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第148回 天皇賞(秋)特集 2013年10月27日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝2000m

連軸で面白いダノンバラード!

1)サンデーサイレンス系は連軸にとどめるべきかも

 過去10年、毎年必ず連対を果たしているヘイルトゥリーズン系。ワン・ツー・フィニッシュも6回を数え、天皇賞(秋)はこの系統のためのレースと化している感もある。

 だが下の表ように整理してみると、様相は違って見えてくる。サンデーサイレンス(SS)の直仔はすでに姿を消し、その後継種牡馬から出た天皇賞(秋)勝ち馬はブエナビスタのみ。シンボリクリスエス(2連覇)、ウオッカという歴史的名馬を出した「その他のヘイルトゥリーズン系」には注目すべきだろうが、SS系はあくまで連軸にとどめ、他の系統から勝負するという手が面白そうだ。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス産駒 3回 3回 2回
36頭
8.3%
16.7%
22.2%
サンデーサイレンス系 1回 6回 2回
34頭
2.9%
20.6%
26.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 2回 1回 2回
19頭
10.5%
15.8%
26.3%
ナスルーラ系 2回 0回 2回
27頭
7.4%
7.4%
14.8%
ノーザンダンサー系 1回 0回 0回
38頭
2.6%
2.6%
2.6%
ミスタープロスペクター系 1回 0回 2回
18頭
5.6%
5.6%
16.7%
その他の系統 0回 0回 0回
2頭
0.0%
0.0%
0.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)芝2400m・G1との関連性が深そう

 連対馬の父と芝2400m・G1との関係をまとめてみた。

1着馬の父 芝2400m・G1実績
KrisS 不出走(英ダービー馬輩出/父Robertoは英ダービー馬)
サンデーサイレンス 不出走(日本ダービー、オークス、ジャパンCの勝ち馬を多数輩出)
オペラハウス キングジョージ1着
タニノギムレット 日本ダービー1着
ミラクルアドマイヤ 不出走(兄は日本ダービー馬/父は凱旋門賞馬)
スペシャルウィーク 日本ダービー1着/ジャパンC1着
ジャングルポケット 日本ダービー1着/ジャパンC1着
King's Best 愛ダービー11着(英ダービー馬を輩出)
2着馬の父 芝2400m・G1実績
ダンスインザダーク 日本ダービー2着(姉はオークス馬)
アグネスタキオン 不出走(日本ダービー馬を輩出/兄は日本ダービー馬)
グラスワンダー 不出走(ジャパンC勝ち馬を輩出)
ゼンノロブロイ ジャパンC1着
ステイゴールド 香港ヴァーズ1着

 1着馬の父、2着馬の父とも意外と芝2400m・G1への適性が認められるラインナップ。昨年の勝ち馬エイシンフラッシュも日本ダービー馬だったわけだし、少なくとも純然としたマイラー/中距離型/ステイヤーはおらず、芝2400m・G1との関連性が薄ければ薄いほど天皇賞(秋)を勝つことは難しくなりそうだ。

3)SS系からの良血配合か、その他からのマイラー配合か

 以下は母父の系統別成績。数・率ともノーザンダンサー系が一歩リードしている。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 6回 4回 4回
58頭
10.3%
17.2%
24.1%
ナスルーラ系 2回 1回 5回
39頭
5.1%
7.7%
20.5%
ミスタープロスペクター系 1回 2回 0回
12頭
8.3%
25.0%
25.0%
サンデーサイレンス系 0回 1回 1回
36頭
0.0%
2.8%
5.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
4頭
0.0%
0.0%
0.0%
その他の系統 1回 2回 0回
25頭
4.0%
12.0%
12.0%

 父SS系から出た勝ち馬の場合、母父はSadler's Wells、ノーザンテースト、Caerleonとノーザンダンサー系の大種牡馬がズラリ。ヘヴンリーロマンスの母系からは種牡馬サウスアトランティックやオークス馬シルクプリマドンナらが出ており、ダイワメジャーの母はスカーレットブーケ、ブエナビスタの母はビワハイジ。ゼンノロブロイの母父Miningはミスタープロスペクター系でスケール感も劣るが、ゼンノロブロイの母ローミンレイチェルは現役時代に米G1を含め9勝をマークしている。父SS系なら良血配合を狙うのがセオリーといえそうだ。

 その他のヘイルトゥリーズン系から出た勝ち馬はシンボリクリスエスとウオッカで、いずれも母父はナスルーラからのライン。シンボリクリスエスの母Tee Kay、祖母Tri Argo、母父Gold Meridianの産駒らはマイル前後で活躍しており、ウオッカの母父はムーランドロンシャン賞のルション。この配合では「マイラー色」を重視したい。

 メイショウサムソンはオペラハウス×ダンシングブレーヴ(英2000ギニー勝ち馬)、カンパニーはミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト(フォレ賞)、トーセンジョーダンはジャングルポケット×ノーザンテーストという配合で、いずれも母父はノーザンダンサー系でマイルへの対応力をうかがわせている。

 唯一エイシンフラッシュは、King's Best(ミスタープロスペクター系/英2000ギニー勝ち馬)×Platini(アルヒミスト系/ミラノ大賞勝ち馬)という異色の配合だが、これもどちらかといえばマイラー寄りと考えていいだろう。

4)年寄りから天皇賞馬が出る?

 過去10年の勝ち馬は、シンボリクリスエスは父Kris S.が22歳の時の産駒であるなど、父または母または双方が10歳を超えている時に生まれた子がほとんど。例外はトーセンジョーダン(父ジャングルポケットが8歳、母エヴリウィスパーが9歳の時の産駒)だけだ。

結論

 天皇賞(秋)で狙いたいのは、まずは「父が芝2400m・G1への高い適性を持っている」ことがマスト。これを前提に以下の3パターンが考えられる。

(1)父がSS系×母父はノーザンダンサー系かミスタープロスペクター系で良血
(2)父がその他のヘイルトゥリーズン系×母父ナスルーラ系でマイラー色のある配合
(3)父がナスルーラ系かノーザンダンサー系×母父ノーザンダンサー系でマイラー色の強い配合

 パターン1合致馬の筆頭がジェンティルドンナだが、父7歳×母6歳と若い時期の産駒である点と、母父Bertoliniがスケール感に欠くことが気がかり。同じディープインパクト産駒でも、母(重賞ウィナー)が11歳時の子で、母父が米BCクラシック勝ち馬Unbridledというダノンバラードが上。ただし連軸までか。

 パターン2では、レッドスパーダは父がマイラーのタイキシャトルで圏外。

 結局パターン3およびイレギュラーな馬、つまりはトーセンジョーダンとエイシンフラッシュが残り、どちらかがこのレース2勝目をあげる可能性が高い、という雰囲気である。

【ダノンバラードの血統表】

ダノンバラードの血統表


<出走予定馬の血統的評価>

●B
エイシンフラッシュ、ジェンティルドンナ、ダノンバラード、トーセンジョーダン

●C
アンコイルド、ヴェルデグリーン、コディーノ、ジャスタウェイ、ダイワファルコン、ダークシャドウ、トゥザグローリー、ヒットザターゲット

●D
オーシャンブルー、トウケイヘイロー、ナカヤマナイト、フラガラッハ、レインスティック、レッドスパーダ

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