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スペシャルウィーク 鮮やかに主役の座に返り咲く[1999年]

好メンバーが集結した天皇賞・秋

 1999年の第120回天皇賞(秋)には、盾を争うにふさわしい好メンバーが集結していた。

 前年の二冠馬であり、この夏には札幌記念で貫録勝ちを飾ったセイウンスカイがいた。朝日チャレンジCと京都大賞典を連勝してきた上り馬ツルマルツヨシはさらなる飛躍を狙っている。前年の天皇賞(春)勝ち馬メジロブライトも、京都大賞典では2着などいまだ衰えを知らぬ馬。安田記念を差し切ったエアジハードもゲートへと収まる。

 毎日王冠でグラスワンダーを追い詰めたメイショウオウドウ、500万下からオープン特別まで4連勝中のクリスザブレイヴ、前年の阪神3歳牝馬Sを圧勝したスティンガーなど伏兵も多士済済である。

その馬は「有力馬の一頭」に過ぎなかった

スペシャルウィーク写真

 その豪華な顔ぶれの中に、スペシャルウィークの姿もあった。

 前年、3歳クラシック三冠すべてで1番人気に推され、皐月賞3着、日本ダービー優勝、菊花賞2着と主役級の活躍を見せ続けたスペシャルウィーク。その後も、ジャパンCはエルコンドルパサーの3着と健闘し、明けて4歳となった今季はアメリカジョッキーCCと阪神大賞典を難なく勝利。天皇賞(春)ではメジロブライトやセイウンスカイらを一蹴し、堂々と古馬の頂点へと立つことになった。凱旋門賞への挑戦も視野に入れていたほどの強豪であり、本来なら春秋連覇を目指すこの天皇賞では断然の中心馬として◎が並んでもおかしくない存在である。

 だが「有力馬の1頭」といった扱いの4番人気。グラスワンダーに3馬身突き放された宝塚記念、先行策から失速し7着に終わった京都大賞典のレースぶりから、成長度や充実度が不安視されたのだった。

豪快な末脚を炸裂させる

 レースでは、アンブラスモアが果敢に飛ばしたうえに逃げ・先行馬が揃っていたこともあって、1000m通過58秒という緩みのないラップが刻まれた。当然のように直線では、好位から中団にいた有力馬がいっせいに前へと襲い掛かる展開となる。

 ここで豪快な末脚を炸裂させたのがスペシャルウィークだ。道中は後方から4番手で脚を溜めていたが、直線で大外に持ち出されると、鞍上・武豊騎手も惚れた末脚が復活。セイウンスカイをねじ伏せ、内で叩き合うステイゴールド、エアジハード、スティンガーらもまとめて交わし去って先頭ゴールを果たす。

 主役たるべき存在が、鮮やかにその地位へと返り咲いた快勝劇だった。

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