G1特集 第152回 天皇賞G1特集 第152回 天皇賞

有力馬情報

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ラブリーデイ 勢い止まらぬも東京への対応が課題

ラブリーデイ
上半期のグランプリを制したラブリーデイ

今年に入り、宝塚記念を含めて重賞5勝。本格化とともに絶好調の様子が見て取れる。先行してのソツがないレース運びから抜け出す形を完全に確立。今年崩れたのは3000m以上のレースであり、今回の2000mはベストの条件と言えるだろう。ただ、東京コースへの対応がポイント。前走京都大賞典では上がり3ハロン32秒3の脚を使ったが、本来は鋭い瞬発力を全面に押し出すタイプではない。主戦である川田騎手が今回騎乗できない点も気になる。以前とは見違える強さに育て上げた厩舎の力は賞賛に値する。まだ見ぬ強さを示し、名実ともに現役最強馬となれるか。

エイシンヒカリ 毎日王冠を逃げ切り本番へ

エイシンヒカリ
毎日王冠を逃げ切りで頂点を目指すエイシンヒカリ

注目となった前哨戦の毎日王冠を1番人気で優勝。重賞2勝目を飾った。レースでは注文通りハナを奪い、マイペースに持ち込んでの逃げ。開幕週の高速馬場で、一見条件的には恵まれていたように見えるが、毎日王冠を逃げ切ること自体は容易ではない。力をつけていることは確かだ。ただ、これで本番も安泰というわけにはいかない。相手はさらに強くなるし、道中の展開も楽にはならないだろう。1ハロンの延長もカギとなる。圧倒的なスピードで押し切るほどの地力は示していないだけに、さらなる強さを見せる必要があるだろう。

スピルバーグ 変わり身を見せて連覇を狙う

スピルバーグ
昨年の天皇賞(秋)を豪快に差し切ったスピルバーグ

重賞未勝利の身ながら昨年の天皇賞(秋)を優勝。東京コースでの強烈な瞬発力は、現役トップクラスであることを示している。同コースでの安定度は抜群であったが、前走毎日王冠は10着に敗退。海外遠征後の休み明けの影響からか、道中の行きっぷり自体が関心しなかった。それでも上がり3ハロンは33秒3でメンバー中3位の記録。ひと叩き後の変わり身はある程度見込みたいところだ。昨年の天皇賞(秋)はさほとペースが上がらなかったが、東京芝2000mならばあまり展開には左右されない。とにかく自分の形に徹するべきだろう。本来の力を出すことができれば、連覇の可能性は十分ある。

ショウナンパンドラ 地力強化を示すオールカマーの勝利

ショウナンパンドラ
オールカマー勝利で地力強化著しいショウナンパンドラ

今春はヴィクトリアマイルで8着に敗れたが、次走宝塚記念で3着と善戦。そして前走オールカマーでは直線外から上がり34秒1の末脚で一気に差し切り、昨年の秋華賞以来となる重賞2勝目を飾った。過去の成績や地力ではヌーヴォレコルトより下という印象があったが、近2走の走りを見ると、かなり印象が変わった。ここにきて一気に力をつけており、宝塚記念の善戦が本物であったことを示している。ともに芝2200mのレースだけに過信はできないが、牝馬限定戦にとどまらない地力をつけている。ある程度速い脚も使えるし、東京芝2000mも問題はなさそう。楽しみは十分ある。

イスラボニータ 底力を示した皐月賞馬

前走毎日王冠は7番人気での出走。本馬の実績を考えればありえない低評価だったわけだが、それだけ状態面としては本物ではなかったのだろう。春シーズンを満足に走ることができなかったことも大きい。それでもしぶとく抜け出して3着に善戦。底力だけで踏ん張った競馬だった。反動さえなければ、叩かれた上積みは大きそう。昨年の天皇賞(秋)は1番人気で3着であり、まともな状態ならば今年も勝ち負けになる。厳密に言えば瞬発力勝負で遅れを取る危険があるので、単勝では狙いにくいものの、複勝圏内は有望視できる。

ディサイファ 昨年以上の入線は期待も

前走毎日王冠は4番人気で2着と好走。上がりの勝負で、ライバルたちと脚色が同じとなるシーンがあったが、最後までしぶとく良く伸びた。ただ、エプソムCでは逆転があってもおかしくなかったエイシンヒカリに対しては、優位と評価できる内容ではなかった。夏に札幌記念を使って勝利している一方で、これ以上の大幅な上積みがあるかどうかは疑問だ。G1で爆発的な決め手はまだ示していないし、今回も相手が強い。ひとまずは昨年の12着以上の入線は必ず成し遂げたいところ。あとは内目の枠を引いて、経済コースを立ち回りたい。

アンビシャス 一発の可能性を秘める3歳馬

前走毎日王冠は2番人気に支持されるも6着に敗退。敗因としてはスタートで大きく出遅れたことに尽きるだろう。ペースがあまり上がらず、エイシンヒカリが逃げ切る展開。そんな中、上がり3ハロンはメンバー中最速となる33秒0を記録した。まだ3歳馬でクラシックには不出走。裏街道であるラジオNIKKEI賞のみが重賞勝ち実績だが、侮れない存在。昨年天皇賞(秋)を制したスピルバーグも実績的には格下だったが、毎日王冠で鋭い決め手を見せていた。本馬もディープインパクト産駒で、東京コースの追い比べは望むところ。一発の可能性を秘める。

サトノクラウン 力は3歳トップクラスも休み明け

ドゥラメンテが不在だった先週の菊花賞はキタサンブラックが制した。春に同馬と互角以上の総合力を見せていたのが本馬。皐月賞ではスタートの出遅れが響いて6着に敗退したが、3着キタサンブラックとは0.1秒差だった。ダービーでは大外を回って3着。勝ち馬は別格だったが、巻き返しを果たして存在感を示した。サンデーサイレンス系の血を持たないながらも、鋭い決め手を出せる異色の存在。距離適性を考えると、菊花賞をパスしたことは悪くない選択だ。ただ、休み明けで古馬相手のG1にぶつけた点は、かなり強気と言える。はたして勝算はあるだろうか。ゲートの課題も残る。

ヴァンセンヌ 安田記念は2着は光るも距離が課題

前走毎日王冠は好ダッシュから2番手での追走。掛かるまではいかなかったが、やや力みが見れる走りに見えた。それでも終いを伸ばすことができれば良かったが、ピリっとした末脚を使うことができずに9着に敗退。距離への対応が課題だったわけだが、上手くいかなかったことになる。春は京王杯SC2着、安田記念2着の実績。本来は安田記念で好走できれば、天皇賞(秋)でも楽しみがあるものだが、本馬の場合は距離が引き続き課題となる。母がスプリンターだけに、ベストはマイル以下だろう。できるだけ脚を溜めて、終いにかけたい。

アドマイヤデウス 天皇賞(春)の惨敗は度外視

上半期は日経新春杯と日経賞を制覇。力強い勝ちっぷりで天皇賞(春)では大いに期待された。しかし、結果は15着と惨敗。戦前は折り合いに不安はなさそうだったが、道中の走りがちぐはぐとなり、勝負どころではすでに手ごたえがなかった。あまりにらしくない惨敗で不可解だったが、レース後に熱中症あったようで、骨折も判明。その影響が大きかったとしか思えない。あらためて注目したい馬だ。ただ、今回は前哨戦を使えずに休み明け。距離の2000mは問題なく対応できるだろうが、久々でスピード競馬を強いられるのは酷だろう。ひとまずは、次につながる走りを期待したい。