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第55回 有馬記念特集 2010年12月26日(日)15時25分発走 中山競馬場 芝2500m

2010年最後の大一番 中山芝2500m〔Aコース〕

コース図(中山芝2500m)

Aコースで例年並みの時計

 中央競馬の一年を締めくくるグランプリ。5回中山開催の最終日に施行。同開催は8日間通じてAコースが使用される。芝はイタリアンライグラスによるオーバーシード。冬場でも緑色で良好な状態が保たれている。先週の朝日杯フューチュリティSの勝ちタイムは1分33秒9(良)で、例年並みの時計が出ている。過去10年、このレースは重馬場や不良馬場では行われていない。稍重が02年(シンボリクリスエス)と07年(マツリダゴッホ)の2回あるだけで、その他は良馬場でレースが行われている。

 シンボリクリスエスが引退レースを勝利で飾った03年に2分30秒5のレコードが記録されると、これを境に一気に勝ち時計が速くなった。04年のゼンノロブロイが前年の時計を1.0秒も更新する2分29秒5で快走し、再びレコード決着。その後の2年間も2分31秒台で決着した。ダイワスカーレットが勝利した08年は2分31秒5。そして、ドリームジャーニーが勝利した昨年は2分30秒0と好時計が出ている。今年も良馬場ならば2分31秒0前後の決着となりそうだ。

レース写真(中山芝2500m)

相当なスタミナと底力が必要

 スタート地点は外回りコースの3コーナー手前。緩い下り坂からの発走で、最初のコーナーまで192m(Aコース使用時)しかない。2500mという長丁場のため、テンからガツガツ競り合ってのポジション取りはないが、逃げ・先行馬にとっては内枠を引いた方がすんなり先手を取りやすい。1周目の正面スタンド前でペースが落ち着き、向正面途中までは折り合いに専念することになる。後半の勝負に備え、各馬は脚を溜める。ただ、飛ばす逃げ馬がいると、序盤から11秒台のラップが続くことがある。

 2周目の向正面は内回りコースに入る。中山の芝コースは最後の直線距離が310mと短いため、最後の直線に入るだいぶ前から隊列に動きが出る。国内最強馬たちが死力を振り絞るため、ペースアップの地点が条件クラスはもとより、他の重賞に比べても早い。スローペースの上がり勝負にはなりにくい。国内最高レベルのロングスパート合戦で、相当なスタミナと底力が要求される。近年は馬場がいいこともあり、11秒台のラップが多発。一昨年のダイワスカーレットは、残り1200mから一気にペースアップ。その前の2ハロンで13秒台のラップを2つ続けて息を入れたが、その前の4ハロンで11秒台を続けるハイラップの逃げ。過去10年で最も厳しいペースを自らが作って、振り切るという極めて強い内容で制した。昨年はリーチザクラウンが序盤から11秒台のラップを刻んでレースを作った後、残り8ハロンからは12秒台以下のラップがゴールまで続くという、一貫して淀みない流れとなった。

多頭数の8枠は不利

 コーナーを合計6回通るので、スタミナと底力に加えて、器用さが必要。過去10年の脚質別成績は、逃げ馬が【1.2.1.7】、先行馬が【4.5.6.23】、差し馬が【3.2.2.41】、追い込み馬が【2.1.1.42】。最後の直線入り口の時点で前目のポジションを取っている必要がある。近年、鮮やかに外から差し切ったディープインパクト(06年)やドリームジャーニー(09年)にしても、徐々にポジションを上げていき、4コーナーで10番手以内にはつけていた。枠順は外枠が不利。特に多頭数の際に注意が必要。8枠からの好走は3頭いるが、フルゲートではなく、14番ゲートより内だった。

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