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第146回 天皇賞(秋)特集 2012年10月28日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝2000m

好走馬のパターンに合致!フェノーメノ

1)ヘイルトゥリーズン系の勝利数・連対数が他を圧倒

 過去10年、毎年必ず連対を果たしているのがヘイルトゥリーズン系。ワン・ツー・フィニッシュも6回を数え、さながらこの系統のためのレースと化している感もある。

 ただ、例によって「数で稼いだ」という印象も強い。またヘイルトゥリーズン系の中心を担ってきたサンデーサイレンス(SS)の直仔はすでに姿を消したし、その後継種牡馬から出た天皇賞(秋)勝ち馬はブエナビスタのみということもポイントとなりそうだ。

父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 8回 5回
70頭
5.7%
17.1%
24.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 3回 1回 2回
21頭
14.3%
19.0%
28.6%
ナスルーラ系 2回 0回 2回
26頭
7.7%
7.7%
15.4%
ノーザンダンサー系 1回 0回 0回
40頭
2.5%
2.5%
2.5%
ミスタープロスペクター系 0回 0回 1回
14頭
0.0%
0.0%
7.1%
その他の系統 0回 1回 0回
3頭
0.0%
33.3%
33.3%

 上記「その他のヘイルトゥリーズン系」から出た勝ち馬は、シンボリクリスエス(2連覇)、ウオッカという歴史的名馬。ブエナビスタも含め、このクラスの馬がいれば素直にヘイルトゥリーズン系/SS系を狙うべきだろうが、そうでなければ、ナスルーラからのラインやノーザンダンサー系も買えそうだ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)芝2400m・G1との関連性が深そう

 連対馬の父と芝2400m・G1との関係をまとめてみた。

1着馬の父 芝2400m・G1実績
サンデーサイレンス
不出走(日本ダービー、オークス、ジャパンCの勝ち馬を多数輩出)
KrisS.
不出走(英ダービー馬輩出/父Robertoは英ダービー馬)
オペラハウス
キングジョージ1着
タニノギムレット
日本ダービー1着
ミラクルアドマイヤ
不出走(兄は日本ダービー馬/父は凱旋門賞馬)
スペシャルウィーク
日本ダービー1着/ジャパンC1着
ジャングルポケット
日本ダービー1着/ジャパンC1着
2着馬の父 芝2400m・G1実績
サッカーボーイ
日本ダービー15着
ダンスインザダーク
日本ダービー2着(姉はオークス馬)
アグネスタキオン
不出走(日本ダービー馬を輩出/兄は日本ダービー馬)
グラスワンダー
不出走
ゼンノロブロイ
ジャパンC1着

 1着馬の父と2着馬の父の比較では、前者の方が芝2400m・G1への適性が上というイメージ。いずれにせよ芝2400m・G1との関連性が薄ければ薄いほど天皇賞(秋)を勝つことは難しくなりそうだ。

3)SS系からの良血配合か、その他からのマイラー配合か

 以下は母父の系統別成績。数ではノーザンダンサー系が圧倒的だが、率でいえばナスルーラ系とミスタープロスペクター系も負けてはいない。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 6回 3回 4回 61頭
9.8%
14.8%
21.3%
ナスルーラ系 3回 1回 4回 42頭
7.1%
9.5%
19.0%
ミスタープロスペクター系 1回 2回 0回 12頭
8.3%
25.0%
25.0%
ヘイルトゥリーズン系 0回 1回 2回 34頭
0.0%
2.9%
8.8%
その他の系統 0回 3回 0回 25頭
0.0%
12.0%
12.0%

 父SS系から出た勝ち馬の場合、母父はSadler's Wells、ノーザンテースト、Caerleonとノーザンダンサー系の大種牡馬がズラリ。ヘヴンリーロマンスの母系からは種牡馬サウスアトランティックやオークス馬シルクプリマドンナらが出ており、ダイワメジャーの母はスカーレットブーケ、ブエナビスタの母はビワハイジ。ゼンノロブロイの母父Miningはミスタープロスペクター系でスケール感も劣るが、ゼンノロブロイの母ローミンレイチェルは現役時代に米G1を含め9勝をマークしている。父SS系なら良血配合を狙うのがセオリーといえそうだ。

 その他のヘイルトゥリーズン系から出た勝ち馬はシンボリクリスエスとウオッカで、いずれも母父はナスルーラからのライン。シンボリクリスエスの母Tee Kay、祖母Tri Argo、母父Gold Meridianの産駒らはマイル前後で活躍しており、ウオッカの母父はムーランドロンシャン賞のルション。この配合では「マイラー色」を重視したい。

 残りの勝ち馬はオペラハウス×ダンシングブレーヴ(英2000ギニー勝ち馬)、ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト(フォレ賞)、ジャングルポケット×ノーザンテーストという配合で、いずれも母父はノーザンダンサー系、やはりマイルへの対応力をうかがわせている。

結論

 天皇賞(秋)で狙いたいのは、まずは「父が芝2400m・G1への高い適性を持っている」ことを前提に、以下の3パターンとなるだろう。

(1)父がSS系×母父はノーザンダンサー系かミスタープロスペクター系で良血
(2)父がその他のヘイルトゥリーズン系×母父ナスルーラ系でマイラー色の強い配合
(3)父がナスルーラ系かノーザンダンサー系×母父ノーザンダンサー系でマイラー色の強い配合

 パターン1に合致するのが父ステイゴールド(香港ヴァーズ勝ち馬)×母父Danehillのフェノーメノ。近親にジャパンC2着の香港馬インディジェナスがいる。

 昨年の勝ち馬トーセンジョーダンはパターン3。カレンブラックヒルは父ダイワメジャーの芝2400m・G1適性に疑問が残り、2着まで。エイシンフラッシュ、ルーラーシップは父ミスタープロスペクター系で割引だろう。

【フェノーメノの血統表】

フェノーメノの血統表

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