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有馬記念特集

中山芝2500m[Aコース]

コース図Aコース8日目で若干の痛み

 5回中山開催の最終日に施行。例年通り今年もAコースが使用される。同開催は8日間通じてAコースが使用されており、最終週ともなると3〜4コーナーの内側に若干の痛みが見られる。しかし、絶対に内側を避けなければいけないような状況ではない。使用頻度が少ない内回りコースの馬場は逆に良好なので、残り600m手前までの向正面の部分は走りやすいはずだ。

 スタート地点は外回りコースの3コーナー。緩い下り坂からの発走で、Aコース使用時は最初のコーナーまで192mしかない。2500mという長丁場のため、テンからガツガツ競り合ってのポジション取りはないが、逃げ・先行馬にとっては内枠を引いた方がすんなり先手を取りやすい。1周目の正面スタンド前でペースが落ち着き、向正面途中までは折り合いに専念。後半戦の勝負に備え、各馬脚を溜める。

レース写真(中山芝2500m)国内最高レベルのロングスパート合戦

 半分を過ぎた残り1200mぐらいから早くも勝負どころ。現役最強クラスの馬が死力を振り絞るレースだけに、ペースアップの地点が条件クラスはもとより、他の重賞に比べても早い。国内最高レベルのロングスパート合戦で、相当なスタミナと底力が要求される。年によっては残り1200mから11秒台のラップに突入する。本格的にペースが速くなるのは残り600mの3コーナー過ぎからだが、実際にはそれよりも前にスパートが始まり、駆け引きが行われている。

 そうなるのは、結局、直線入り口の時点でいいポジションを取る必要があるから。中山芝コースは最後の直線が短いため、直線入り口である程度好位にいないと厳しい。後方一気はほとんど決まらない。瞬発力より末脚の持久力が求められるレース。コーナーを合計6回回るので、器用に立ち回れる先行馬が最も有利。

03年以降は高速時計決着が顕著

 特に近年は馬場の高速化の影響からか勝ち時計が非常に速い。シンボリクリスエスが引退レースを勝利で飾った03年に2分30秒5のレコードが記録されると、04年のゼンノロブロイが翌年の時計を1秒も更新する2分29秒5で快走。その後の2年も2分31秒台で決着しており、02年以前よりも明らかに全体の時計が速くなっている。時計が速くなると、物理的に差し・追い込み馬は苦しくなる。そんな状況で、大外を回ってマクリ差しを決めたのが昨年のディープインパクト。傑出した能力を改めて示す離れ業だったといえよう。

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