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第1回はレベルの高い争い 古馬牝馬のマイル女王決定戦としてヴィクトリアマイルが誕生したのは2006年のこと。第1回のレースは、出走馬18頭中11頭が重賞ウィナー、4頭がオープン勝ち馬と、確かに古馬牝馬の一流どころが揃い、なかなかレベルの高い一戦となった。 桜花賞とNHKマイルC、2つのGIタイトルを持ち、2走前の高松宮記念2着、前走・阪神牝馬Sを快勝のラインクラフトが1番人気に推されたが、事実上これを上回る実績の持ち主、少なくとも同等との評価を与えられたのが2番人気のダンスインザムードだ。 古馬と渡り合ってきた良血馬 ダンスインザムードは、父がサンデーサイレンス、全姉がダンスパートナー、全兄がダンスインザダークという良血馬。デビュー4連勝で桜花賞を制した素質馬でもある。 オークス、秋華賞とも4着に敗れたが、アメリカンオークスでは2着と健闘、3歳牝馬の身で挑んだ天皇賞(秋)ではゼンノロブロイの2着、マイルCSではデュランダルの2着。4歳時の天皇賞(秋)でも3着と好走し、マイルCSでは4着、前走・マイラーズCがダイワメジャーの2着。途中ややスランプに陥った時期はあったものの、牡馬の一線級と互角の戦いを演じ続けていた馬でもあった。 間違いなくダンスインザムードは、牝馬の中ではトップクラスに位置づけられるべき存在だったわけである。 おてんば娘も大人になった 課題だった気性難も少しずつ解消され、そして迎えたのが第1回ヴィクトリアマイル。ダンスインザムードは、持てる力を十二分に発揮して勝利する。 最内1番ゲートからポンと飛び出すと、内ラチ沿いの好位5〜6番手をキープ。直線に入っても、そのままの位置でなかなか動こうとしない。鞍上・北村宏司騎手がようやくゴーサインを出したのは坂を上り切ってからだ。ギリギリまでガマンした追い出しが、素晴らしいラストスパートを生む。 アっという間に内から抜け出したダンスインザムードは、エアメサイアとディアデラノビアの差し脚を封じ込めての先頭ゴールを果たしのであった。 その後も、安田記念では牡馬に混じっての5着、ふたたび渡米してG3のキャッシュコールマイルを勝利、毎日王冠とマイルCSはダイワメジャーから僅差の2着と、力のあるところを見せたダンスインザムード。ヴィクトリアマイルの初代女王にふさわしい馬だったといえるのではないだろうか。
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ダンスインザムード|コイウタ |
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