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第54回 トレセンまるごと満喫DAY!

2009/6/1(月)

5月に入って美浦トレーニング・センターでは、GI競走の公開調教イベントが毎週行われているが、大旨、評判が良いようだ。

そうした中でゴールデンウィーク期間中に実施している「トレセンまるごと満喫DAY!」は、特に若いファンにとってみれば是非参加してみたいイベントであろう。今年は5月6日に実施されたが、30名の定員に対し、620名を越す応募があったそうだ。20倍という倍率が高いのか、低いのか?これは感じ方の相違だが、内容から考えたら、私などはもっと倍率が高くなっても不思議はないような気がする。その1日を追ってみよう。

今日の1番人気、後藤騎手の愛犬
今日の1番人気、後藤騎手の愛犬
一卵性親子?誰が見ても間違いなく小林淳一騎手の血統とわかる
一卵性親子?誰が見ても間違いなく小林淳一騎手の血統とわかる
今日の最年長騎手、田中勝春騎手
今日の最年長騎手、田中勝春騎手
後藤VS武士沢、叩いて被ってジャンケンポン
後藤VS武士沢、叩いて被ってジャンケンポン
宮崎北斗騎手も罰ゲームの被害者に
宮崎北斗騎手も罰ゲームの被害者に
よーく見ないとわからないが、武士沢騎手
よーく見ないとわからないが、武士沢騎手
村田一誠騎手は罰ゲームでも主役
村田一誠騎手は罰ゲームでも主役
お別れに騎手も加わって集合写真
お別れに騎手も加わって集合写真

掲載写真 撮影:白川次郎

参加者の集合時間は午前8時。美浦トレセンの事務所前、必着が条件になっている。レギュラーの公開調教の場合は、馬場の開場時間にあわせて、現在なら午前5時であるが、この日はイベントの終了が午後3時の予定なので、3時間ほど遅目に設定されている。その御蔭で、たとえば東京方面からの参加者でも、公共の交通機関を利用してトレセンにやってこられるようになった。

簡単な説明と注意事項を聞いた後、早速、南のスタンドに移動、実際の調教風景の見学。開始から3時間近く経過しているだけに、さすがに調教している馬の姿はそう多くはないが、NHKマイルカップ出走組以外でも、翌週のヴィクトリアマイル出走予定の馬の姿なども、一部ではあったが見ることができた。ここ数年、関西馬の圧倒的な攻勢の前に、美浦ではせっかくの公開調教でも寂しい思いがあったのだが、今年は数の面でも大部違ってきていることが実感できる。

1時間ほどでスタンドを後にして、厩舎訪問に向かう。厩舎サイドからすれば防疫の面からも、又、競走馬の心理面からも、多くの人員を受け入れることには抵抗がある筈なのだが、今回、企画の趣旨に賛同し、快く受け入れてくれたのは、伊藤圭三、斎藤誠、手塚貴久調教師。10人ずつにわかれてそれぞれの厩舎で見学となったが、私は斎藤誠厩舎に同行して一緒に見せてもらうことにした。斎藤調教師は38歳、開業して4年目ながら、着実に成績を伸ばしているが、3人の調教助手の皆さんと共に暖かく迎えてくれた。イグゼキュティヴ、ツーデイズノーチスなど、今年もクラシックレースに参戦する若駒を抱えており、馬房の前で1頭ずつの特徴を聞きながら参加者は大喜び。鼻づらを撫でたり、助手さんからもらったニンジンを与えたり、なかなか体験できないことだけに、笑顔が絶えなかった。それぞれの馬の性格やエピソードは、やはり一番印象深いものであった。

30分ほどの楽しい時間であったが、厩舎の皆さんに送られて向かった先は坂路タワー。トレセン内でも有数の展望スポットである。晴れて空気が澄んでいれば、筑波山や牛久大仏、更に富士山の姿さえも見ることができるのだが、この日は生憎の曇り空、まして調教時間も終了しており、馬の姿も、バーコードつきのゼッケンも見ることはできなかった。南の調教コースに面したバルコニーから、広大な調教場、更にはその向うに広がるトレセンの全景を眺めただけで、早々に次の見学場所へと移動することになる。

