から一転してのレコード勝ちを飾ったイナリワン、オグリキャップ感動のラストラン、得意の中山で息を吹き返したグラスワンダー……。その中でもトウカイテイオーほど鮮やかな復活劇を演じた馬はいないだろう。

 時は1993年、第38回有馬記念。人気は菊花賞を制したビワハヤヒデ、ジャパンCで海外勢を打ち破ったレガシーワールド、日本ダービー馬ウイニングチケットの順で、トウカイテイオーは4番手。それでも十分な高評価といえた。なにしろ前年の有馬記念以来、丸1年ぶりの実戦だったのだから。

ダービー制覇後は波乱万丈

トウカイテイオー写真

 90年12月のデビューから半年は順調な、いや素晴らしすぎるほどの蹄跡を残したトウカイテイオー。5連勝で皐月賞を制し、続く日本ダービーも3馬身差の圧勝、無敗のまま二冠達成だ。当然、父シンボリルドルフに続く三冠達成に期待がかかる。が、そこからの浮き沈みは想像を絶するものだった。

 ダービー後に骨折が判明し、菊花賞への出走は叶わず偉業は夢と消えた。翌92年、復帰初戦の大阪杯を快勝したものの、天皇賞・春では5着と生涯初の敗戦を喫したうえに、またも骨折。天皇賞・秋でカムバックするが、ここでも7着に敗れる。ところが、ジャパンCでは堂々の競馬で優勝。有馬記念では1番人気の座を取り戻したが、11着に惨敗。そして93年の春にはまたも骨折。

 栄光と悪夢を幾度となく往復する競走馬生活。こうしてトウカイテイオーは1年ぶりの戦いとして有馬記念を迎えたのだった。

ビワハヤヒデとの追い比べの末に

 実戦はメジロパーマーの逃げを、レガシーワールド、ビワハヤヒデ、ウイニングチケットら人気上位勢が好位で追走する展開。トウカイテイオーは好スタートからスッと控えたが、3コーナーからスルスルとポジションを上げ、有力馬たちの争いに加わっていく。直線入り口ではビワハヤヒデが先頭に立つも、そこへ勝負を挑んでいったのがトウカイテイオーだ。

 残り200mは内ビワハヤヒデ、外トウカイテイオーの壮絶な追い比べ。が、最後はトウカイテイオーがG1・3勝の意地を見せて半馬身だけ前に出てゴールする。

 中363日という長期休養明けのG1制覇は、いまも最長記録として残っている。“奇跡”と呼ばれた復活勝利だった。

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