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歴代優勝馬ピックアップ

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低評価を覆す大逃げで春秋グランプリ制覇
1992年 メジロパーマー

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宝塚記念は制したものの、秋2戦で大敗していたメジロパーマー。単勝15番人気と低評価だったが、それを覆す大逃げと直線での粘り腰で春秋グランプリ制覇を達成した。

宝塚記念を制覇するも低評価

天皇賞・春連覇を達成したメジロマックイーンは骨折のため療養中、二冠馬ミホノブルボンは脚部不安で回避。1992年の第37回有馬記念は、古馬と3歳の両エースを欠くこととなってしまった。それでも、ジャパンCで鮮やかな復活を遂げたトウカイテイオー、菊花賞で素質を開花させてミホノブルボンの三冠を阻んだライスシャワー、幻のダービー馬とも呼ばれた高素質の外国産馬ヒシマサル、天皇賞・秋勝ち馬のレッツゴーターキン、快速ダイタクヘリオスやレオダーバンなど、十分に役者は揃っていたといえるだろう。

そんな中、メジロパーマーは単勝オッズ49.4倍で16頭中15番人気。春には新潟大賞典を4馬身差で逃げ切り、宝塚記念でもカミノクレッセらを3馬身差で完封した身でありながら、低い評価に甘んじていた。秋は2戦走って、京都大賞典9着、天皇賞・秋17着といずれも逃げを打ちながら、早々に息切れして大敗。「春はフロック」という印象を観る者に与えてしまっていたのだ。

後続の追撃をハナ差凌ぎ切る

しかし、この馬を侮ってはいけなかった。

スタートから気合いをつけてハナに立ったメジロパーマーは、ダイタクヘリオスとともに後続を大きく引き離していく。天皇賞・秋では2頭で飛ばして共倒れに終わったが、今回のメジロパーマーはギリギリ余力を残して直線へと向かい、懸命の粘りを見せる。最後は内ラチ沿いを伸びたレガシーワールドの猛追に遭ったものの、これをハナ差だけしのぎ切って先頭ゴール。春秋グランプリ制覇という快挙を成し遂げたのであった。