再び南のスタンド近くまで戻ると、既に調教コースには1頭の馬の影さえ見えなくなっていた。そこで調教コースに足を踏み入れることができたのだが、一番外側にあるダートコースは、1周、およそ2100m。東京の芝コースとほぼ同じ大きさ。スタンド前から1コーナー、あるいは4コーナーを見やると、改めてこの設備の広大さが実感できる。参加者に人気があるのは、やはり美浦トレセンでしか見ることのできないニューポリトラックコースであった。手に取って素材を確認したり、クッションを実際に体感したり、写真を撮ったりと、それなりに楽しめたようであった。

さて、次の見学先は競走馬スイミングプール。ここも調教時間が過ぎてしまっていたので、実際に泳ぐ馬の姿を見ることはできなかったが、実際のプールの施設、更には利用状況、効果などの説明を受ける。今は、心・肺機能、筋肉を鍛える使い方よりも、馬の気分転換にプールが使われているという事実は興味深い。又、付随設備のウォータートレッドミル、これは水中ランニングマシンと言ったらよいだろうか。長いベルトコンベアが水中で動いており、スピードを変えたり、水流の速さを変えたりして負荷をかける仕組みになっているが、馬のトレーニング方法も段々、人間のアスリート並みになってきていることを実感する。

午前中最後の見学は、北馬場に設置されたゲート。実際にゲートの中に入ってみるとその大きさがわかるのだが、逆にその幅が意外に狭いものだということも実感する。経験の浅い馬の為に消音式の扉があったり、均一に開く仕組み、あるいは開いた扉がはね返ってこないような工夫など、スタート時の苦労話などを含めてスターターの説明に、参加者は真剣な表情で聞きいっていた。

さてこれからがお楽しみタイム。北馬場近くの乗馬厩に移動すると、そこには60人ほどが入れるテントが設営され、懇親会の準備が整っていた。そして後藤騎手や小林淳一騎手、北村宏司騎手、武士沢騎手が核となって席の配置や騎手の割り振りが決まっていく。そして的場騎手や丸田騎手、佐藤聖也騎手、伊藤工真騎手など若手騎手は、焼き肉を運んだり、焼きソバを運んだりと大活躍。始めのうちは何となく遠慮がちだったファンも、騎手の自己紹介をきっかけに、徐々に表情が明るくなり、三浦騎手や松岡騎手との写真撮影に満足していた。このイベントでは騎手の子供達も参加することがあり、今回は、小林淳騎手、村田騎手、土谷騎手の子供達も参加し、普段は見られない家庭の表情などが伺えるのも楽しい。又、犬好きの後藤騎手は愛犬と参加するのが常で、今年はフレンチブルドッグと共に参加、愛想のよいフレンチブル君に女性ファンの関心が集中し、今日一番の主役ぶりを発揮したような感じだった。

本来ならこの後は、騎手の指導の下に乗馬教室が行われる予定だったが、突然降り出した強い雨の為にやむなく中止。かわって室内でのゲーム大会となった。出席者の中では最年長と思われる田中勝春騎手も加わり、若手騎手の歓声を浴びていた。やはり最大の呼び物は罰ゲーム。粉の中の飴を口だけで探りあてなければならなかったり、ストッキングを顔に被って、手を使わずにひっぱりあったり、完全に童心に返った騎手の表情は、ファンの爆笑を誘っていた。

その後、騎手がそれぞれ持ち寄った、鞍や鞭、ゴーグル、ブルゾン、トレーナー等のプレゼントをわたされ、閉会となったが、騎手クラブが積極的にファンの中に入って行こうとする姿勢が伺えて、清々しい1日であった。

ライタープロフィール

白川 次郎 (しらかわ じろう)

1945年11月生まれ、高知県出身。元日本短波放送・ラジオたんぱ・ラジオNIKKEIアナウンサーで現在はフリーアナウンサー。ラジオNIKKEIにて『中央競馬実況中継』など、競馬番組を中心に担当している。また、関東地方の独立UHF放送局放送『中央競馬ハイライト』の土曜日キャスターとしても出演している。

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