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天皇賞(秋)特集


東京芝2000m〔Bコース〕

コース図Bコース替わりも
馬場は内外良好

 本競走はBコースを使用。4回東京開催は前半6日間がAコース使用で、後半2日間がBコースを使用。したがって、今週からコース替わりとなり、内ラチ沿いから3m外側に仮柵(向正面は2m外側)が設けられている。よって、厳密には内よりも外の方が芝が良好なのだが、全体的に芝がきれいに生えそろっている秋開催なので、馬場状態による内外の差はほとんどない。そうなると、内々を通ってこられる馬の方が有利になる。04年や05年は外からの差し・追い込みがほとんど利かない状況だったし、昨年の優勝馬メイショウサムソンは1枠1番。当日の馬場の傾向次第ではあるが、改装後の東京芝コースは全般的に、内を通った馬が結果的に上位に来る、というレースが非常に多くなっている。

2コーナーまでの攻防がポイント

 スタート地点は1コーナー奥のポケット。約120m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。03年のコース改修の際には、若干外に膨れていたカーブを滑らかにし、リニューアルされたものの、依然として枠順は平等とは言い難い。2コーナーまでの距離が短いため、外枠を引いた逃げ・先行馬はすんなり内へと入れない。無理に内へ行くと、内側の馬を被せることになり、審議対象になる可能性がある。差し・追い込み馬にとっても2コーナーまでの攻防は気が抜けない。スタート直後は焦る必要はないが、馬群がゴチャつきやすいコース形態なので、不利を受けないようにしなければならない。行く馬と控える馬がハッキリ主張すれば、2コーナーを過ぎて向正面へかかってからは、縦長の隊列になりやすい。特に内側に逃げ・先行馬が揃った方がレースはしやすいはずだ。

レース写真(東京芝2000m)勝ちタイムはほぼ1分58秒台

 コース改修直後の本競走のペースは、03年は2頭の逃げ馬が激しく競り合い乱ペースとなり、それを中団で受けたシンボリクリスエスが1分58秒0のレコードタイムを叩き出して優勝。一転し、04年と05年は前半1000m通過が60秒を超えるスローペース。そして06年は1000m通過が58秒8、昨年は59秒6と年によってバラバラ。逃げ馬を中心にしたメンバー構成によりだいぶ左右される。しかし、緩いコーナーが2回で、終始スピードが出るコース形態であるため、11秒台から12秒台前半のラップが長く続くのが特徴。勝ちタイムは05年以外はすべて1分58秒台で、スピードの持続力が問われる。

理想のタイプはダイワメジャー

 淀みない流れを先行しつつ、さらに最後にピリっとしたいい脚を使えるダイワメジャーのようなタイプが最も力を発揮できる舞台。01年以前はメンバー中最速の上がりをマークした馬が勝つケースが多かったが、コース改修後はメンバー中上がり1位をマークして優勝を果たしたのは04年のゼンノロブロイしかいない。広々として長い直線のイメージとは裏腹に、直線に向くまでのんびり構えていては勝負にならない。勝負どころに至るまでに速い脚を使い、いいポジションにつけるのが理想。

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