G1特集 第154回 天皇賞(秋)G1特集 第154回 天皇賞(秋)

歴代優勝馬ピックアップ

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力感あふれる走りで驚異のレコード勝利
2011年 トーセンジョーダン

歴代優勝馬ピックアップ

スタートからハイペースで進んだ11年天皇賞(秋)。直線では外の差し・追い込み馬が台頭し、トーセンジョーダンが力強く追い比べを制した。

前半1000m56秒5のハイペース

2011年、第144回天皇賞(秋)は激流となった。マイルを主戦場とするシルポートがスタートから飛ばし、1000m通過56秒5の超高速ラップを計時しながら逃げたのだ。

さすがに2番手以降は距離を置いての追走。だが、菊花賞馬ビッグウィーク、宝塚記念勝ち馬アーネストリー、日本ダービー馬エイシンフラッシュといった実績馬が前につけているとなれば、後続もノンビリとは構えていられない。流れは緩むことなく、馬群は4コーナーから直線へと差しかかった。

当然、ハイペースを利して差し・追い込み馬が台頭する。中でも目立ったのはトーセンジョーダンの末脚だ。

激流からの壮絶な追い比べ

早くから素質を認められながら、度重なる故障と休養で出世の遅れたトーセンジョーダン。だが、4歳となった10年にようやく軌道に乗る。アルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を果たし、この11年もAJC杯勝利、前走の札幌記念も1着と充実期の到来をアピールしていた。天皇賞(秋)のラストスパートも、まさしく力感に満ちた脚取りだった。

好位から粘るエイシンフラッシュ、追うブエナビスタとトゥザグローリー、大外からはペルーサ、馬群を割ってダークシャドウ。ここにトーセンジョーダンも加わり、残り100m地点でついに先頭へと躍り出る。食い下がる周囲の馬たちをそのまま従えて、トーセンジョーダンが先頭ゴール。激流と壮絶な追い比べの末に、電光掲示板には1分56秒1という驚異的なレコードが勝ちタイムとして刻まれたのだった。