市丸：それでは、よろしくお願いします。わたくし「アメトーーク！（テレビ朝日系）」が好きで、斉藤さんが出演された競馬の回も拝見しましたが、かなり競馬をやっておられる方だなあ、という印象を受けました。

斉藤：はい。もう競馬愛は尋常じゃないですね（笑）。

市丸：本日は競馬のお話しも思う存分していただこうと思います（笑）。その前に、まず芸能界に入られるまでのいきさつからうかがいたいのですが……、桐朋学園大学の短期大学部で、演劇を専攻されていたそうですね。

斉藤：高校で野球部に入っていて、１年のときには甲子園にも出場したのですが、そのころから俳優になりたいと思っていたんです。それで、高校卒業後は短大で俳優を目指す人たちと一緒に勉強をして、その後、文芸座に研修生として１年通っていました。ただ、座員として残るための査定に落ちてしまって、そこからはフリーターだったり、ニートでなにもしていないときもありました。

市丸：ただ、それから東京NSC（吉本総合芸能学院）に入られたのですね。

斉藤：さすがに「これではダメだな」と思って、実家に帰って営業のサラリーマンをしていました。ただ、上司に「あなた、この仕事楽しくないでしょう？　見ててわかる」と言われてしまいまして（笑）。その方は芸能事務所を設立していた方だったのですが、「あなた、おもしろいから吉本行きなさい」と薦めてくださったので、その翌日には締め切り直前だったNSCに願書を出し、そして会社には退職願いを出していました。

市丸：NSCは12期とのことですが、今年で何年くらいになりますか？

斉藤：５年目になります。

市丸：入られてすぐにトリオを組まれたのでしょうか？

斉藤：いえ、３組くらい解散していますね。「ジャングルポケット」は卒業間近に組ませていただきました。前のコンビ名は「キングカメハメハ」でしたね（笑）。

市丸：トリオ名は斉藤さんが提案されて、ほかのお二方が了解されたのですか？

斉藤：いえ、最終的にOKを出したのはわたしでしたけれど、名前を出してきたのは相方です。「馬の名前ってカッコイイよね」と。わたしは競馬大好きでしたし、もちろんそれでOKしました。