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オグリキャップ 大観衆が酔いしれた復活劇[1990年]

数々の死闘が競馬ファンを魅了した

 2010年7月3日、オグリキャップ没。

 昭和末期から平成初期にかけて起こった空前の競馬ブーム、その立役者の死に感慨と哀惜を覚えたファンは少なくあるまい。

 この時に競馬へとノメり込んだ人に尋ねれば、惜しみなくオグリキャップという存在について熱く語ってくれるはずだ。

 マイナーな血統と、破竹の快進撃を続けながらクラシック登録がないため3歳三冠を走れなかった境遇。あるいはタマモクロスへの雪辱を果たした1988年・第33回有馬記念、スーパークリークやメジロアルダン、ヤエノムテキと大激戦を繰り広げた1989年の第100回天皇賞(秋)のことを。マイルCSでは根性としかいえない末脚でバンブーメモリーに競り勝ち、ジャパンCではホーリックスとの歴史に残る死闘を演じた。

 ゴムマリに例えられた柔らかくダイナミックなフォームで、オグリキャップはターフを駆け続けたのである。

さすがのオグリキャップも衰えたか?

オグリキャップ写真

 とりわけ印象に残るのは、やはりラストランとなった1990年・第35回有馬記念だ。

 この年、オグリキャップは絶好の滑り出しを見せた。前年の有馬記念以来となる安田記念で、ヤエノムテキやオサイチジョージを2馬身突き放し、1分32秒4という好タイムもマークしての1着。誰もが「今年の主役もオグリキャップ」と感じたはずだ。

 だが宝塚記念ではオサイチジョージから3馬身半も遅れての2着に終わり、秋は天皇賞が6着、ジャパンCは11着と完敗を喫する。

 思えばここまで、激闘に次ぐ激闘。さすがのオグリキャップも消耗したのかも知れない。春とは打って変わって「もう終わった」という印象を与えて、最後のレースとして有馬記念に臨んだのである。

終わってなどいない。引退レースの激走

 人気は、ジャパンCで日本馬最先着を果たした3歳馬ホワイトストーン、悲願のGI制覇に燃えるメジロアルダン、クラシックを沸かせたメジロライアンの順。オグリキャップも4番人気に推されていたが、多分に“餞別”の意味が込められてのものだったろう。

 ところがオグリキャップは、終わってなどいなかった。力強く好位を追走し、直線では堂々と抜け出し、メジロライアンの追撃を4分の3馬身振り切ってのゴール。最後の戦いを劇的な復活勝利で飾ったのである。

 芦毛の怪物と称えられ、アイドルホースとして愛されたオグリキャップの姿は、こうしてファンの心に永遠に刻まれたのだった。

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