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第150回 天皇賞(秋)特集 2014年11月2日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝2000m

芝2400m・G1実績でフェノーメノが上位!

1)サンデーサイレンス系は連軸にとどめるべきかも

 過去10年のうち9年はサンデーサイレンス(SS)系種牡馬の産駒が連対を果たしている。ただし率的に見るとそれほど大きなアドバンテージがあるわけではなく、出走頭数の多さで稼いだ好成績とも受け取れる。しかも2004年から3年連続でワン・ツー・フィニッシュを果たしたSSの直子はすでに姿を消しているのだ。

 かといって他の系統も「秋の天皇賞に向く」と言い切れるほどの数字は残せておらず、ひとまず「連軸または3連複の軸として有力なのはSS系」といったイメージで捉えるべきではないだろうか。

父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5回 9回 4回
72頭
6.9%
19.4%
25.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 2回
17頭
5.9%
11.8%
23.5%
ナスルーラ系 2回 0回 1回
27頭
7.4%
7.4%
11.1%
ミスタープロスペクター系 1回 0回 3回
20頭
5.0%
5.0%
20.0%
ノーザンダンサー系 1回 0回 0回
35頭
2.9%
2.9%
2.9%
その他の系統 0回 0回 0回
2頭
0.0%
0.0%
0.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)芝2400m・G1との関連性が深そう

 連対馬の父および勝ち馬と芝2400m・G1との関係をまとめてみた。

連対馬の父 芝2400m・G1実績
サンデーサイレンス 不出走(日本ダービー、オークス、ジャパンCの勝ち馬を多数輩出)
オペラハウス キングジョージ1着
アグネスタキオン 不出走(日本ダービー馬を輩出/兄は日本ダービー馬)
タニノギムレット 日本ダービー1着
ミラクルアドマイヤ 不出走(兄は日本ダービー馬/父は凱旋門賞馬)
グラスワンダー 不出走(ジャパンC勝ち馬を輩出)
スペシャルウィーク 日本ダービー1着/ジャパンC1着
ゼンノロブロイ ジャパンC1着
ジャングルポケット 日本ダービー1着/ジャパンC1着
ダンスインザダーク 日本ダービー2着(姉はオークス馬)
King's Best 愛ダービー11着(英ダービー馬を輩出)
ステイゴールド 香港ヴァーズ1着
ハーツクライ ドバイシーマクラシック1着/ジャパンC2着
ディープインパクト 日本ダービー1着/ジャパンC1着

勝ち馬 当レース以前の芝2400m・G1成績
ゼンノロブロイ 日本ダービー2着
ヘヴンリーロマンス 出走なし
ダイワメジャー 日本ダービー6着
メイショウサムソン 日本ダービー1着/ジャパンカップ6着
ウオッカ 日本ダービー1着/ジャパンカップ4着
カンパニー 出走なし
ブエナビスタ オークス1着/ドバイシーマクラシック2着(2410m)
トーセンジョーダン 出走なし
エイシンフラッシュ 日本ダービー1着/ジャパンカップ8着
ジャスタウェイ 日本ダービー11着

 連対馬の父たちは、芝2400m・G1への適性が認められるラインナップ。種牡馬自身に2400mの実績がなくとも、G1級の活躍産駒を多数出していることが望ましい。

 また天皇賞(秋)の勝ち馬自身も日本ダービーやジャパンカップの好走馬が多数。もちろんダイワメジャーやカンパニー、ジャスタウェイといったマイラー〜中距離型も勝ち負けできるレースではあるが、芝2400m・G1との関連性が濃ければ強調材料となることは確かだろう。

