セレクトセール2016

高額取引馬(1歳)

オーサムフェザーの2015(牡 鹿毛)

落札価格
2億6000万円
生年月日
2015年1月18日生
ディープインパクト
オーサムフェザー
母父
Awesome of Course
落札者
(株)KTレーシング
販売者
(有)ノーザンレーシング

オーサムフェザーの2015

父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、日本におけるG1勝利数は6世代で「32」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を6勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

母はブリーダーズCジュヴェナイルフィリーズ(米G1・ダ8.5ハロン)を制して米2歳牝馬チャンピオンに選出された。米フロリダで生まれ、通算11戦10勝。2歳5月のデビュー戦から休養を挟みつつ10連勝を飾り、引退レースのブリーダーズCレディースクラシック(米G1・ダ9ハロン)で6着と敗れたのが唯一の敗戦だった。3代母の父ヴェイグリーノーブルは父との相性がいい。

母の父はデピュティミニスター系で、米14戦5勝。重賞を勝った経験はない。ケンタッキーに比べると馬産のグレードが一枚落ちるフロリダで生まれ、同地で種牡馬入りした。競走馬時代の成績を考えると種牡馬としての成績は良好で、その代表産駒が母オーサムフェザー。他にも3頭の重賞勝ち馬を出している。名牝ストレイトディールを経て名牝ラトロワンヌにさかのぼる牝系は素晴らしい。

シャンパンドーロの2015(牡 鹿毛)

落札価格
2億3500万円
生年月日
2015年5月6日生
ディープインパクト
シャンパンドーロ
母父
Medaglia d'Oro
落札者
(株)キーファーズ
販売者
社台ファーム

シャンパンドーロの2015

父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、日本におけるG1勝利数は6世代で「32」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を6勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

母は現役時代にニューヨーク牝馬三冠のひとつエイコーンS(米G1・ダ8ハロン)やテストS(米G1・ダ7ハロン)など米23戦3勝。ベルモントS(G1・ダ12ハロン)を勝ったルーラーオンアイスを半弟に持つ良血で、近親にも多くの活躍馬が名を連ねている。アメリカ血統らしいパワフルな血統構成で、その父メダーリアドーロ、母の父サラトガシックスもダートのほうが合っている。

母の父は米国産。現役時代にアメリカでダートG1を3勝した。ヨーロッパで成功したサドラーズウェルズ系に属しているものの、代を経たことでその性質は薄れており、ダート向きの中距離種牡馬として成功している。米年度代表馬レイチェルアレクサンドラをはじめ毎年コンスタントに活躍馬を送り出している。日本ではメダリアビート、エーシンメンフィス、エーシンゴールドが代表産駒。

ドバイマジェスティの2015(牡 鹿毛)

落札価格
2億2000万円
生年月日
2015年4月20日生
ディープインパクト
ドバイマジェスティ
母父
Essence of Dubai
落札者
(株)ダノックス
販売者
ノーザンファーム

ドバイマジェスティの2015

父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、日本におけるG1勝利数は6世代で「32」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を6勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

母は米34戦12勝。米フロリダで生まれ、ブリーダーズCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7ハロン)を制し、米牝馬チャンピオンスプリンターに選出された。回転の速いピッチ走法を持続させる能力に長け、それが抜群のスピードを生み出していた。加えて、丸3年以上にわたってほぼ休みなく走った頑強さや、芝、ダート、オールウェザーを問わず勝利を挙げた万能ぶりも持ち味。

母の父は現在の米リーディングサイアーのタピットと同じく、プルピットを経てエーピーインディにさかのぼるサイアーライン。現役時代はノーフォークS(米G2)、UAEダービー(首G2)など4つの重賞を制し、引退後はベネズエラで4年間供用されたあと米フロリダ州に移った。その母の父サミングはベルモントS(G1)を制したスタミナタイプ。血統的には中距離も十分こなせる。

ベネンシアドールの2015(牡 鹿毛)

落札価格
1億9000万円
生年月日
2015年2月12日生
ディープインパクト
ベネンシアドール
母父
キングカメハメハ
落札者
(株)ドリームファーム
販売者
ノーザンファーム

ベネンシアドールの2015

父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、日本におけるG1勝利数は6世代で「32」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を6勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

母は不出走。トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯−G1など重賞4勝)、サイレントディール(武蔵野S−G3など重賞3勝)、ビーポジティブ(クイーン賞−米G3)の半妹にあたり、ヌレイエフ4×2というクロスを持っている。繁殖牝馬としては、フローラS(G2)とローズS(G2)を勝ったほかジャパンC(G1)でも2着となったデニムアンドルビーを産んだ。本馬はその全弟。

