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第150回 天皇賞(秋)特集 2014年11月2日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝2000m

10ハロンの頂上決戦 東京芝2000m〔Bコース〕

コース図(東京芝2000m)

良馬場ならば1分58秒を切る決着

 秋の東京開催の目玉となる古馬中距離の頂上決戦。今年も4回東京開催は9日間の日程。前半7日間がAコース使用で、後半2日間でBコースが使用される。よって今週からBコースで行われることになる。天皇賞(秋)施行週からのコース替わりというのは例年と同じだ。内ラチ沿い(Aコース)から3m外側に仮柵が設けられてのレース。幅員は28〜38m。最後の直線距離は525.9m(コース区分問わず)となっている。

 芝は野芝にオーバーシード(イタリアンライグラス)した状態。JRAの公式HPによると、傷んだ3〜4コーナー及び正面・向正面の直線部を中心に約26,000平方メートルの芝張替作業を行った模様。芝は順調に生育しており全体的に良好な状態となっている。

 今開催はここまで概ね良馬場でレースが行われている。レコードが出ている京都ほど高速馬場にはなっていないが、好時計が出る馬場となっている。天皇賞(秋)の、過去10年の平均勝ちタイムは1分58秒0。内訳を見ると稍重で行われた04年、07年、10年が58秒台の決着。近3年は良馬場で56〜57秒台の決着となっている。良馬場で行われる場合は、58秒を切る可能性が非常に高いと言えるだろう。

問われるスピードと瞬発力、そして底力

レース写真(東京芝2000m)

 スタート地点は1コーナー奥のポケット。約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。2コーナーまでの距離が短いため、8枠を引かされるとかなり厳しい。過去10年、8枠の成績は【0.0.1.28】と不振。7枠が【3.1.0.21】となっているため、外枠全般が厳しいとはいえないが、8枠を引いた場合だけは割り引きが必要だろう。一方、1枠は【3.1.1.15】で好成績。勝率は15.0%でトップとなっている。1枠と並んで連対率がトップなのが4枠。【1.3.3.13】で複勝率はトップの35.0%だ。

 2コーナー通過後は向正面の長い直線を走り、3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。3〜4コーナーにかけては下り坂になっている。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂(高低差2.1m)。上り終え、あとはゴールまで激しい追い比べとなる。

 直線部分が多く、終始スピードが出るコース形態であること。さらに、レースレベルが高いことから、11秒台から12秒台前半のラップが長く続く。道中で息を入れにくく、13秒台までペースが落ちることは、ほとんどない。前半1000mの通過タイムは60秒を切るが当たり前。普通は58秒台ぐらいで進む。ゴールまで一貫して速いラップを刻むこととなり、ゆったりとしたペースで脚を溜めたいタイプにとってはかなり厳しい。なし崩しに脚を使わされて、終いの脚に影響する。2000mを超える距離よりも、マイル戦に対応できる能力の方がプラスとなる。スピードの持続力と最後の瞬発力、そして底力が必要。まさに芝中距離の最強馬決定戦にふさわしいレースだ。

末脚を生かす差し馬が勝ちやすい

 過去10年の脚質別成績は逃げ馬が【0.1.0.9】。好走したのは08年ダイワスカーレットただ1頭だ。先行馬は【2.4.2.27】という成績。複勝率は22.9%でトップだが、勝ち切るのは容易ではない。昨年はジェンティルドンナ、12年はフェノーメノが抜け出しを図るも2着に終わっている。勝利したのは07年メイショウサムソンと06年ダイワメジャー。

 よって差し馬の方が勝ち馬は多く出ている。成績は【8.4.5.61】で、好走馬の過半数がこのタイプだ。東京の長い直線を抜け出すには、やはり鋭い末脚が必要となる。なお、追い込み馬は【0.1.3.46】。直線一気は厳しい。直線入り口では中団あたりまでにつけていないと、チャンスは激減する。

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