3)SS系からの良血配合か、その他からのマイラー配合か

 以下は母父の系統別成績。数・率ともノーザンダンサー系が一歩リードしている。反面、近年大隆盛のはずの「母父サンデーサイレンス(系)」が伸び悩んでいるのも大きな特徴だ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 6回 5回 3回
54頭
11.1%
20.4%
25.9%
ミスタープロスペクター系 1回 2回 0回
13頭
7.7%
23.1%
23.1%
ナスルーラ系 1回 1回 5回
39頭
2.6%
5.1%
17.9%
サンデーサイレンス系 0回 1回 1回
41頭
0.0%
2.4%
4.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
3頭
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統 2回 1回 1回
23頭
8.7%
13.0%
17.4%

 父SS系から出た天皇賞(秋)勝ち馬の場合、母父はSadler's Wells(ヘヴンリーロマンス)、ノーザンテースト(ダイワメジャー)、Caerleon(ブエナビスタ)とノーザンダンサー系の大種牡馬がズラリ。ヘヴンリーロマンスの母系からは種牡馬サウスアトランティックやオークス馬シルクプリマドンナらが出ており、ダイワメジャーの母はスカーレットブーケ、ブエナビスタの母はビワハイジ。こう見ると「SS系種牡馬×母父ノーザンダンサー系の良血牝馬」が有力候補として浮かび上がってくる。

 ゼンノロブロイの母父Miningはミスタープロスペクター系でスケール感も劣るが、ゼンノロブロイの母ローミンレイチェルは現役時代に米G1を含め9勝をマーク。ジャスタウェイは、母父Wild Againが米BCクラシック勝ち馬、祖母シャロンが米G1馬、近親にトーヨーレインボーやフォーエバーモアといった重賞ウィナーがいる。父SS系ならば、母父がノーザンダンサー系以外でも良血配合を狙うのがセオリーといえそうだ。

 父SS系以外の天皇賞(秋)勝ち馬を見ると、まずはオペラハウス×ダンシングブレーヴ(英2000ギニー勝ち馬)のメイショウサムソン、ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト(フォレ賞)のカンパニー、ジャングルポケット×ノーザンテーストのトーセンジョーダンと、これらは「母父ノーザンダンサー系でマイルへの対応力あり」といったイメージ。ウオッカの母父はムーランドロンシャン賞のルション(ナスルーラ系)で、やはりマイラー色が強い。

 唯一エイシンフラッシュは、King's Best(ミスタープロスペクター系/英2000ギニー勝ち馬)×Platini(アルヒミスト系/ミラノ大賞勝ち馬)という異色の配合だ。

4)年寄りから天皇賞馬が出る?

 過去10年の勝ち馬は、ダイワメジャーが父サンデーサイレンス15歳時、母スカーレットブーケ13歳時の産駒であるなど、父または母または双方が10歳を超えている時に生まれた子がほとんど。例外はトーセンジョーダン(父ジャングルポケットが8歳、母エヴリウィスパーが9歳の時の産駒)だけだ。

結論

 天皇賞(秋)で狙いたいのは、まずは「父が芝2400m・G1への高い適性を持っている」ことがマスト。父馬または母馬が10歳以上の時の産駒で、自身に芝2400mG1の実績があればベターだ。以上を前提に、次の2パターンであることも重視したい。

 (1)父がSS系×母父(ノーザンダンサー系がベスト)が相当な良血

 (2)父はSS系以外×母父はマイラー色の強いノーザンダンサー系という配合

 今年の登録馬のうち、まず父SS系を見ると、ジェンティルドンナは父7歳×母6歳と若い時期の産駒である点と、母父Bertoliniがスケール感に欠くことが気がかり。イスラボニータも父フジキセキが引っ掛かる。ならば父ステイゴールド(香港ヴァーズ1着)×母父Danehill、父15歳時・母10歳時の産駒、近親に豪G1馬がいて自身は日本ダービー2着というフェノーメノが上位。父ディープインパクト×母父Nureyev、母13歳時の産駒、近親にヴィルシーナのいるマーティンボロが穴。

 父SS系以外では、エピファネイアは母父がスペシャルウィークでマイナス。トーセンジョーダンの復活があるかどうか、といったところか。

【フェノーメノの血統表】

フェノーメノの血統表

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