母の父は2010、11年のリーディングサイアーで、サンデー系が支配するわが国における最も優れた非サンデー系種牡馬。15年は二冠馬ドゥラメンテと桜花賞馬レッツゴードンキ、宝塚記念と天皇賞(秋)を勝ったラブリーデイが出現する当たり年となった。短距離王ロードカナロア、ダート王ホッコータルマエなど、配合次第でさまざまなタイプの産駒を出せるオールラウンダー。

シャムロッカーの2015(牡 鹿毛)

落札価格
1億7000万円
生年月日
2015年1月20日生
ディープインパクト
シャムロッカー
母父
O'Reilly
落札者
里見 治
販売者
(有)ノーザンレーシング

シャムロッカーの2015

父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、日本におけるG1勝利数は6世代で「32」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を6勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

母はNZ産。豪で18戦4勝。牝馬ながらAJCダービー(豪G1・芝2400m)、VRCオーストラリアンギニーズ(豪G1・芝1600m)を制し、豪3歳牝馬チャンピオンに選出された。シャムロッカーの半妹ロックディーヴァはARCサンラインヴァーズ(豪G3・芝2100m)の勝ち馬。19世紀からNZで続く牝系に属し、オセアニアならではの独特の血で構成されている。

母の父はNZ産。現役時代は快速で鳴らし、NZで6戦4勝。WRCテレグラフH(G1・芝1200m)、LEVRCベイヤークラシック(G1・芝1600m)を制し、NZ年度代表馬に選出された。種牡馬としても同国のリーディングサイアーに輝いており、「ディープ×オライリー」の組み合わせからはすでにファイナルフォーム(富士S−2着、阪神C−3着)が出ている。

ゼラスキャットの2015(牡 黒鹿毛)

落札価格
1億6000万円
生年月日
2015年4月17日生
ディープインパクト
ゼラスキャット
母父
Storm Cat
落札者
(株)ダノックス
販売者
社台ファーム

ゼラスキャットの2015

父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、日本におけるG1勝利数は6世代で「32」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を6勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

母はアメリカで1勝。産駒成績は上々で、米リーディングサイアーのタピットを父に持つタピキャットはフロリダオークス(米G3・芝8.5ハロン)を勝った。3代母トラックロバリーは米古牝馬チャンピオンに選出された名牝。「ディープインパクト×ストームキャット」の組み合わせは、エイシンヒカリ、キズナ、リアルスティール、ラキシス、サトノアラジン、アユサンなどが出るニックス。

母の父は米国産。現役時代はヤングアメリカS(G1・ダ8.5ハロン)を勝った程度だが、種牡馬となってから大成功を収め、90年代から00年代にかけてアメリカのトップ種牡馬として君臨した。産駒は芝・ダート兼用のマイラータイプで、アメリカはもとよりヨーロッパでも活躍。代表産駒ジャイアンツコーズウェイは欧州年度代表馬に選出され、米リーディングサイアーに3回輝いている。

ランニングボブキャッツの2015(牡 栗毛)

落札価格
1億4000万円
生年月日
2015年4月15日生
ヘニーヒューズ
ランニングボブキャッツ
母父
Running Stag
落札者
金子真人ホールディングス(株)
販売者
ノーザンファーム

ランニングボブキャッツの2015

父は米10戦6勝。ヴォスバーグS(米G1・ダ6ハロン)、キングスビショップS(米G1・ダ7ハロン)を制覇した。米供用時代に出したビホルダーは米2歳、3歳、古牝馬チャンピオンにそれぞれ選出され、米G1を10勝している。日本に入った同産駒はわずか14頭ながら、アジアエクスプレス、モーニンという2頭のG1馬を含めて重賞勝ち馬を4頭出している。芝よりもダートに向く。

母は米フロリダ州で誕生し、重賞こそ勝てなかったものの米31戦9勝という好成績を残した。繁殖牝馬としては朝日杯フューチュリティS(G1)を制して最優秀2歳牡馬に選ばれたアジアエクスプレスを産んだ。本馬はその全弟。父の代表産駒で我が国でG1を勝ったアジアエクスプレスとモーニンの2頭は、いずれも母方にコジーンを持っている。ここが配合上の鍵かもしれない。

母の父は現役時代、ヨーロッパでデビューしたあとアメリカに移籍し、香港やドバイにも遠征した国際派。ヨーロッパの芝でもアメリカのダートでも重賞を勝っている。ただし、G1では2着が最高で勝った経験はない。コジーン産駒でありながらピリッと切れる脚はなく、先行して粘るタイプだった。種牡馬としては2頭の重賞勝ち馬を出しているが、G1馬は出したことがない。

