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私の競馬はちょっと新しい
第57回 横浜DeNAベイスターズ 三浦大輔さん

「野球と競馬が積極的に交流して、お互いが良い方向に進んで行ければいいですね」
三浦大輔さん写真
1973年生まれ、奈良県出身。91年のドラフト会議で当時の横浜大洋ホエールズから指名を受け入団し、93年9月にプロ初完投・初勝利。98年には12勝を挙げ、横浜ベイスターズの優勝に大きく貢献した。また、2011年には現役のプロ野球選手として初めて中央競馬の馬主となり、翌12年6月には馬主としての初勝利を記録した。

馬主になって競馬の見方が一変

市丸: 買う馬は矢作先生に選んでいただいたのでしょうか?
   
三浦: 予算の範囲内で何頭かピックアップして
  写真を見せていただきました。
  その中で1頭、「これがいいな」
  という馬がいたのですが、
  それを言わずに女房に写真を見せると、
  ぼくが思っていたのと
  同じ馬がいいと言うんです。
  そして矢作先生も、
  その中ではこれがいいと思っていらして、
  3人とも意見が一致した馬が
  リーゼントブルースでした。
   
市丸: 最初に馬を見られたのはいつごろでしたか?
   
三浦: 1歳のときに、牧場に見に行きました。
  それからデビューするまでの流れなどは
  まったく知らなかったので、
  そこから育成に行き、デビューするまで、
  とても長く感じられました。
   
市丸: デビュー戦は11年11月の
  東京競馬場で2着でした。
  このときは、どちらでご覧になったのですか?
   
三浦: 競馬場に行きました。
  大井や川崎には行ったことがありましたけれど、
  中央の競馬場に行くのは初めてで、
  馬主席からどきどきしながら見ていましたね。
  まず馬券があった今までとは
  競馬の見方がまったく違って、
  「無事に」というのもありますし、
  「頑張れ」という気持ちもありますし……。
  よく子どもの運動会のようだと言いますけれど、
  すごくどきどきしました。
  これはいまだに変わらないですね。

三浦さんインタビュー写真7

市丸: ブルースはデビューから
  ずっとコンスタントに走っていますが、
  それでも変わらないですか。
   
三浦: 変わらないですね、
  テレビで見るときも、競馬場に行ったときでも。
  まだパドックにいるときはマシなのですけれど、
  本馬場に入ったくらいから、
  大丈夫かな、無事に帰ってきて欲しいな、と。
   
市丸: デビュー戦は松岡騎手が乗りましたが、
  確か松岡騎手も
  ベイスターズのファンだったと思います。
  この初戦はそういうご縁で?
   
三浦: そうですね、
  矢作先生と相談しながらですけれど。
  松岡騎手はブルースの初勝利の翌日に、
  横浜スタジアムにも来てくれました。

三浦さんインタビュー写真8

市丸: その初勝利はデビュー翌年、6月の7戦目で、
  前走から少し間隔が開いて7番人気と
  さほど人気はありませんでしたが……。
   
三浦: 人気はあまり気にしないですね。
  人気があろうがなかろうが、
  間違いなく馬券は買いますから、
  できれば人気はないほうが(笑)。
   
市丸: このときはシーズン中でしたけれど、
  レースはどちらでご覧になりましたか?
   
三浦: (ナイトゲームの)登板日だったんですよ。
  昼は娘のソフトボールの試合があって、
  息子と女房はその応援に行っていたので、
  ぼくは午前中、家でゆっくり
  グリーンチャンネルを見ていました。
   
市丸: 勝った瞬間は?
   
三浦: 女房にすぐ電話したのを覚えています。
  ぎりぎりの勝利だったので、すごく興奮して、
  試合中の娘にまで報告しましたから(笑)。
  また、みなさんに気にしていただいていて、
  いろいろな方からメールや電話をいただきました。
  中畑監督からも電話が掛かってきて、
  「夜も頼むぞ!」と言われましたね(笑)。
   
市丸: プレッシャーがかかりますね(笑)。
   
三浦: ふと「記者の方はみんなわかってるよな」
  と思ったら、
  すごいプレッシャーを感じるんですよ(笑)。
  これで打たれたら、
  なにを言われるかわからない、と。
  でも頑張らなければいけないですし、
  それで良い効果が出ればいいな、
  と思っていました。
  試合は接戦で終盤まで行って、
  交代したあとにチームは勝ちました。
   
市丸: その後もブルースは
  堅実に走ってくれていますね。
   
三浦: 飛び抜けたところはなくても、
  直線で抜かれてからも粘り強く、
  もう一度抜き返してくれたりとか、
  最後まで諦めないところは
  見習わないといけないと思っています。
  また、自分と似ている部分もありますね。
  ぼくはドラフト6位で、
  甲子園にも出ていなかったですから、
  地道に頑張っていれば
  いいことがあるものだと思っています。
   
市丸: リーゼントブルースは
  今年の1月と10月にも勝ちましたが、
  口取りには行かれましたか?
   
三浦: 2回とも行きました。
  1月は家族全員で京都に行っていたのですが、
  年明け早々、
  馬主席でみなさんから拍手をいただいて(笑)。
  10月のときも家族で行けたので、良かったです。
  計算してくれたのですかね、
  夏場も走っていますけれど、
  オフにぼくが行けるときには
  よく走ってくれています。

馬主になられて、野球界や、そのほかでも交流が広がりましたか?

「私の競馬はちょっと新しい」インタビュー一覧

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