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第59回 有馬記念特集 2014年12月28日(日)15時25分発走 中山競馬場 芝2500m

一年を締めくくる総決算 中山芝2500m〔Aコース〕

コース図(阪神芝1600m)

今年は4回中山開催のAコース

 今年は秋の中山開催がなかったため、年内最後は4回中山開催となる。ただ、有馬記念の時期は当然、例年と同じ。最終日に行われる注目の大一番だ。今開催は8日間通じてAコースを使用。芝はイタリアンライグラスによるオーバーシード。JRAの発表によると、第3回中山開催終了後、排水改良を目的に約39,000平方メートルの路盤改造工事(芝張り替えを含む)などを実施。8月上旬までに芝張り替えを終え、その後、散水や肥料散布等の生育管理に努め、10月上旬に洋芝によるオーバーシードを実施した模様。野芝及び洋芝とも順調に生育し、全体的に良好な状態とのことだ。ただ、先週は道悪競馬となり、時計もかかった。天候に恵まれれば馬場は回復し時計も戻るだろうが、レース当日まで馬場状態には注目したい。

 スタート地点は外回りコースの3コーナー手前。最初の4コーナーを目がけて緩い下り坂を約192m(Aコース時)走る。正面スタンド前で最初の急坂。1〜2コーナーの中間までは上り坂。その後は内回りコースに入り、向正面の直線は平坦。3〜4コーナーはスパイラルカーブで、緩い下り坂になっている。最後の直線距離は310mと、中央4場の中では最短。ゴール前には高低差2m強の急坂がある。

中山コースの適性が問われる

レース写真(中山芝2500m)

 内回りコースを使用し、最終的にはコーナーを6回も通ることになる。天皇賞(秋)やジャパンカップが行われる東京と比較すると、一気に小回りなコース形態へと舞台は移る。通常、有馬記念では前半500〜700mまでは速いペースで流れる。スタートしてすぐにコーナーに入るため、先行争いは激しくなることがある。

 その後はペースが落ちて、ゆったりとした流れになる。12秒台後半から13秒台前半の流れが400〜600mほど続く。残り1000mとなると、再びペースアップ。最後の直線距離が310mと短いため、最後の直線に入るよりもだいぶ前からスパートすることになり、隊列にも動きが出る。序盤から中盤のペースにもよるが、ラスト1000mは1ハロン12秒台前半から11秒台後半のラップが平均的に続く。

 コーナー部分で速い脚が必要となるため、瞬発力よりも末脚の持続力・器用さ・スタミナが問われることになるよって、東京の天皇賞(秋)やジャパンカップで要求される適性とはまた異なる。同レースで好走していてもここで好走できるとは限らない。また、東京でもう一歩足りなかった馬が、ここで息を吹き返すことが起こりうる。要は中山芝コースの適性が非常に重要だ。

好位抜け出しの先行馬が優勢

 過去10年の脚質別成績は、逃げ馬が【1.1.0.9】。好走したのは08年ダイワスカーレットと、04年タップダンスシチー。本当に力があって人気になっていた馬は好走しており、一概に厳しいとは言えない。主導権を握れるメリットはあると考えられる。

 そして先行馬が【4.3.4.29】、差し馬が【4.4.3.55】という成績。好走馬の数は全くの互角だが、勝率・連対率・複勝率すべてで先行馬が優勢。好位抜け出しタイプが有利なレースだ。追い込み馬は【0.1.2.37】。かなり厳しくなっているが、09年エアシェイディは11番人気、08年アドマイヤモナークは14番人気で激走しており侮れない。序盤は後方追走でもまくれる馬ならばチャンスはある。【1.1.1.1】で、13年は勝ち馬のオルフェーヴルを筆頭に上位3頭がこのタイプだった。

 枠順傾向としては1枠と3枠と5枠がそれぞれ2勝。中枠よりも内目の勝率がやや高い。ただ、6〜8枠もそれぞれ1勝。枠順の有利・不利はあまり考えなくてもいい。ただ、理屈では多頭数の大外は不利だ。

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