ミラクルレジェンドの2015(牡 黒鹿毛)

落札価格
1億4000万円
生年月日
2015年2月15日生
キングカメハメハ
ミラクルレジェンド
母父
フジキセキ
落札者
金子真人ホールディングス(株)
販売者
社台ファーム

ミラクルレジェンドの2015

父は2010、11年のリーディングサイアーで、サンデー系が支配するわが国における最も優れた非サンデー系種牡馬。15年は二冠馬ドゥラメンテと桜花賞馬レッツゴードンキ、宝塚記念と天皇賞(秋)を勝ったラブリーデイが出現する当たり年となった。短距離王ロードカナロア、ダート王ホッコータルマエなど、配合次第でさまざまなタイプの産駒を出せるオールラウンダー。

母はダート重賞路線で実績を挙げた。中央と地方を合計して25戦12勝。エンプレス杯(Jpn2)、クイーン賞(Jpn3)を勝った。このほか格付け前のJBCレディスクラシック(現Jpn2)を連覇した。東京大賞典(G1)などダート重賞を4勝したローマンレジェンドの4分の3姉で、2代母はターンバックジアラームH(米G3・ダ9ハロン)の勝ち馬。強力なダート適性を伝える一族だ。

母の父はサンデーサイレンスの初年度産駒のなかで最も素質に恵まれた馬で、朝日杯3歳Sを制して最優秀3歳牡馬に選ばれた。3歳春に屈腱炎を発症し引退を余儀なくされたのは痛恨だった。通算成績は4戦全勝。種牡馬としてはカネヒキリ、イスラボニータ、ダノンシャンティなど馬場や距離を問わず大物を送り出し、JRA勝利数は歴代の内国産種牡馬のなかでトップに立っている。

トップライナー2の2015(牝 鹿毛)

落札価格
1億2500万円
生年月日
2015年2月16日生
ディープインパクト
トップライナー2
母父
サンダーガルチ
落札者
Charles E. Fipke
販売者
(有)ノーザンレーシング

トップライナー2の2015

父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、日本におけるG1勝利数は6世代で「32」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を6勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

母は米国産。不出走だったため競走実績はないが、姉に2頭のG1勝ち馬(ステラージェイン、スターラー)がいる超良血馬だけあって繁殖牝馬として成功し、芝8ハロンのメイトリアークS(米G1)を勝ったスタービリング(父ダイナフォーマー)を出している。「サンダーガルチ×リローンチ×マジェスティックプリンス」という配合はパワーを帯びたスピード型のマイラー配合。

母の父は米国産。ケンタッキーダービー(米G1・ダ10ハロン)とベルモントS(米G1・ダ12ハロン)の米二冠を制覇するなど通算16戦9勝の成績を残し、米3歳牡馬チャンピオンに選ばれた。種牡馬としては米年度代表馬ポイントギヴンをはじめ多くのG1勝ち馬を送り出した。ダート向きだが、母の父としては芝短距離路線で活躍したエーシンヴァーゴウを出すなど芝でも結果を出している。

クリームオンリーの2015(牡 芦毛)

落札価格
1億2500万円
生年月日
2015年1月11日生
ディープインパクト
クリームオンリー
母父
Exchange Rate
落札者
里見 治
販売者
追分ファーム

クリームオンリーの2015

父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、日本におけるG1勝利数は6世代で「32」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を6勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

母はアメリカでダートのマイル戦を中心に15戦3勝。ステークス勝ちはあるものの重賞勝ちはない。「イクスチェンジレイト×タイムフォーアチェンジ」という硬めの血統ながら繁殖牝馬としてはまずまずで、本馬の全兄にあたるソールインパクトが東京スポーツ杯2歳S(G3)で3着となった。母の兄弟にいずれも米G3を勝ったエレクトリファイとロスコがいるが、G1級は出ていない。

母の父イクスチェンジレイトは「ダンジグ×シーキングザゴールド」というアメリカ血統で、3代母ベヴベヴは名繁殖牝馬ダンシングキイの4分の3同血にあたる。パワーがありタメの利く血統ではないので、基本的にはダートのほうが持ち味を活かしやすく、日本に輸入された産駒が挙げた11勝中9勝がダート。スピードがあるので短い距離なら芝もこなし、小回りコースのほうがいいタイプ。

※落札価格は税抜

ライタープロフィール

栗山求(血統評論家)

大学在学中の1989年に競馬通信社入社。血統専門誌「週刊競馬通信」編集長を経て、現在はフリー。血統関係を中心に執筆活動を展開中。

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