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史上屈指のレベルに挑む 2004年・第71回日本ダービーのレベルは、間違いなく近年でも屈指の高さ、恐らくは史上最高クラスだったといえるだろう。 出走メンバーは、後に世界を制することになるハーツクライ、天皇賞・春の勝ち馬へと成長するスズカマンボ、未来のマイル王ダイワメジャー、公営最強馬コスモバルク……。錚々たる面々だ。 これらを打ち負かし、この世代の頂点に立ったのがキングカメハメハである。 レコードでNHKマイルC制覇 欧米で幾多のスーパーホースを送り出している大種牡馬キングマンボを父に持ち、キャプテンスティーヴを破って米G1サンタアニタダービーを制したザデピュティを兄に持つキングカメハメハ。セレクトセールで8000万円を超える高値をつけたこと、雄大な馬体、調教での動きなどが話題を呼び、デビュー前から注目される存在だった。 デビュー後もキングカメハメハは期待に応えてみせた。2歳11月の新馬戦を差し切り、エリカ賞も快勝。明け3歳初戦の京成杯では3着に敗れたものの、すみれSは2馬身半差の勝利、毎日杯は好素質馬シェルゲームを力でねじ伏せての1着。さらにNHKマイルCでは、中団から唸るような末脚を繰り出してレースレコードをマーク、2歳王者コスモサンビームに5馬身もの差をつける完勝でGI制覇を果たしたのである。 驚異的なタイムで快勝 3歳マイル王に輝いたキングカメハメハが、次に定めた照準が日本ダービーだ。同馬を管理する松田国英調教師は過去にもクロフネ(NHKマイルC勝利、日本ダービー5着)とタニノギムレット(NHKマイルC3着、日本ダービー優勝)に同様のローテーションを歩ませており、この2つのレースを連覇することを目標としていた。キングカメハメハの日本ダービー出走は、悲願成就のための最大のチャンスだったのである。 結果、キングカメハメハが大偉業を成し遂げることになるこの日本ダービー、メンバーだけでなくレースそのもののレベルも史上最高クラスとなった。マイネルマクロスが1000m通過57秒6という驚異的なラップで飛ばし、これをキングカメハメハは中団から早めに捉えに行く。並の馬なら直線でバテてしまったことだろう。だがキングカメハメハは、先行勢を振り切り、追い込んだハーツクライも1馬身半後ろに見ての1着ゴール。2分23秒3のレコードタイムもマークして、堂々と頂点を極めたのであった。
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